stage46 湖へ向かえ勇を見つけ出した深雪。しかし勇は目を覚まさないので深雪が魔法力を勇に注ぎ込んで傷を癒すのだそう。 マンドラ坊やは深雪の命にも関わる作業だと心配しています。 敵基地に戻って機嫌の悪いワイバーン。 ティターンにしてやられたので頭にきているよう。 ナイとメアにも八つ当たりです。 ワイバーンはティターンの行き先は分かっていると他の冥府神達に宥められています。 ティターンは「永遠の樹海」にある眠りの湖という時間の流れない所で永遠の眠りについてン・マの転生を阻止するという作戦を実行するよう。 敵基地でもダゴンがワイバーンにティターンの抹殺を指示していました。 スピードや技がティターンより上だから信頼しているとワイバーンを持ち上げるダゴンですが、ひそかにナイとメアをワイバーンの監視に当てます。 「そんなの嫌」 「分かってくれ芳香。絶対神ン・マが復活すれば地上界が滅んでしまう」 「それでも、そんなの嫌」 「生あるものはいつか必ず死ぬ。それを避けるため、永遠に生きるために俺は行くんだ。だから…止めないでくれ」 ティターンが永遠の眠りにつくのを嫌がっている芳香。 ティターンは芳香を説得しています。 「気を許すなよ、芳香。なんせこいつはインフェルシアだからな」 「お兄ちゃん、まだそんなこと言ってるの!?」 「当たり前だ!!母さんが好きにさせろと言ったからさせているが、いざとなったら黙っちゃいないからな」 「何それ!?だったら帰れば」 芳香は蒔人に反発しますが、蒔人は芳香を支えなくてはいけないからと残留の意志を示します。 「支える?何だ、それは?」 「家族だって事だ。俺達家族は支え合い、助け合いやってきたんだ。お前らインフェルシアとは違うんだ」 家族同士支えあう事についての話を聞かされるティターン。 スフィンクスから話を聞いている残りのマジレンジャーは芳香と蒔人が眠りの湖に向かったと聞いて、自分達も後を追おうとします。 そんなマジレンジャーを呼び止め、自分の質問にも答えるようにと言うスフィンクス。 スフィンクスは「賢者の夜」にマジレンジャーをワープさせ、白い包帯のようなもので彼らを空中に吊るします。 スフィンクスが満足するような答えを出せば、マジレンジャーを永遠の樹海に連れて行ってくれるそう。 しかし適当に質問に答えるとペーパーが切れて果てしなく落ち続ける事になるそうです。 樹海を歩いている芳香達。 蒔人を気にかけて振り返るティターン。 「ご免ね、お兄ちゃんったら全然素直じゃないんだから」 「芳香は支えてもらっているのか?」 「ん~どうだろう。お兄ちゃんは長男だからっていつも仕切りたがるけど、相当ドジだし」 その辺の木の根っこに躓いて、顔面から水溜りに突っ込む蒔人。 「何やってるのよ、もう~。世話がかかるな~」 蒔人にハンカチを渡す芳香を見て、彼らが支え合っているという事で合点が行くティターン。 蒔人がハンカチで鼻をかむので芳香は嫌がっています。 そんな中、ワイバーンが出現したため変身する芳香と蒔人。 ワイバーンが細かいナイフみたいなのを大量に投げつけてくるのでダイヤルロッドで弾いていてキリが無いと困っています。 そして攻撃を弾き損なってロッドも手放して倒れてしまう蒔人。 ワイバーンは蒔人に集中攻撃を食らわそうとしますが、ティターンが庇って代わりに攻撃を受けてしまいます。 ティターンは武器を出現させてティターンを攻撃しようとしますが、蒔人がワイバーンに猛タックルをかまして阻止。 ワイバーンは蒔人をすぐにぶっ飛ばしますが、飛ばされた先に丁度ダイヤルロッドが落ちていた為、蒔人の魔法でその辺に土煙を発生させ、戦闘から離脱に成功します。 バンキュリアが物陰に隠れて状況をダゴンに報告しています。 そして独自にティターンを探すようにと新たな指令を貰っています。 マジレンジャーに質問をしているスフィンクス。 大した力も持たないのに冥府神を倒せたのは何故かと聞いています。 「お前達が弱すぎるだけだ」 そう答えた魁は早速ペーパーの半分を切られてしまいます。 「そんな事を聞いてどうするつもりだ」 そう聞いたヒカルもペーパーを半分切られてしまいます。 