|
カテゴリ:カテゴリ未分類
東京タワーや東京駅駅舎、浅草寺、六本木ヒルズ、 レインボーブリッジなど、東京の夜を彩る ライトアップを数多く手掛ける女性がいる。 その女性は日本人初の照明デザイナー・石井幹子 さんである。日本で初めて都市や建造物を ライトアップするという概念を持ち込んだ。 彼女のライトアップ作品は、よみうりランドや 恵比寿ガーデンプレイス、横浜ベイブリッジ、 明石海峡大橋、大阪城、姫路城、大阪市の 長堀シンボルロード、函館市の ファンタジーフラッシュタウン函館など、 挙げればきりがないほどである。 また、フランスのエッフェル塔やハンガリーの エリザベート橋、ドイツのブランデンブルク門など、 日本のみならず世界各国で活躍している。 彼女は日本照明賞や東京都文化賞、紫綬褒章など 数々の賞を受賞し、照明デザイン・ライトアップの 第一人者とされる。彼女がこれまで手掛けてきた ライトアップは2000以上にもなる。 彼女のライトアップには見る人を魅了する驚きの テクニックが隠されている。例えば、 東京・銀座の歌舞伎座では、2013年にリニューアル した際に照明を彼女が手掛けたが、 一度見ただけでは気付けないテクニックがある。 それは365日違う白の色で染めていることである。 夏は涼しさを感じさせるやや青い白で、 冬は少し赤みのかかった白で暖かみを演出している。 徐々に色を変化させることで日本の四季を表現している。 また、2012年に完成した東京湾に架かる 東京ゲートブリッジにもテクニックがある。 普通だと橋柱の外側の面をライトアップするが、 東京ゲートブリッジでは柱の横方向の面を ライトアップしている。これにより普通は見えない 奥の柱も見えるため、より立体的な光景となっている。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月06日 05時28分58秒
コメント(0) | コメントを書く |