stage44 母さんの匂い冥府蛙の卵を吸引し続けているトラベリオン。スモーキーがもうウンザリしているようですが、翼や麗達がトードを倒すまでは作業を続けるそう。 「母さんをこんなところへ閉じ込めやがって!!勝手にコレクションなんかにしやがって!!」 一方マジレンジャーはトードをマジレジェンドで攻撃してダウンさせ、深雪を奪い返します。 「麗姉、母さんの目が覚めたら何て言う?」 「何だろう…。『久しぶりだね』とか、『体大丈夫?』とか難しいよ。一杯ありすぎて」 「俺はもう決めてる」 マジレジェンドの両手で持ち上げ、最初に何て言おうか考えていますが、その間にトードが復活して再び深雪を取られてしまいます。 トードは口から何か吐き出してマジレジェンドを攻撃、マジレジェンドが倒れた隙に別の空間に逃げてしまいます。 ブレイジェルがワイバーンと戦っています。 ワイバーンは攻撃の手を休めません。 マジレジェンドは閉まりかけている別の空間への入り口を無理やりこじ開けてトードを追跡します。 別の空間は地上に似た景色で、森とか海とかあります。 海に隠れていたトードから奇襲を食らうマジレジェンド。 マジレジェンドは一旦分離してトードをかく乱しつつ反撃、そして再度合体して今度はスクリューカリバーで斬り付けます。 マジレジェンドはトードの手首を押さえつけ、深雪を離させようとしますが、トードは舌を伸ばして持っていた深雪を掴んで放り投げ、口から何か吐き出して爆破させてしまいます。 「嘘でしょ…」 「爆発して消えちゃった…」 「そんな馬鹿な…」 「んなはずねえよ。んなはず…」 「ふざけんな…。ふざけんなぁぁぁ!!」 深雪を守りきれなかった事でショックを受け、変身解除して泣き崩れる小津兄弟。 ワイバーンと戦っているブレイジェル。 ブレイジェルが押しているため、ワイバーンも本気を出すと宣言しだします。 しかしダゴンが制止し、ティターンを戦わせると言い出します。 ン・マの魂を差し出せば戦わずに済むと言って、交渉を試みるティターン。 しかしブレイジェルはこれを拒否し戦闘に入ります。 ティターンはかなりの実力を隠し持っているらしく、ブレイジェルも剣を交えた手ごたえから、その力を警戒しているようです。 ワイバーンはティターンの実力を知らなかったようです。 「あと、少しだったのに…」 「助けられなかった…母さんを」 「もう見られないの?あの笑顔を…」 「そんな…そんな…」 「いつだってお母さんは私達に笑顔をくれた…」 「悲しい時も怒った時も」 「最後は必ず笑顔をくれたわ」 「だから俺達、ここまでこられたのに…」 しばらくへこたれていた小津兄弟です。 「俺は諦めねえ」 翼が何か思いついて突然立ち上がります。 翼は魔法(マジーロ・マジカ)で匂いを視覚化して深雪の匂いを探し始めます。 「何なの、翼ちゃん?」 「感覚を研ぎ澄ます呪文で何を見るっていうんだ?」 「母さんの匂いを探してるんだ。俺が信じてる通りだとしたらきっと何とかなる。可能性は自分で作るもんだろ?」 残りの小津兄弟も同じように匂いを探し出します。 冥府蛙の卵の処理をせっせとしているトラベリオンを背後から攻撃するトード。 トードにデストラクションファイヤー逆噴射を試みるヒカルですが、冥府蛙の卵を吸い込み過ぎて窯がいかれたとの事で、不発に終わってしまいます。 深雪の匂いを探している小津兄弟。 麗が上空を指差し、キラキラ光る物を見つけます。 「思った通りだ。まだ母さんは生きてる。やっぱり父さんの魔法で守られてるんだ」 翼に拠れば深雪は勇の魔法に守られてまだ生きているそうで、翼に与えられた新しい呪文(ジルマ・ジルマ・ゴンガ)で光が一箇所に集められ、深雪が復活します。 