轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊夜の港。 ガジャはゴードムエンジンを渡す代わりにボウケンジャーを時の魔人クロノスに倒してもらう契約をするのだった。 その様子を見ていた謎の赤き戦士…。 サージェスミュージアム サロン 「あ~ぁ、暇だな…」 「真墨、だらけ過ぎだよ」 真墨はあくびをし、菜月はエアロビバイクをこいでいた。 「仕方ありませんけどね。ここ数日プレシャスの情報も特に入ってきませんし」 「ネガティブの目立った動きもないしね」 「油断するな。常に備えておくのが俺達の任務だ」 何も起こらず平和かと思いきや、ネガティブが臨海地区に現れたので出動するボウケンジャー。 「ボウケンジャー、総員出動だ」 「「「「了解」」」」 『命がけで戦って今日も世界を守る者がいる。危険な敵から地球を救ってきた30のスーパー戦隊』 カースと戦い、ガジャを追い詰めたボウケンジャー。 「そこまでだ、ガジャ!!」 「何を企んでいるのか知らないが、好きにはさせない!!」 「いつも威勢がいいな。だが…」 クロノスがボウケンジャーを異空間に飛ばしてしまう。 「何と!?あの憎きボウケンジャーを…」 「さぁ、世界征服を始めるよ」 映士は牧野から暁達が消えたこと聞き、確かめに行こうとする。 「待て、ボウケンシルバー!!今行ってもやられるだけだ」 「お前は、何者だ!?」 「スーパー戦隊・アカレッド!!」 「アカレッド!?」 「君も知っているだろう、世界を守り続ける30のスーパー戦隊を。私はその戦隊のリーダーたる赤の戦士達。平和への願いより生まれし者だ」 「平和への願いより生まれし者…」 「史上最悪の敵・時の魔人クロノスが動き出した。奴は今、強大なプレシャスを蘇らせて世界を征服しようとしている」 「世界、征服?」 「人類最大の危機だ。仲間を、そして世界を救いたければここにある戦隊戦士達に協力を求めよ」 アカレッドから住所録を渡された映士。 異空間に飛ばされてしまった暁達は歯車のような空間にいた。 「一体、何がどうなってるんだ!?」 「何、この歯車…」 「駄目です。通信不能です」 映士はボクシング会場を訪れていた。 「小津翼、聞いてんのか?マジイエローなんだろ!?お前。おーい!!」 試合中の翼に話しかける映士。 『小津翼、魔法家族小津家の次男。魔法戦隊マジレンジャーのマジイエローだ』 「うるせえ、今は忙しい」 「それは解るが、こっちも一大事なんだよ!!」 「後にしろ、少しは空気読め」 今は翼とホセ葉山の日本スーパーバンダム級タイトルマッチの最中なのだ。 「地球のピンチなんだぞ、おい!!」 「お前のせいで俺もピンチなんだよ!!」 映士は邪魔になるので摘み出されるのだった。 「姶良鉄幹、通称テツ。宇宙警察凶悪犯罪捜査官・特捜戦隊デカレンジャーのデカブレイクだったはずだが…」 テツは事務所でアリエナイザーと取引を行っていた。 そこに映士が入ってくる。 「突然だが、正義の為に力を貸してもら…」 突然、テツに殴られてしまう映士。 「おいおい、何しやがんだ!?」 「ナンセンス、お前なんか俺は知らん。失せろ!!」 「どうなってんだ!?お前は特キョウの…」 テツはマフィアの若頭だと言い、映士を窓から投げ飛ばすのだった。 クロノスはガジャを連れてデュエルボンドの間へとやって来た。 そして、邪悪な3人の巫女をクロノスの特殊能力とゴードムエンジンの力を使って蘇らせようとしていた 異空間で変身しようとする菜月ですが、変身できない。 「ピンクはアクセルラーの通信出力を最大にし、各チャンネルで呼び出しを続けてくれ」 「了解しました」 「明石」 そこにやってくるヒカル。 「まさかこんな所に人が来るとはね」 『ヒカル。魔法戦隊マジレンジャーのマジシャイン。またの名はサンジェル。マジトピアの天空聖者であり、マジレンジャー達の先生でもある』 映士のところにアスカから通信が入る。 