「Vフォー・ヴェンデッタ」
「Vフォー・ヴェンデッタ」http://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/映像クリエーターにとって、これほどやりがいのある仕事は久しぶりなのでは?独裁国家となった近未来の英国が舞台。圧制によって国民は政府を恐れる。が、「V」は政府に公然と反旗を翻す。それは11月5日の事である。11月5日は英国にとって、とても特別な日である。英国では毎年盛大に花火をあげるそうだ。その日は、1605年に国王ジェイムズ1世の暗殺未遂事件があった日なのである。犯人は絞首刑。国王の無事を祝い花火を打ち上げる日になったそうだ。これを「V」が独裁国家に対して、マネをする。しかし、現代においてこの手法はテロそのものを連想させる。「暴力には暴力を!」テロリストを擁護するようで、微妙なストーリである。しかしそこは、「ウォッシャウスキー兄弟」率いる「マトリックス」のクリエーターである。期待どおりに派手にやってくれています。