深雪の周りに集まって嬉し泣きする小津兄弟。 翼が深雪を抱き起こします。 「やっと会えたね」 翼は深雪が目を覚ました時に言おうと決めていた言葉は自分が深雪に小さい頃言われた言葉だったんですね。 「お母さんだよね。本当にお母さんだよね」 「闇の中にいたの。もう2度と光のある世界には戻れないと思ってた」 「翼と麗のお陰さ。最後の最後の最後まで諦めずに信じ続けたんだ。母さんに会える事を」 「そう…小さい頃のお返ししてもらっちゃったね」 翼と麗の手柄で助け出されたと聞いた深雪は小さい頃のお返ししてもらっちゃったねと2人に言います。 「覚えてない?小さい頃、トラックに閉じ込められたこと。夢で見てたの。2人を探して歩き回っていたあの日の事を」 「お母さんも?」 「えっ!?」 「俺達もだよ、母さん。だから頑張れたんだ」 「嘘みたい。凄いね、凄いよね」 深雪がいない間にマジトピアに行ったり、レジェンドパワーを貰ったり、インフェルシアに乗り込んで戦ったりした事を報告します。 「皆、もうすっかり立派な魔法使いね」 「お母さんのお陰だよ」 「ああ。俺達に勇気を出せってメッセージを残していってくれたから…」 「ありがとう、皆」 深雪のマージフォンはシルバーマージフォンに変化します。 「感じる…特別な力を」 トードの攻撃でトラベリオンから落ちて変身解除しているヒカル。 空から無数の冥府蛙が降り始めますが、そこに横から魔法が掛けられ、冥府蛙達は上空で凍結してしまいます。 そして深雪は続けて冷凍冥府蛙を消滅させます。 「馬鹿げた神罰もこれまでだ」 「ようし、いこうぜ、母さん」 小津兄弟と深雪は黒のローブを脱ぎ捨てて魔法変身します。 「「「「「超魔法変身、マージ・マジ・マジ・マジーロ!!」」」」」 「魔法変身、マージ・マジ・マジーロ!!」 「煌く氷のエレメント、白の魔法使い、マジマザー」 「赤の魔法使い、レジェンドマジレッド」 「黄色の魔法使い、レジェンドマジイエロー」 「青の魔法使い、レジェンドマジブルー」 「桃色の魔法使い、レジェンドマジピンク」 「緑の魔法使い、レジェンドマジグリーン」 トードはマジレンジャー達に口から謎の液を出して攻撃を試みますが、バリヤを張り、深雪は上空へジャンプしてトードに氷の矢を射出して攻撃します。 「家族の力を合わせましょう」 そして6人でファミリー・レジェンド・フィニッシュという合体技を出してトードを倒します。 帰り道でヒカルは合流します。 深雪から子供達の面倒を見てくれたお礼とかされています。 「もうかたい話はパスパス。それよりお母さんのハンバーグが食べた~い」 「俺はオムライス」 「俺は温野菜のママサラダ」 ママサラダ…。 アニキサラダだけでなくてママサラダなるものまで小津家にはあるのですか…。 「バラバラじゃねえか。俺は卵焼き」 そう言って翼は後ろを向き、照れ隠しなのか頭をかいています。 「駄目駄目駄目。お母さんには私のシチュー食べてもらうの」 和気藹々状態で家路につく小津兄弟達ですが、深雪は勇の異変を感じ取ったようで気になっている様子。 ブレイジェルは押されている中、背後からダゴンに背中を刺されてン・マの魂を抜き取られていました。 そして抜き取った魂をワイバーンに持たせるダゴン。 魂を取り出されて天空聖者姿になるブレイジェル。 そしてダゴンが銛の柄の部分で地面を突くと、地割れが発生してブレイジェルがその中に落ちてしまいます。 stage44完 次回に続きます。 ジャンル別一覧
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