『私、アバレブラックことアスカと申します。大体のことはアカレッドさんから聞いています』 「あぁ、そりゃどうも。で、今どこにいるんだ!?」 『それがまだ、ダイノアースなんです。急いでそちらに向かうつもりなんですけど一家の大黒柱として色々と片付けないといけない仕事もありまして…』 アスカは赤ん坊を背負いながら川で洗濯中です。 『竜人アスカ。爆竜戦隊のアバレブラックだ。現在はダイノアースで結婚生活3年目』 『2人目が出来たとか、奥さんが恐いからとかじゃなく…次元の扉の問題とかもあって、ちょっといつになるか…』 「おい、ちょっと、あんた。それじゃ困るんだよ急いできてくれないとこっちは…」 電波が悪いようで通信が途絶えてしまう。 「おいおい…」 ガジャとクロノスは他の場所にもゴードムエンジンなどを設置していた。 「ここはマルデヨーナ世界のようなもの。つまり、異空間。時の魔人クロノスが作り出したものだ」 「僕達は異空間に飛ばされたってこと!?」 「それだけじゃない。この異空間は不安定でいつ崩壊してもおかしくない」 「でも、ま、あんたが生きてるってことは食料は心配ないってことだ」 「な~に言ってんにゃ。お前ら本当に暢気だにゃ」 スモーキーに興味を持ち、捕まえようとする菜月。 さくらはハザードレベル285のプレシャスだと確認すると、暁もスモーキーを回収しようとする。 「回収は困る。それよりもここから脱出する方が先決だ」 「ヒカルンルン、出る方法知ってるの?」 「ヒカ、ルンルン?。出口らしき場所を見つけた。但し、そう簡単に抜け出せそうにない」 TV局に運転手の運転する車でやってきた七海。 『野乃七海。忍風戦隊ハリケンジャーのハリケンブルー。忍者としての活動をすると同時に世を忍ぶ仮の姿として歌手としても活動をしている』 快くファンからのプレゼントを受け取っている七海に話しかける映士はサインが欲しいのかと勘違いされてしまう。 そのまま七海はリハーサルへと向かう。 「ちょっと待ってくれ、ハリケンブルー!!」 「…!?」 クロノスの力とゴードムエンジンによりメーミィが蘇ってしまう。 単身乗り込んでいく映士。 メーミィ&クロノスと戦う映士は押されてしまう。 クロノスとメーミィが映士に止めを刺そうとする。 「ジンガ・マジュナ!!」 攻撃を防ぐ魔法の壁により、映士は助かる。 そこに現れたのは七海、アスカ、翼、テツであった。 「何やってんだ!?俺はとっくにKOしてきたぜ」 「すいませんね、潜入捜査だったんですよ。でもこれにて一件コンプリートですから」 「遅くなりました。ようやくアナザーアースに来ることができました。久々で感激です!!」 「こっちは6時からTVの収録があるの!!それまでには終わらせようね」 「皆…」 「メーミィ、何度蘇えようが叩きのめしてやるぜ!!」 クロノス&メーミィと戦う翼、七海、テツ、アスカ。 だが、戦いの途中で喧嘩してしまう翼とテツ。 七海とアスカも互いに戦いの邪魔だと思ってしまう。 4人の攻撃はクロノスとメーミィには効かず、その上仲間割れしてしまったために逃げられてしまう。 ヒカルはボウケンジャーに元の世界に戻る扉を教える。 真墨が触ろうとすると電流が走り、飛ばされてしまう。 「見ての通り、強力な結界が張ってある。残念ながら僕一人ではこの扉は破れない。力を借りられればと思ってたんだけど…君達の力も封じられているようだしね」 ズバーンを呼び出す暁。 二人目の巫女のツエツエがガジャの目の前で復活する。 ヤバイバではなく、ガジャがいるのでおっさん、誰?と訊ねるツエツエ。 「おっさんって言うなよ。我らと共に来るのじゃ。そして世界を征服するのじゃ」 「あ~ら、素敵なこと言うわね、おっさん」 サロンに戻ってきた映士達。 「私の戦いの勘が鈍ったのか。いや、あれは忍者さんが邪魔をしたから」 「酷い。人のせいにするの!?でも、そもそも最初にミスした人が」 「そうだな。特キョウも腕が落ちたな!!」 「何だ、自分の無様さを棚に上げるのか」 「はぁ!?