花より男子2 第8話花より男子2(リターンズ)の第8話を見ました。司の部屋に泊まると言う滋は話を聞こうとしない。 「滋、話がある」 「もうすぐだね、うちとの合併。パパがね、大学に入ったら道明寺家に住んで花嫁修業でもしたらどうかって。4年待てなければ在学中に結婚しても構わないって」 「お前は親のレールの上に乗ってるだけだ。俺は好きな女は…」 「好きな女は自分で決めたい。でも、それであたしを選んでくれたんだよね?」 「だから…努力…」 「何もしてない!!司はまだあたしを好きになる努力を何もしてない!!」 滋は服を脱ぎだしてしまう。 つくしは優紀も電話で黙ってそのまま帰って来て何か会ったら大変だと言われるが、つきしは何かあるわけないと答える。 「風邪ひくぞ。服を着ろって言ってるんだ」 「あたし、いつもふざけてるけど、ふざけてこんなことやってるわけじゃないよ。ちゃんと見てよ!!何も思わないの!?」 「思わない」 「そっか、男の人はチラリズムの方がぐっときたりするんだもんね」 服を着始める滋はポーズをとり始める。 「話がある、本当にお前には…」 「聞かないよぉぉぉぉぉ!!」 そう叫びながら耳を塞ぐ滋。 をふさぐ滋。 「努力するとか言って悪かったと思ってる!!お前には本当に申し訳な…」 「謝らないでよ!!今更何言ってんの!?謝れば何したっていいわけ!?冗談じゃないわよ」 怒りの余りに椅子を持ち上げる滋につくしが好きだと伝える司。 「俺は牧野を必死に諦めようと思った。けど無理だった。あいつは俺の中で最強で、運命の女だ。やっぱり牧野だって思ってる。だから滋とは…」 滋は一度下ろした椅子を再び持ち上げ、投げたようです。 物音に驚いたつくしが部屋を覗くとベッドの上で司の上に覆い被さっている滋だった。 それを見たつくしは驚いて部屋から出て行く。 「つくしは応援するって。司と付き合えて良かったね、って」 「牧野も苦しんでたんだよ。でも悪いのは俺だ。今までずるずる、ハッキリしなかった俺が全部悪いんだ」 「じゃあ、あの時、何で付き合おうって言ったのよ!?」 お前の好きにしろと寝そべる司は気がすむまで殴れと滋に言う。 「好きだったのに…っ…本気で好きだったのに!!…ぅ…っ…酷いよ!!酷いよ…酷いよぉ…っ…ぅ!!」 滋は泣きながら司の胸を叩くのだった。 つくしは眠れないまま朝を迎えた。 司は滋と別れたと総二郎とあきらに報告するのだった。 楓への対策はなく、しばらくはこのまましらばっくれるという司。 「でも類はどうすんだよ?類だってそう簡単に引き下がらねえだろ」 「女で揉めて友情台無しなんて格好悪いぞ。俺ら天下のF4なんだからよ」 「類は…類は俺の気持ち解ってくれるはずだ」 類はつくしと待ち合わせていた。 「ちなみに俺は牧野のこと諦めないから。何言われてもね。俺さ、いっつも最後の最後ですっと退いちゃって後悔すること多いから、だから、今回は諦めないことにしてみた。それで?話ってなぁに?」 「応えられない」 「え!?何?困らせちゃった!?何話していいか解らなくなっちゃった!?」 「そうじゃなくて、花沢類の気持ちに応えられない。今はそれしか…それしか言えない」 「司んとこにいくわけ?また苦しむんじゃない?あの子とだってちゃん別れたのかな?」 「確かに苦しむかもしれない。でもね、でも…やっぱりあたしは道明寺といられると自分らしくいられる気がするの。もう決めたの、お前しかいないって言う道明寺を信じるって」 「そう言いながら、何度も俺のとこ来て、泣いて苦しんで。だから俺、諦めないことにした。牧野を幸せにできるのは俺だと思うよ」 帰宅の遅いつくしを怒るタマさん。 夜、ヴァイオリンを弾いている類の部屋をノックする音があった。 つくしの部屋を訪れる滋。 類の部屋にやって来たのは司だった。 つくしの部屋に入ってきた滋は昨日の夜、物音がしなかったかと聞き、司が突然欲情して襲ってきたと嘘を話す。 