スフィンクスは言い方(聞き方)を変えて、トードから深雪を取り返したり、ティターンの心を動かした力の源は何かと質問を具体的にして聞いています。 「不可能なんてない」 「フン、人間ごときが万能を語るか…」 「万能なんかじゃない。可能性は自分で作るものだって俺たちは知っている」 その答えに納得がいかなかったスフィンクスは魁の残ったペーパーも切り、魁は支えを失ってしまいます。 しかし翼とヒカルが口でペーパーの端を咥えて魁を支えます。 更なる荷重は命取りだと2人に忠告するスフィンクス。 「それでも放っておけるわけねえだろ」 翼やヒカルについているペーパーも切れ始めます。 しかし2人は魁を支える事をやめません。 「共に落下するのを覚悟で仲間を助けるのですか?」 「そうよ。守りたい人がいるから、支えてくれる仲間がいるから、更なる勇気が生まれるのよ」 「支え合う絆と勇気!!」 「これが俺たちの力なんだ!!」 「うん」 「フッ、面白い…いいでしょう。約束通り、あなた達をティターンのもとへと送ってさしあげます」 納得が行ったらしいスフィンクスはマジレンジャー達をティターンの居る場所に案内してくれる事に。 ティターンを逃がしている芳香と蒔人。 「何故だ。何故俺を庇った?」 「俺も…2人を真似てみたいと思った。俺も誰かを支えてみたい、そう思ったんだ」 蒔人はティターンに何故自分を庇ったのか聞きます。 ティターンは2人の真似をして、誰かを支えたかったと答えます。 意地を張って警戒を続けていた事を謝罪する蒔人はティターンを支えると宣言。 蒔人に握手を求めるティターン。 「知らないのか?握手をすると友達になれるんだ」 上空を飛び回っていたワイバーンが変身後の芳香を発見し攻撃。 ティターンを連れて逃げている蒔人も見つけ、追い始めます。 上空から爆撃され、崖から落ちてしまう蒔人とティターン。 ワイバーンも2人の落下ポイントに着地し、ティターンを追い詰めたかに見えましたが、ティターンの背中にピンクのリボンが付いているのに気付き、ビームを出して蒔人とティターンを攻撃。 ティターンは倒れると芳香の姿になります。 2人の作戦に引っかかってしまったワイバーンは切れてしまったようです。 一方、勇に魔法力を送っていた深雪はその反動でか倒れてしまいます。 切れているワイバーンの猛攻で終始押されている芳香と蒔人。 スフィンクスによってこの世界に到着した残りのマジレンジャーも2人に合流しますが、目にも止まらぬスピードで飛び回り攻撃してくるワイバーンに状況は好転せず、全員ダメージで変身解除という窮地に陥ります。 そしてバンキュリアがワイバーンにティターンを発見したと報告しに来ます。 勝ち誇ってマジレンジャーにトドメの一撃を放つワイバーン。 巨大な爆発が巻き起こりますが、その炎は何故か一点に収束していきます。 何と勇が現れて、右手一本で爆発を吸収していました。 「超天空変身、ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ!!」 勇は赤いマージフォンを取り出して変身。 「猛る烈火のエレメント、天空勇者ウルザードファイアー!!」 深雪に救出された勇が今度はマジレンジャー達を助けに来たので、ティターンも含めて皆が支えあっていると自覚し元気が出るマジレンジャー。 ティターンに向かうよう指示を受けているにも関わらず、勇と戦おうとするワイバーン。 しかしワイバーンの攻撃は勇の剣で簡単に弾き返され、「マージ・ゴル・ジー・マジカ ブレイジングストーム・スラッシュ」を食らってあっさり退場する羽目に。 ふら付きながらも湖に到着するティターン。 最後に会えたのが芳香と蒔人で良かったと、これから訪れる眠りを受け入れているようです。 しかし待ち伏せていたダゴンに刺し殺されるティターン。 家族全員揃ったと喜んでいるマジレンジャーですが、空が暗くなり、巨大化したティターンの姿を見て異変に気付きます。 そしてティターンは内側から破裂し、ン・マが転生してしまいます。 ヒカルはン・マを見て、自分がン・マに睨まれて卒倒している光景が頭に浮かんでしまいます。 何だ今の映像は、と心の中で呟くヒカルです。 麗がヒカルの腕に抱きついています。 stage46完 次回に続きます。 |