演歌の女王の第1話を見ました。
第一幕 オーマイガッ!!こんな不幸な女がいたの!?大河内ひまわり登場
紅白の大トリを務める自分の夢に意識が飛んでいた
大河内ひまわり。
持ってきていたカセットの調子が悪く、カセットを変えて再び歌いだそうとしますが、酔っ払いがカラオケを歌い始め、お酌してくれと隣に座らせようとします。
座った
ひまわりは自分のCDを勧める。
「あんた、この写真と随分違うね」
「随分前に撮ったものですから…」
「お姉ちゃん、いくつ?」
「10年とって29です、なんちって」
「年じゃなくて身長」
「ヤードで言うと5フィート9インチなんちゃって」
日本一不幸を呼ぶ女・演歌歌手の
ひまわりは唯一の小ヒット曲「女のわかれ道」を引っさげての営業周りと弁当屋のパートで生計を立て、どうにか500万円の借金もマネージャーに返済した。
道を歩けば犬の糞をふみつけてしまう不幸な女。
見合いを勧めるかつてのマネージャー。
心の中で葛藤し、お見合いに行くことにする
ひまわり。
相手はバツイチで子持ちの温水さんだった。
結婚を前提にお付き合いして欲しいという温水。
《きっと、こういう人と結婚した方が幸せになれるのよね…。男は顔じゃないし、とりあえず付き合ってみようかな…》
そう思った時、有線で自分の歌がかかり、酔いしれる。
そこへ昔の恋人、ヒトシが現れる。
この歌もヒトシがリクエストしたものだそう。
これまでヒトシに散々な目に遭わされてきていた
ひまわりはどうしても疑心暗鬼になる。
その気にさせ、2人で150万ずつ用意してCDを出そうと持ちかける。
ヒトシが実家を継ぐと言っていたので、実家へ様子を伺いにいく
ひまわり。
お母さんに会って、やっぱりヒトシは実家に連絡もいれていないことを気づく。
《信じられないからって疑って何もしないより、人を信じて傷つく方がいい!!》
ひまわりは幼い頃、出て行った父親に会いたいという希望を捨てきれない。
しかし思えば「おまえの歌は日本一」と言ってくれたのは大好きだった父とヒトシだけだった…。
《あたしはね、この世で1人でもお前の歌が聞きたいと言ってくれる人がいる限り、歌い続けたいの》
貯金を解約して、借金を重ねる
ひまわり。
似ても似つかないクールな弟はデイトレードでどっさりお金を稼いでいるようです。
ひまわりが土下座して50万円の借金を頼む。
「返さなくていいから、もう2度と来ないでくれます?悪いけど、あなたのこと姉弟と思ったこと、1度もないんで》
ひまわりはその帰り道、大阪の母に電話する。
『前にも言うたやろ。もうあの子のところに行くなって。あんたと違うて忙しいんねんから。姉弟言うてもな、父親も違うんやし。勝也が迷惑してんのええ加減分からへんの!?あんたがおるとな、周りの人間はろくなことがないねん。お願いやからもう関わらんといてちょうだい、私らのことに。悪いけど、私、今、物凄い忙しいねん。用がないなら切るで』
母は若い男性とイチャイチャしていた…。
ひまわりは死ぬ思いでかき集めた150万をヒトシに渡し、念願のジャケット撮影の日を迎える。
なかなかヒトシは現れない…。
トボトボと帰る
ひまわりの前にヒトシが突然現れる。
ヒトシはCD発売の話は駄目になったが、結婚するという。
一瞬勘違いする
ひまわりだったが、相手は元キャバクラ嬢の真佐美だった。
アイツ殺して私も死ぬと結婚式に乗りこむ
ひまわり。
しかしそこで、300万円はヒトシの同級生、幸田の主人の手術代にとヒトシから渡されていたのを知る。
やっぱり悪いからと返しにきた幸田は
ひまわりにお金を渡して帰ろうとする。
ひまわりはヒトシの気持ちを知り、これは使ってくださいとお金を渡す。
ひまわりは立ち去り際に幸田からこんなメモも入っていたと見せられる。
『一つだけ条件がある。大河内ひまわりのCDを買ってくれ』
幸田はちゃんと買ったCDを見せ、応援するのだった。
帰ろうとした
ひまわりだったが、突然警察に人違いで誘拐犯として逮捕されてしまう。
「日本一ついてないですね、あなた」と謝る刑事はお見合い相手の温水だった。
雪が舞う中、滑って転ぶ
ひまわり。
転んだ先にスルスルと転がってゆく真っ赤な反物、その一本道はこれから辿っていく悲しく寂しい、女の道のように続いていた。