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これはね、涙しましたね。
彼女がそこにいて、そこで歌っているということが 既に感動でした。 三軒茶屋につくと、「譲ってください」のパネルをもつたくさんの人々。みんな必死でチケットを探している。 今回のビョークのジャパンツアーは東京3箇所のみ、それもすべてキャパ2000人程度の小規模な会場。 このことはビョーク本人が所望したことらしい。 幸い抽選で手にしていたチケットを片手にいざ会場へ。 注意書きには開演してからは自分の席に戻れなくなること(クラシックでは当たり前ですね)や、公演のタイムテーブルが書かれていました。この日は(他の日もおそらく同じだと思いますが)オープニングアクトを新作にも参加し共演しているモトマスが行いました。音響系のおもしろい音をきくことがでいました。医療器具のようなもので人体をさぐり、映像とセンサーに反応する音をシンクロさせたり、ハムスターケージをはじいた音をサンプリングしたり、最後にはビョークの歌声が流れるスピーカをバルーンにつけて会場に浮かべて…とお茶目なパフォーマンスも披露してくれました。 本編のビョークは2部構成で、メンバーはジーナ・パーキンズ(アコーディオン&ハープ奏者)、モトマス、14人の女性コーラス隊(私のつたないヒアリング力ではfrom Greenlandときこえたような…)、東京フィル・ハーモニーのみなさん。シンプルながらそれぞれの力がぶつかりあう迫力のあるステージでした。指揮者の入場とともにプロローグとして(?)のオケのみの曲からスタート。ステージ中央の暗闇にひとり椅子に座っていたビョークには粉雪のごとく紙吹雪が。 スポットがあたってやっとビョークの歌声が。(セットリストはよく覚えていないので分かり次第アップいたします。)マイクを握るビョークはステージを左右に行ったり来たり。独特の動きをしながら客席ひとつひとつをみるかのように歌っていました。白鳥モチーフの衣装をきたビョークはまるで少女のように無邪気でいて力強く(36才とは思えない。でも二の腕はかなり立派)、ささやくような声やこぶしのきいた高音には圧倒されっぱなしでした。 ヴェスパタインからの曲の他にもデビューやポストなどから懐かしいナンバーをとりいれていたので、かなりファン心理をとらえていたのではないでしょうか(笑)。 後半は赤のフラメンコのようなドレスに身を包んで登場。鈴がついているらしく、ステップを踏むたびに鈴の音が会場にひびきわたり、ライブと言うよりは演劇の一場面をみているような感覚でした。Hyper Balldの前奏がはじまると会場はわきあがり、そこからは一斉にスタンディングに。盛り上がるナンバーを続けて2部が終了。 アンコールではHuman Beingも披露。2度目のアンコールではメンバー紹介とともにハンドクラップをたくみに取り入れた新曲を披露。 私としてはかなり充実した公演でした。 途中の休憩時間にグッズを買えなかった人たちが寒空の中終演後に長蛇の列をなし、余韻にひたる光景が印象的でした。今回パンフレットは作っていませんでした。 たった6000人の人しかこの公演をみれないことがとても残念です。ぜひまた近い内に来日してくれくれることを切に願っています。 オフィシャル・ページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2001年12月11日 11時44分18秒
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