ぱんとこのおうち。

2006/02/23(木)04:15

トリノ女子フィギュア☆荒川静香*村主章枝*安藤美姫がんばれ!!

注目☆(16)

今日は早朝から大興奮でした。 フィギュアのファンとしては、 数年前からの採点方式の変更に、割り切れない思いを抱き、 スポーツ報道のあり方にますます疑問を強め、 これまでそのことは日記にも書かずに、 何だか複雑な気持ちで、選手達を追っていました。 こんなに緊張してドキドキしながら見たショートプログラムは ありませんでした。 でも、選手達はやってくれましたね。 なんだか気持ちが晴れました。 荒川静香さん、すごかった!!! 物凄く綺麗だった。 内からにじみでるような美しさ。 スケーティング技術も素晴らしい。 エッジが深い、のびのある滑り。 佐藤さんもおっしゃってましたが、 私も、荒川さんの演技の方が、スルツカヤ、コーエンさんより良かったと思います。 いずれにせよ、僅差で3人が並んでいるので、 ホント、たぶんジャッジも誰を1位ととるか、というのに悩んだと思います。 でも、ちょっと正直言って、 やっぱりこの世界は、欧米の選手を上に見るところがあるので、ちと悔しかったですね。 まだ、国際スケート連盟のサイト、ジャッジ一人一人の点数は出ていませんが、 あとでチェックしたいな。 荒川を1位とジャッジした人もいるんじゃないかな~。 これまでの経緯もあって、 スルツカヤさんに金をとらせてあげたい気持ちもあるんですけどね・・。 ちょっと彼女の今季のプログラム、 難易度は高いけど、ちょっと単調に感じてしまいます。 一つ一つのエレメントもきっちり決めてきてると思うんですけど、 なんか決め方が意外に大味というか。 もともとそういうところがあるんですけど。 その辺りは好みの問題かなとは思うんですが。 コーエンはバレリーナみたいにポジションが綺麗ですね。 クリスタルのような演技。 ジャンプも高さはないけど、回るスピードが速い。 すごい身体能力なんだと思います。 これまでは、どこか弱さを感じさせられる選手でしたが、 今季は自信をもって臨んでていいと思いました。 エレメンツのアピールの仕方が上手ですね。 そこは日本選手も学ぶところが多いかな、と思うところ。 その一方で、そのアピールの仕方は、 下手すると味がなくなる面もあって、キワキワですね。 好き嫌いのわかれるところかな・・。 そして村主章枝さん。 いい顔して滑ってましたね。 今季は故障で本当に心配しましたが、 きっちりピークをオリンピックに持ってくるあたり、流石です。 日本の女子フィギュアの出場枠を3名にまで一つ一つ増やしてきたのは、 村主さんですから。 日本女子フィギュアの地位を世界の中で高めてきた貢献者。 荒川さんにしろ、村主さんにしろ、 フィギュアに対する姿勢が本当にすごいですよね。 ちょっと、他の選手とは格が違うと思います。 で、今回の演技ですけど、 本当によかった!!! 欲を言えば、 本来の村主さんの滑りに比べると、少し小さめな気もしたかな。 もともと、スケーティングが凄く速くて確実な人なので、 今回のスケートが他の選手に比べて遅かったわけではないのですが、 本来もっと速いから、そこが少し惜しかったかも。 でも、十分見応えがありました。 得点が出たとき、正直、もう少し出てもいいかな、という気がしましたね。 うーん。ビールマンを入れたら少しあがったのかもしれんけど。 それか、村主さんにしてはスピンの速さがもの足りなかった点はあるのでそこかな。 新採点システムって一体、という気がする点ではありますが。 でも、5コンポーネンツはやはり、トップ4名がダントツでした。 そこはジャッジも譲りませんね(笑) さて安藤さんですが、 あの年齢で、初めてのオリンピックで、よく頑張ったんじゃないかと思います。 私的には、まだまだこれからのスケーターで、 今回の点数も、少し高めに出てる気がして、あれあれ?という感じですが。 たとえばリアシェンコより上にはちょっと思えないんですけどね。 大きめのミスが2つありましたが、それ以外にも、 スピンの回転軸とか、ごく基礎的なところで細かいミスがわりと多いんですよね、彼女。 エレメンツを綺麗に決めよう、という意識が微妙~に足りない、 と常々思ってたんですけど、 でも、いいです。 今回は、なんだかのびのび滑ってたから。 いい顔してたと思います。 もっとスケートに対して意識が高くなってくれたら、 きっともっとのびるだろうと、期待しています。 これまでいろいろ言われて、本当にたいへんだっただろうに、 3人とも、本当によくやったと思います。 フリー、期待したいですね!! 今回のオリンピック派遣について、 中野さんや、浅田真央さんが入れないことについて、いろいろ言われてたけど、 なんか、外野がどうこういうことではないのではないかと思います。 一応、もともと言ってた基準にのっとっていたしね。 中野さんは急成長してきたけど、今回はしかたないと思います。 だけど、なんか、報道上の扱いがよくないなあ。。。。気の毒。 そういうのに振り回されず、無心にスケートに向かってほしいです。 そして浅田さん。 私は今回行かなくてよかったんじゃないかと思います。 ジュニアでアレは本当に凄いことなんですよ。たしかに! そして、新採点システムだと、確かに点数が出る面はあるとは思うんです。 でも、スケート技術の質やエレメンツの決まり具合は、実はまだこれからの選手。 荒川・村主と比較されること自体がちょっと不思議。 元世界王者ヤグディンや山田コーチ自身も「まだ子どもの滑り」と評している通りだと思います。 そういう点で、通常の世界大会よりも選手がどっと集まるオリンピックの舞台で、 スケート技術の質を厳しく問われる段になると、ちょっとわからないなという気がします。 浅田選手には、本当にこれからもっと、一皮も二皮も向けて欲しいですから。 アレにスケーティングの質的な面が向上すれば、本当に凄いと思います。 期待したいですね。 とにかく、頑張っている人を、こきおろしたり そういうのだけはやめて欲しい。 われわれは、メダルに感動してるわけではないはず。 選手が自分の力を発揮しようと頑張る姿に、 何かを教えられる気がして、 尊敬もし、励まされるんだと思います。

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