2007/10/20(土)18:26
【本】『2001年宇宙の旅』その1
がわかる本 を読んで、かなり腑に落ちた、キューブリックの名作映画『2001年宇宙の旅』。
原作本は、映画の製作と同時進行であったという異例の作品です。
著者はアーサー・C・クラークですが、正しくはキューブリックとの共同作だと思います。
映画の理解を深める為に、随分前から読もう読もうと思いつつ、未読だったのですが、映画本の読書が続いている中、『がわかる本』もきっかけとなり、読んでみました。
訳者あとがきで紹介されている、映画のコンセプト作りに協力した物理学者フリーマン・ダイスンの述懐によりますと・・・
映画を見たあとで、わたしはアーサー・クラークの本を読んだ。これは読みだしたらやめられない、知的にも満足のいく本で、緊迫感と透明感は映画の比ではなかった。映画では雲をつかむような不可解な部分、とりわけ発端と結末が、本でははっきりと納得がいくように説明されていた。
発端と結末、全くその通りなのであります。
が、結構私には意外にだるい読書なのでした。(^^;)
ストーリーを読み進むというよりは、説明を読んでいるみたいな感じでして、ちと苦手。
しかし、『