お前に邪魔されなきゃな!!」 「俺が馬鹿だった!!あんた達に期待した俺が馬鹿だったんだ!!」 喧嘩を始めた四人に呆れて怒る映士の言葉に反応する四人。 その時、微弱ながら暁達からの連絡が入る。 『映士、どうやら異空間に閉じ込められてしまったようだ』 「明石、けど無事なんだろ?なら良かった」 『だが俺達は必ず戻る。クロノスは恐ろしい奴だ。映士、お前がクロノスとガジャを倒すんだ』 「任せとけ。そしてお前らも取り戻す!!」 『あぁ、映士。お前を信じているぞ』 「あぁ、誓ったからな。仲間は絶対失わないって。皆、必ず戻って来いよ」 そして、通信は途切れるのだった。 「仲間か…」 「何かいいよね」 「魔法の人、皆さんも、どうやら私達が諍いを続けている場合じゃなさそうですね」 「うん」 「そんなの解ってるって。おら、何ボヤボヤしてんだ」 映士の頭を叩く翼。 「ほら、行きましょ。私達もかつて仲間と一緒に戦った経験があります。あなたの気持ち、痛いほど解ります」 手を重ねていく七海、アスカ、テツ、翼、映士。 敵の所へ向かう映士達の前に現れるアカレッド。 「行くのだな。ではボウケンレッドが戻るまでレッドの役はこの私が務めさせてもらおう」 「ったく美味しいところだけ持って行きやがるぜ」 「フルパワーでの一点集中同時攻撃。他にあの扉を破る方法はない」 「解ってます。一発勝負、ちょっとした冒険だな」 さくらが解析し、攻撃目標ポイントを特定するまで四分かかってしまう。 だが、異空間の崩壊が始まってしまう。 「あれに飲み込まれれば僕らの命はない」 三人目の巫女は復活したはずだが、姿がなかった。 クロノスの指示の下、ツエツエ、ガジャ、メーミィが三人目の巫女を捜そうとしたところに映士達が現れる。 「さっきの私達と思ったら大間違いよ」 「今度こそ仲間を返してもらうぞ」 「行くぞ、皆!!スーパー戦隊ボール、Ready Go!!」 アカレッドの投げたボールを翼がダイヤルロッドで打ち、そのボールをアスカがオーバーデッドキックし、テツが手で打ち返し、七海がボールを受け止め、映士にとどめのキックをさせ、大勢のカースを一気に片付ける。 遂に解析が終了し、文字盤の中心を狙うヒカル。 マジランプの中にズバーンも入り込み、スモーキーとズバーンが同時に射出される。 異空間の扉は壊れなかったが、クロノスの手からは離れてしまう。 空に浮かび上がった異空間の扉。 「皆、あれを破壊すればボウケンジャーは救い出せる。力を合わせるんだ。急げ!!」 サガスナイパー、マジスティック、ブレスロットル、ソニックメガホン、ダイノスラスターで異空間の扉に攻撃します。 クロノス、ツエツエ、ガジャ、ミーメィを邪魔しないように映士達から離すアカレッド。 アカレッドはマジレッドに変身し、レッドファイアーで攻撃する。 続けてガオレッドに変身し、ライオンファングレイジングファイアーで攻撃する。 異空間の扉は異空間が崩壊する直前に開かれるのだった。 「シルバー、助かったぞ」 「っていうか、この人達は?」 「お前達の命の恩人だ」 「ヒカル先生!!」 「翼、君もここにいたのか」 「へへ…」 「話は後だ。12人の力を合わせて奴らを倒すんだ。ボウケンレッド、よくぞ戻ってきた。ここからは君が我々スーパー戦隊のチーフだ」 「よく解らないが…了解だ」 「熱き冒険者、ボウケンレッド!!」 「迅き冒険者、ボウケンブラック!!」 「高き冒険者、ボウケンブルー!!」 「強き冒険者、ボウケンイエロー!!」 「深き冒険者、ボウケンピンク!!」 「眩き冒険者、ボウケンシルバー!!」 「果て無き冒険スピリッツ!!」 「「「「「「轟轟戦隊ボウケンジャー!!」」」」」」 「水が舞い、波が踊る!!水忍、ハリケンブルー!!」 「無敵の竜神魂、アバレブラック!!」 「無法な悪を迎えうち、恐怖の闇をぶち破る!!夜明けの刑事デカブレイク!!」 「走る雷のエレメント、黄色の魔法使い、マジイエロー!!」 