エデンの南

2006/03/01(水)23:41

大島渚『愛と希望の街』

映画・TV(418)

ちょっと前に、夜中にNHK-BSで、大島渚とか吉田喜重とか篠田正浩をやってまして、録画して少しづつ観ました。 その中でも、この『愛と希望の街』と、篠田正浩の『涙よ、獅子のたて髪に』が良かったです。印象に残りました。(ちなみに『涙…』は寺山修司が共同脚本で参加してます。) 『愛と希望の街』ですが、これ、内容からしてこのタイトルがどうも違和感があったのですが、皮肉なのか?とか思ったのですが、密林.comのカスタマーレビューに、このタイトルが付いた経過を詳しく書いてくれています。 『鳩を売る少年』がいちばんぴったし来ると思うのだが…。 ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000ECY2DU/qid%3D1140357585/250-2673293-3731466 そして、これって大島渚のデビュー作なのですね。 次の週に『青春残酷物語』が放映されたのだけど、『愛と…』の方が断然良かったです。『青春…』はもろフランスヌーヴェルバーグのパクリっぽい感じが。終わり方も予想ついたし。 『愛と…』の方は、いい意味でパゾリーニに通じるものがあるような。 鳩を売る少年と、それを買う少女との話で、(リンク貼れましぇんが) 上に書いたア●ゾンのカスタマーレビューで実に見事に書かれていて、それを読んでいただければ、私は書く事がにゃいぞよ、って感じなのですが、つけ加えるならば、鳩を買う少女とその兄の胸くそ悪くなる偽善者的残酷ぶりが実に見事。 いかにも親切ぶったその内心では、施しをする自分に酔い、少年が貧しさゆえにどうしようもなくやった事に、そうせざるを得なかった事に、怒り、ラストにはその偽善の化けの皮がはがれ、実に残酷極まりないです。 あまり知られてない気がする作品ですが、私が観た大島渚作品の中では、いちばん良いかもしれないです。…って、まだあんまし観てないですけどね。 ATG特集も見てねん。 *あー今日も遅くなってもーた…もーれつな眠気に襲われ、電車で座れた時にはもう本読めねー…な私に応援の1クリックをお願いしますっっっ ! なんかほんっとーに時間が足りにゃいんだよなあ。もっと余裕がほすぃ~ 愛と希望の街 大島渚 DVD-BOX(1) ■収録内容 「愛と希望の街」(1959年) とある駅前で、金が要るから鳩を売ると言う正夫に同情した京子は、鳩を700円で買った。だが、正夫の商売は、鳩が巣に戻るという習性を利用した巧みな金儲けで…。 「青春残酷物語」(1960年) 女子高生の真琴は、街へ遊びに出ると、車を持つ男に声をかけて家まで送らせていた。そんなある日、外車に乗る中年男にホテルへ連れ込まれそうになった真琴は、大学生の清に助けられ…。 「悦楽」(1965年) 匠子のために人殺しをした過去を持つ脇坂は、匠子の結婚話に大きなショックを受ける。そんななか、かつての殺人事件を目撃した役人が脇坂の前に現れて…。 ♪愛のコリーダー♪ クインシー・ジョーンズ/愛のコリーダ(でかジャケ) 楽天イーグルス応援Special!最大10倍ポイントアップ祭【楽天市場】3月1日(水)23:59まで。 ホワイトデー特集2006 ★花粉のつらい季節…花粉症アイテム大量アップ★ 【共同購入】 6日間の限定復活! シンデレラになろう♪ プリンセス福袋 【送料無料】キレイは続く♪ハッピーシンデレラ福袋【第18弾】 新春福袋、最大2万円相当!ローヤルゼリーやプロポリスが入っている物も…【伊豆自然郷ハチミツ詰め合わせセット

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