2006/10/11(水)20:57
少年陰陽師 第2話「逢魔が時に内裏燃ゆ」
少年陰陽師の第2話を見ました。
行成と彰子の登場。
第2話 逢魔が時に内裏燃ゆ
陰陽師見習いとして陰陽寮に出仕するようになった昌浩。
13歳だった昌浩は元服の儀を終わらせます。
「あの小さくて可愛かった昌浩が…時の経つのは早いものだな…」
「十三で元服、遅いくらいだ」
「まぁまぁいいじゃないか。俺としては嬉しいぞ。すっごく出来の悪い弟子が独り立ちする感じで」
昌浩は主役なのに宴の席を抜け出てきたようです。
昌浩は大陰陽師の孫の元服を見ようと客がひっきりなしにやってきたようで、へとへとな様子。
翌日
昌浩は父親の吉昌と一緒に、清明の孫が元服したのなら一度見てみたいとおっしゃった左大臣の藤原道長のお屋敷に出向きます。
「あれ?車は?」
「歩いていくんだよ」
「えー!?歩き!?」
「いつも肩に乗ってる奴が贅沢言うな」
しかし、昌浩は吉昌にそのような乱暴なことをしてはいけないと注意します。
昌浩は躾だと言います。
「躾!?お前が俺に!?冗談じゃねえぞ!!」
「口答えしないの」
道長のお屋敷
余計なことを言ったが最後、道長に苛めぬかれて左遷されてしまった貴族が山のようにいるので吉昌も緊張しているようです。
「いいか、昌浩。最初が肝心だからな。人当たりのいい素直で一生懸命な見習い陰陽師として精一杯化けの皮を被るんだぞ」
もっくんは昌浩の肩の上ではいと言え、清明の孫と言います。
「孫言うな!!」
吉昌と道長の前で大声を出してしまった昌浩は土下座して謝るるのだった。
「道長様、実はここに道長様の目には映らぬかと存じますが、妖がおりまして。その子がこの子にちょっかいを出しておるのでございます」
妖の姿を尋ねる道長。
吉昌が平然としているので害がないということを理解し、どこにいるのか尋ねます。
道長は全然違うところを見ています。
陰陽師として修行中の身であるにも関わらず異形のものが見えるとは流石吉昌の子だと道長はしっかりと勉学に励んで私のために働くように言います。
頑張りますと言う昌浩に俺のお陰で褒められただろと言うもっくん。
吉昌は道長と話があるので、その間、庭を見せていただくように昌浩に言います。
昌浩は庭を見ています。
大きさに驚く昌浩にもっくんは大内裏は度肝を抜かれると言います。
大内裏を案内してやると言うもっくん。
「もっくんさ、俺と一緒にいるのは何で?最初は化け物も霊も全く見えなかった俺のために側にいてくれてたけど、もう見えるようになったから心配ないよ。元服も終えて、一人前になったことだし」
「格好だけな」
「そうだけど…。ちゃんと頑張って修行するし、だから爺様のとこに戻ってもいいよ」
「何だよ、俺を追っ払うつもりか?」
「あ~!!もしかしてもっくん、俺と離れたくないんじゃない?寂しくて」
昌浩の肩から降りたもっくんが勝手に行くので追いかける昌浩。
「もっくん、どうかした?」
「何かがいた」
「ここに?俺は何も感じなかったけど」
異形のものだが、俺の知らない何かが子こにいたと言うもっくん。
呪詛の類でもないようです。
それぐらい自分で突き止めてみろよと言うもっくん。
半人前だしさと言う昌浩にもっくんは元服も得て一人前になったことだしと言ったのはどこの誰だと言います。
「あなたたち何してるの?その生き物はなぁに?」
そこで一の姫・彰子と出会う。
彰子は普通の人には見えないはずの物の怪であるもっくんが見える「見鬼」の才を持っていた。
見えるので苦労するなと言うもっくんに清明様が守って下さっているから大丈夫だと言う彰子。
「清明様のお孫様だもの、きっと素晴らしい陰陽師になるわね」
「爺様の孫じゃなくったって立派な陰陽師は一杯いるよ」
「そうね、そうだわ。ごめんなさい」
「いや、別にいいんだけど…。俺、もう行かないと」
それよりお姫様可愛かったなともっくんはお前も満更でもないんじゃないと言います。
煩いともっくんを捕まえて放り投げる昌浩。
吉昌と道長の話が終わっているだろうと思っている昌浩に話しかける行成は誰かと話していなかったかと尋ねます。
呪文などの練習をしていたのをお聞きになっていたのだと思いますと答える昌浩。
場所を選ばず修行するのは流石清明の孫だねと言う行成。
見えないからと、行成の肩に乗るもっくん。
行成は明日から陰陽寮で働くのなら分からないことがあったら聞きに来てくれていいと言います。
もっくんが行成の肩の上で回転したりしているので、昌浩は気が気ではありません。
行成が去っていくと尻尾を引っ張って掴み、もっくんを怒る昌浩。
昌浩もようやく見習い陰陽師として陰陽寮での雑用に追われています。
書庫に行くのならこの巻物も返してきてくれとか、この写しも配るように頼まれる昌浩。
もっくんはあくびをしながら頑張るように言うのだった。
もっくんはそろそろ帰ろうと言いますが、昌浩は折角陰陽寮にいるので代々、帝を狙った怨霊の資料を読んでおかなきゃと読んでいます。
その時、ざわざわと嫌な気配を感じる昌浩ともっくん。
悲鳴が聞こえたので窓を開けると、内裏で突然火の手があがっていたのだった。
昌浩に気を凝らしてみるように言うもっくん。
昌浩は気を凝らして混乱する人以外の別の気を探します。
東三条殿に気配を感じた昌浩は走って向かいます。
「異形のものがいる」
「道長の屋敷にか?」
「この間、あそこで何か感じたって言っただろ?もしかしたら…」
お屋敷の前で行成に話しかけられます。
お許しなしでお屋敷に入っていく昌浩。
「爺様の結界が破られた。駄目だ、出るな!!」
昌浩に気づいて出ようとする彰子を止める昌浩。
彰子に襲い掛かろうとする黒い影の妖。
昌浩は印を結んでバリアみたいなのを張ったり、呪文を唱えて、お札が飛んで妖に攻撃します。
それでも効かないので、もっくんが叫びながら突進します。
昌浩は呪文を唱えて、妖を倒すのだった。
彰子を守るために肩に手を回していたのでテレながら謝る昌浩。
「たぶんもう大丈夫。後で爺様を呼んで今までよりも強い術を施してもらえばもう一の姫には誰も手出しできないよ」
昌浩の頬に手を触れる彰子。
「彰子。一の姫なんて呼ばないで。彰子よ、昌浩」
顔を真っ赤にする昌浩。
「あき…こ…」
「助けてくれてどうもありがとう」
そこに駆けつけてくる行成や道長。
「お父様、行成様。心配いらないわ。昌浩が悪い化け物を退治してくれたの。凄かったのよ、昌浩は素晴らしい陰陽師になれるわ」
流石、清明の孫だと言う道長。
清明は昨夜はそのような兆しもなく、何もないところから火の手があがり、東三条に向かったのが昌浩だけだったので、荒れそうじゃのと言うのだった。
道長の褒美を断った昌浩。
断りもなくお屋敷に入ったので、お咎めがあってもおかしくないのにともっくんに言う昌浩。
彰子の使いの者が、昌浩にお礼にと香袋
を渡されるのだった。
第2話完
次回、「闇に怯える声をきけ」