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January 12, 2005
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カテゴリ:読書
バタイユの『文学と悪』をきっかけに読み始めた『嵐が丘』
ヒースクリフとキャサリンの魅力にやられてます~。
ちとクサい事言っちゃうと、悪党ヒースクリフは、一生涯一人の人を強く愛したんです。物凄く確かな愛。この同じ魂を持つ者同士の愛は、単なる男女の恋愛を超えた、物凄く強い愛だと思いました。素敵です。

この小説は、恋愛だけでなく、例えばガルシア=マルケスの『百年の孤独』のような、何代かに渡る物語の魅力もあるし、(しかも親の名前を子につけるとゆーややこしさも…『百年の孤独』のややこしさには遠く及びませんが。) 物語の構成の見事さ、映像的な描写、リントン家、アーンショウ家との対比などなど、もうとにかくあらゆる魅力がつまっているんです。

百年の孤独( 著者: ガブリエル・ガルシア・マルケス / 鼓直 | 出版社: 新潮社 )
百年の孤独( 著者: ガブリエル・ガルシア・マルケス / 鼓直 | 出版社: 新潮社 )

ぐいぐいと惹き付けられて読めちゃいます。
これ、1847年に書かれてるんですよ。すごい。すごすぎる。訳者も書いてますが、

<<すぐれた古典は古びないというが、『嵐が丘』という小説は不朽であるどころか、時代とともにますます新しくなっている。>>

は、まさにその通り。

ココで私、ヘッセの『デミアン』を引用したんですが、ヒースクリフが好きになれたら、ヘッセの『荒野のおおかみ』もイケるかもしれません。
アウトサイダー的な魅力も自分にはとても強く感じられました。

あと、ジョウゼフも好きですね~。(笑)

これもまた長くなりそうなんで、詳しい感想は後日(多分明日) 書きたいと思いますです。

ちなみに、新潮文庫、鴻巣友季子・訳で読みました。1963年生まれの若い方ですね。2003年の訳なので新しいです。違和感なく読みやすかったです。

嵐が丘(上) 岩波文庫 河島弘美 訳
嵐が丘(下) 岩波文庫 河島弘美 訳

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Last updated  January 13, 2005 11:10:57 PM
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Re:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   哲0701 さん
「嵐が丘」は新潮文庫で田中西二郎の訳です。
最後に作品年譜がついています。

おお、なるほど、「百年の孤独」と類似点が
ありますね。なるほど!教えていただき、
ありがとうございます。
でも、これ新装版では読んでいないのですよ。 (January 13, 2005 11:55:14 PM)

Re:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   とこみん さん
う~ん、も~お~~、「百年の孤独」も積読状態。
また読まなくっちゃあ~。
(January 14, 2005 03:17:06 PM)

Re[1]:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   SEAL OF CAIN さん
哲0701さん
>おお、なるほど、「百年の孤独」と類似点が
>ありますね。なるほど!教えていただき、
>ありがとうございます。

いえいえ。共感して頂いて良かったです~。ホッ!

>でも、これ新装版では読んでいないのですよ。

っつー事は、もしや家系図がないヤツですか?
私がこれを読もうとしてた時に、絶対家系図のついてる新しいのを読めと友達に言われて助かりましたです。(^^;) 家系図ナシで読んでえらい苦労した友達が数名。うちの母も大昔に読んだらしいから、大変だったみたいです。
家系図あってもややこしっすよね。 (January 14, 2005 06:59:58 PM)

Re[1]:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   SEAL OF CAIN さん
とこみんさん
>う~ん、も~お~~、「百年の孤独」も積読状態。
>また読まなくっちゃあ~。

この小説、上に書いたように、名前がすっっっごくややこしいんですが、絶対オススメですよん♪
大大大好きな小説です!
最初のとーちゃんとインディアン(だったけ?) の友人が好きだにゃー。 (January 14, 2005 07:03:22 PM)

Re:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   Donna Lee さん
この小説の自然描写が好きです
特に冬の、いかにも寒々とした様子が。。。。
ラフマニノフのピアノコンチェルト第3番がBGMにぴったりだったりします (January 14, 2005 09:36:12 PM)

Re[1]:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   SEAL OF CAIN さん
Donna Leeさん
>ラフマニノフのピアノコンチェルト第3番がBGMにぴったりだったりします

お~っ! 流石!
ラフマニノフ、いいですね~。と言いつつ、曲わかんないんですが(汗汗)、聴きたいです~。

さっき、これのつづきで、キャサリンがスカーレット・オハラを連想させると書いたんですが、広大な地と言う、全体的なイメージも、風と共に…に似ているかも~と思いました。 (January 15, 2005 12:55:35 AM)

Re[2]:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   哲0701 さん
SEAL OF CAINさん
>っつー事は、もしや家系図がないヤツですか?

-----

そうなんです!
実に苦労しました。
この本の思い出の半分は、その苦労です(おおげさ!)
(January 15, 2005 01:34:00 AM)

Re[1]:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   ヨウヨウ さん
Donna Leeさん
>ラフマニノフのピアノコンチェルト第3番がBGMにぴったりだったりします
-----
ラフマニノフ!が合うんですね。
絶対カインさんも聴いたことがあるハズですよ~私が知ってるくらいだから。

実は息子が大好きな曲で!指揮者のように(パンクスのように?)頭を激しく振りながらいつも聴いてたんです。そんな彼のために映画「シャイン」を借りて観ました。思いのほかよかった~(涙)話がズレズレでごめんなさい!

家系図を理解するって大変ですよね。
哲さんはご自分で書き出して読んだのかも~。凄!
(January 15, 2005 10:14:21 AM)

Re[2]:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(01/12)   SEAL OF CAIN さん
ヨウヨウさん
>実は息子が大好きな曲で!

趣味の良い息子さんじゃ!

んで「シャイン」は昔観て、私も良かったと思った記憶があります~。シャインでかかるんですね。また観たいにゃー。

父のCDからラフマニノフ探してみよっと♪ (January 15, 2005 05:25:47 PM)

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