四十路の旅路

2017/02/18(土)16:17

四十路の旅路

執筆記録(5)

実に9年ぶりの投稿になる。まさか、このブログが残っているとは、想像もしてなかった。 おかげで過去の投稿を見ると、今さらながら学ぶことが多く、自分に感謝したい気持ちになる。 何より有難いのは、自分のなかで眠っていた気持ちが呼び起こされたことだ。 以前の自分には熱意があった、意欲があった。 それが月日が流れて、安住していたというか、忘れていたというか。 そうだったんだよ、俺は文章を書きたかったんだよ。創作をしたかったんだよ。 それに没頭する自分のことを、忘れておこうと思ったんだ。 なぜなら、一度やり出すと他のことを放棄してしまうから。 今になって振り返る。それだけ没頭できる環境に自分があったから、 放棄することも厭わない気持ちがあった。 でも、今は違う。若さに任せて自分の置かれた環境を投げ出す気は、毛頭ない。 いいんだ、それで。あの頃は没頭していてよかった。 今はそういう訳にはいかないけど、投げ出さずにやり続けることができる。 その自信があるし、責任もある。 「三十路の旅路」は、デタラメに歩くことでどこかに行きつくのが目的だった。 その役割は十分に果たした。 「四十路の旅路」はそれではいけない。 確実に目的を持って、自分の歩く早さで進むこと。人を見てうらやましいとか、 憧れるとか、そういうものに歩幅を乱されてはいけない。 「出来る以上のことは出来ない」、そんな当たり前のことに気づいたよ。 歩こう、少しずつ。 時々立ち止まるだろうけど、それも含めて自分の歩みだ。 四十路の路を行こうじゃないか。 もう派手ではない。勢いじゃない。 静かに歩くのが、この路には相応しい。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る