2019/09/05(木)21:25
そして…【写真】
偶然出会った天狗さん達に鬼を追い出してもらった。
『滝行』
滝行は物凄い体験だった。
夏なのに凍てつくような水流である。
すぐに頭も体も全身が痺れた。
体の芯を叩かれているような物凄い水圧である。
立っているのもやっとである。
そのフラつきは体の問題なのか心の問題なのか。
天狗さんの一言一言が身に沁みた。
「感謝の心がない人」
日頃から感謝はしているつもりだが心から感謝しているだろうか。
感謝の気持ちをしっかり伝えられているだろうか。
改めて考えると形だけの感謝かも知れない。
反省…。
「悪口ばかり言っている人」
人前ではあまり言わない方だが自分で飲み込んでいるなぁ。
あるのはある。
反省…。
「物事を恨んでばかりいる人」
何かあった時に周りのせいにしてしまうことが多い。
反省…。
「怒ってばかりいる人」
顔に出てしまうなぁ。
反省…。
「嘘をつく人」
嗚呼、小さな嘘から大きな嘘まで…。
多かれ少なかれ嘘はついてしまう。
良かれと思ってつく嘘も必然的な嘘もあるけれど。
それも言い訳か。
反省…。
そして、極めつけは、
「最悪なのはその反省がないこと」
反省しているつもりでも行動に変化がない。
即ち心から反省していないのではないか。
自分では反省しているつもりなのだが…。
思いは逡巡するが、あまりの水圧と水温と水流で、
頭も体も痺れ、その内に思考することさえできなくなった。
やがて「無」になった。
一筋の光が射したかと思ったら突然の雨である。
そして、何事も無かったような青空が広がった。
鬼は追い出せたのだろうか。