「それでね、まあいい感じの時につくしが来ちゃうからさ。やっぱり家のこととかあるし、司も考え直したみたいよ。あたしと結婚するって」 「あのさ、滋さん」 「勿論喜んでくれるよね?」 「あのね…」 滋はつくしの話を聞かずに言ってしまう。 「今日、牧野に会ったんだってな」 「ああ。俺は牧野を諦めないって言っておいた。だって、牧野を幸せにできんのは司じゃなくて俺だと思うから」 司は類に近づいて土下座する。 「牧野のことは諦めてくれ!!確かに俺は牧野にさんざん嫌な思いをさせてきた。類の前で調子こいて牧野のことは何も思ってねえみたいなこと言ったのも確かだし。類に…牧野のこと、好きにしていいみたいなこともあったけど。でも、俺には…俺にとってはやっぱり牧野が運命の女なんだよ。頼む。牧野のこと諦めてくれ。頼む!!」 再び頭を下げる司。 翌日、そのことを総二郎とあきら達に話す類。 「あのプライドの塊の俺様がさ」 「昔だったら力ずくでやりたい放題だったのに」 「そうだよな」 「俺さ、本当に好きになった人とはさ、絶対に上手くいかないみたい。牧野に会ったら言っといて。頑張れって」 類は去っていくのだった。 類を見かけたつくし。 そこに司がやって来て声をかける。 「俺がお前を守るから。迷わねえで俺についてこい」 類と司は胸をトントンと叩いて、人差し指で相手を差すという男と男の魂の会話をするのだった。 「あいつらなんであんなに一人の女に真剣になれんだろう」 「一人の女じゃないよ。牧野だからだろ」 「牧野か、俺にはよくわかんねえよ」 「あいつらにとって牧野は特別なんだよ」 「確かに大河原滋じゃ司を扱いきれないだろうけど」 「自分にとっての特別な存在ってのは人にはわからないもんよ。だろ?お前にはお前の特別があったようにさ」 更のことを思い出す総二郎。 「安易に女、乗っけないのはそういうことだろうが」 バイクの二人乗りをする総二郎とあきら。 「つうかよ、優紀ちゃんとはどうなの?特別になんねえのか?」 「あの子は俺に革命を起こしてくれたけど」 「 「え、総二郎、もしかしてもしかしたらもしかするか?」 つくしを追いかける司。 「おい、待てよ。何イライラしてんだよ!!お前は今幸せじゃねえのかよ!?ほら。手を繋いでやってもいいぞ。誰に何言われる筋合いもねえだろ」 司が手を差し出すも、つくしは滋の言葉を思い出す。 「ちょっと聞きたいことがある」 「くそばばあのことか?ばばあのこと心配してんのか?もう日本に着いてんのかもしれねえしな」 その頃、楓は帰国していた。 滋は両親と食事していた。 結婚が嫌なら無理することはないという父。 「ちょっと変なこと言わないでよ。あたしは愛する人といっしょになるの。パパも応援してくれてるんでしょ?」 楓が道明寺家に戻ってくるので隠れようとするつくし。 そこへ帰宅してきた楓はつくしがこの家に出入りしていることに気づく。 今後一切つくしの出入りを禁止するという楓に、タマは負けません。 「あなたこそ。誰に向かって口を利いてるんですか!?私は60年この屋敷に使えた使用人頭ですよ。先代の遺言をご存知ですよね?この屋敷の中でおきた全ての責任をタマに一任する。それが誰であろうと、タマに口出ししてはならない!!」 庇ってくれたタマにお礼を言うつくし。 タマは19歳で戦争未亡人になり困っていた時に拾ってもらったそうです。 昔はこの家は活気に満ちていたけど、司の暴走は誰にも止められなかったと言うタマはあんたが変えたと話す。 「でも、あたしも最初はもう、大っ嫌いで。ガツンと一発殴っただけです」 「それそれ、それが大事なんだよ」 「でもあたしも命がけでしたよ」 「兎に角、出て行ったりしないでおくれよ。あんたのことは、あたしが、命をかけて守るから」 西田からタマがつくそを庇ったことをきいて喜ぶ司。 