「輝く太陽のエレメント、天空勇者マジシャイン!!」 「赤の魂を受け継ぐ者、アカレッド!!」 「我ら」 「「「「「「「「「「「「スーパー戦隊!!」」」」」」」」」」」」 ガジャと戦う真墨、蒼太、アスカ、翼。 ツエツエと戦う菜月、さくら、七海。 メーミィと戦う映士、テツ、ヒカル。 クロノスと戦う暁、アカレッド。 ガジャ、ツエツエ、メーミィ、クロノスを追い詰めた12人だったが、突然フラビージョの攻撃を受けてしまい、変身が解けてしまう。 三人の巫女が揃い、クロノスは武器として合体させ、パワーアップしたクロノスは巨大化してしまう。 ハザードレベルが666の危険な武器を手にしたクロノスに立ち向かう為、変身するアカレッドを除いた12人の戦士達。 「「「「「ボウケンジャー、スタートアップ!!」」」」」 「ゴーゴーチェンジャー、スタートアップ!!」 「魔法変身、マージ・マジ・マジーロ!!」 「天空変身、ゴール・ゴル・ゴルディーロ!!」 「エマージェンシー、デカブレイク!!」 「爆竜チェンジ!!」 「忍風シノビチェンジ!!」 巨大化したクロノスに応戦するアルティメットダイボウケンとサイレンビルダーだったが、攻撃が効かない。 そして、クロノスの攻撃に投げ出されてしまうボウケンジャー。 「恐るべき力だ」 ボウケンジャーはダイボイジャーで再びクロノスに応戦するが、攻撃が効かず、はね返されてしまう。 それだけでなく、クロノスの攻撃にダイボイジャーは出力が低下し、ピンチに陥ってしまう。 「皆、私に力を貸してくれ。皆のスーパー戦隊魂を一つにし、ダイボイジャーに送る。さすればダイボイジャーは新たなる力を発揮する!!」 「どういうことですか!?」 「時間がない。兎に角やるぞ」 「希望」 「愛」 「正義」 「情熱」 「友情」 アカレッドを囲み、映士、七海、アスカ、テツ、翼、ヒカルがスーパー戦隊魂を送る。 そして、集めたスーパー戦隊魂をダイボイジャーに送り込むアカレッド。 ダイボイジャーにマジレジェンドのような新たなパーツが加わります。 「これは…」 「何か強そう!!」 「頼んだぞ、ボウケンジャー」 「このパーツはただのパーツじゃありません!!」 「菜月達の先輩達の」 「正義の心が」 「魂が込められているんだ!!」 「スーパー戦隊魂」 「「「「「それが我らのプレシャス!!」」」」」 ダイボイジャーダブルファイアーパンチでクロノスにダメージを与えることに成功する。 クロノスの攻撃を避け、ダイボイジャーはサーティースーパーセンタイソウルというスペシャルな技で倒すのだった。 サロンに戻ってきたボウケンジャー達。 「皆さん、お世話になりました」 「何言ってんだ、水臭いぜ」 「いや、本当に助かった」 「今日の勝利は皆さんのお陰です」 「うん、本当にありがとう」 「いや、僕も閉じ込められてたわけだから助けられたのはこっちの方だ、ありがとう」 映士に手を出し、握手を求めるヒカル。 「いや、俺様は何も…」 「じゃ、俺達は行きます。けど、困った時はいつでも呼んで下さい」 「もうその時は地球の向こう側から駆けつけます」 「私もスケジュールが合う限り、いつでも飛んできます。あ、やば、収録始まっちゃう。行かなきゃ!!」 サロンを後にする七海、アスカ、テツ、翼、ヒカル。 「頑張れよ、ボウケンジャー」 「バイバ~イ」 「さぁ、蒼太君、今日のミッションをデータに」 「了解」 「ま、いい暇つぶしにはなったかな~と」 「もう真墨ってば!!」 散らばるさくら、蒼太、真墨、菜月。 「映士」 「ん?」 「あのアカレッドとか言う奴、どこ行ったんだろうな?」 花瓶から薔薇一本を取る暁。 「さぁな」 だが、ネガティブが現れたので出動することになるボウケンジャー。 「若きスーパー戦士達よ、この世界を頼んだぞ。私は眠りに付く。だが偉大なる先輩達は常に君達を見守っているぞ」 完 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|