そこへ楓がやって来て、司に釘をさす。 会食場所に着いた司を待っていた滋が声をかけてきた。 「けじめつけに来た。お前の親父さんとお袋さんに詫びいれる」 「許してくれないだろうね」 「それでも解ってもらう。結婚する俺様自身が無理なんだからよ」 「なんだかんだ流れで、結婚せざるをえない方向にいくと思うよ。何てったって、道明寺グループにとっちゃ、あたしとの結婚は復活にかける最後の手段なんだから。こっちはこっちで、とっておきの作戦あるかさらさ」 「受けてたってやる」 歩き始めた司の携帯が鳴る。 「ごめんね、こんな時に連絡して」 「弱気になってんじゃねえよ。俺様を励ますとかできねえのかよ。俺はお前と運命を共にするんだよ」 皆の待つ席へ行った司が席に着くと、滋が乾杯の前に今回の結婚話、チャラにして欲しいと言う。 「色々悩んだんだけど、ハッキリいってあたし、司のことあんまり好きになれなくて。今更なんだと思うかもしれないけど、やっぱり一生、一緒にいる人は自分できちんと決めたいなと思って。こんなタイミングで本当にすいません!!だからね、パパにはお願いしたいんだけど、あたしの我が侭で破談になる話だから会社の合併話だけはきちんと進めて下さい。それで、今回の話はチャラってことにしてもらえませんかね?おばさま」 合併はあると聞いて満足そうな楓は笑顔を見せる。 そんな滋を驚いた表情で見つめる司。 滋をの後を追っていく司。 「これが、あたしのとっておきの作戦。どうだった?今まで散々、司とつくしの仲を邪魔してきたお詫び。まあ、あたしもさんざん悪足掻きしちゃって格好悪すぎたもんね。今ちょっと、あたしを選べばよかったなあって思ってる?冗談よ~。司の中ではつくしが最強なんだもんね。ちょっとの間だったけど、付き合ってありがとう。司と一緒にいると、わくわくできたなあ。でもさ、最後に一つだけ我が侭聞いてもらっていい?あたしの分まで、つくしのことを幸せにしてあげてね」 司を軽く小突いて去っていく滋は今までのことを思い出しながら涙を堪えながら歩き、司から見えなくなったところで涙するのだった。 バイトのおわったつくしは携帯の電源を入れ、メッセージを聞く。 『よ、つくし?滋だよ~。司との結婚はなしになりました。もう司とは一切関係がないから安心してね。今までつくしの想いに気づいていながら、嫌~な女だったよねえ、ホント。それからつくしには謝らなければいけないことがあります。あの日の夜、司とは何もなかったの。ヤキモチ妬いて嘘ついちゃった。本当にごめんなさい。もし許してもらえるなら、今度会った時もまた友達でいてほしいなあ。あたし、パパとママが住むニューヨークに戻ります。本当は、つくしともっともっと仲良くなりたかったなあ。今度会う時は滋さん、じゃなくて滋って呼んでね』 つくしは慌てて司に携帯で知らせ、司の車は空港へ向かう。 走っているつくしも類の車の乗せてもらい空港へと向かう。 滋は搭乗手続きへ向かう。 つくしは空港に着く。 滋のことを思い出しながら探すつくし。 「滋さん!!」 「つくし!!来てくれたの!?」 「あのね…あたしね…」 来てくれてありがとうと笑顔で手を振る滋は幸せになれよ!!と言うのだった。 「滋!!滋!!」 微笑むつくしに滋は立ち止まる。 「滋!!また、また絶対、家に遊びにきてね」 笑顔で敬礼をし、ピースサインをしながらエスカレータに乗る滋。 そこへ遅れて司が到着する。 「泣き言、言ってんじゃねえよ。牧野らしくねえぞ。折角滋が俺らのこと認めてくれたんだ。怖いもんねえだろ?」 笑顔になるつくしに司も笑顔になり、手を繋ぐのだった。 「やっぱり、そういうことだったのね」 楓と側近達の姿があった。 司も険しい顔になっていく…。 第8話完 ジャンル別一覧
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