|
テーマ:アニメあれこれ(26103)
カテゴリ:非公認戦隊アキバレンジャー
少年陰陽師の第18話を見ました。
第18話 その理由は誰知らず 昌浩は陰陽寮での仕事がなかなか終わらない。 「今日くらいは夜回りを休んだらどうだ?あの防人の一件からこっち、おかしなこともないんだから」 「何も起きないのはかえって不気味だよ。風音がおとなしくどこかへ逃げて行ったとは思えないし」 昌浩は吉昌に呼ばれる。 昌浩の兄、成親が都へ戻ってきていたのだ。 昌浩ともっくんは吉昌に成親の所に寄るというお使いを頼まれる。 「成親様が?」 「ええ、お仕事で暫く都を離れていらしたのですが、昨日お戻りになられたそうです」 「若くして暦博士になられた、ご立派な方なんでしょ?」 「婿入り先に恵まれたって事もあるけどな」 「けど家柄だけで出世できるものではないでしょ?才がおありなのだわ」 「昌浩様のもう一人の兄上・昌親様も星を読む才に長けていらっしゃいますしね」 「ま、安倍の家の者だ、そんじょそこらの陰陽師とは比べ物にならんな」 「二人共この家のことはよく知っているのね」 「ここの子は皆、神将達が子守をしたんだ。吉昌なんて神将が育てたようなもんだぞ」 「ま、吉昌様も!?」 「あの頃の晴明は若菜を亡くしたばかりで、いつも以上に仕事に没頭していたからな」 「若菜様って?」 「晴明様の奥方です。昌浩様にとってはおばあさまになりますね」 「そう、神将達は昔から晴明様のお側にいらしたから知っているのね」 「人にとっては長い年月に感じられるだろうが、俺達にとってはついこないだのことだ」 「皆でお世話した吉昌様が三人の御子を儲けて、そのうちの成親様も昌親様も今は父親ですものね」 昌浩ともっくんは成親の邸へ向かうと、そこでは成親親子が謎の妖に襲われていた。 「俺は行けない」 「何言ってるんだよ!?」 「俺は中に入らない」 「どうして、もっくん!?」 助けにいこうとするも、もっくんが邸に入ろうとせず、結局妖を取り逃がしてしまう。 もっくんは一人、屋敷の屋根の上にいた。 「何をしているのかしら、騰蛇」 「珍しいな、騰蛇が昌浩の側についていないとは」 「我には落ち込んでいるように見えるのだが」 「騰蛇が落ち込む!?」 「まさか!?騰蛇っていつもあんな感じじゃない!?ムスッとして近寄り難くて」 もっくんの側に勾陳が現れる。 「どうした?」 「勾か。珍しいな。普段は晴明に呼ばれない限り、出てこないのに」 「何、気紛れで出てくることもある。浮かない顔をしているな」 「どうせいつもこんな顔だ」 「そうか?」 「俺は子どもが嫌いだ。子どもはすぐに泣く。泣いて泣いて、終いには熱を出す。子どもは弱い。だから嫌いだ」 「成親の娘が妖に狙われたと聞いたぞ。それでお前は屋敷にがんとして入らず、その妖を取り逃がしたそうじゃないか」 「全て俺のせいだ」 「らしくないな、騰蛇」 「素早かったんだ。でかいくせに風のように駆けやがった」 「でも、何だったのかは見定めたのだろ?」 「血の匂いがした。もう何人もの人間を喰らって力をつけている」 もっくんの様子がおかしいと昌浩は晴明に告げるが、心配ないと言われる。 「気にするな、騰蛇は考えすぎなんだ。何だ?昌浩」 昌浩は晴明に勾陣だと教えられる。 昌浩は顔を合わせるのは初めてあるが、勾陣は昌浩を赤子の頃から見ているそうです。 「昌浩、紅蓮と六合、勾陳を連れていってよいから今度こそパパッと退治て来い」 再び謎の妖と対峙するが、もっくんはいつものように行動できない。 「子どもが恐いのか?」 「恐いんじゃない、嫌いなんだ。俺は昌浩の方を手伝う。ここは決壊も張ってあるんだから、お前一人で平気だろ」 妖は無理やり結界を破り、屋敷の中に入ってしまう。 成親の妻と子どもを守る勾陳だったが、小姫が攫われてしまう。 「騰蛇、何をしている!?」 紅蓮は俺のせいなので必ず取り戻すと妖に立ち向かう。 紅蓮の後を追う勾陳と昌浩。 紅蓮は小姫を取り戻すも、小姫が泣き始めると少し苦しみ始める。 「元はと言えばこんな目に遭うのもお前らの…お前らの…うわぁぁ!!」 妖を燃やし尽くす紅蓮。 「出る幕無しだな」 「これを何とかしてくれ」 泣き止まない小姫を昌浩に渡す紅蓮。 「ありがとう、紅蓮」 「元はと言えば俺の失敗だ」 「でもさ、どうしてあんなに中に入るの嫌がったんだよ」 紅蓮はもっくんの姿に戻る。 「全く…嫌いなんだそうだ」 「嫌い?赤子が?」 「勾!!」 「そうなの?もっくん」 その場を離れようとするもっくんを捕まえる勾陳。 「俺は赤子が嫌いだ。すぐに泣くし、喋れないから何を考えているか分からない」 「そっか。泣かれるのが嫌なんだ。嫌いなんじゃなくて嫌われるのが恐いんだね」 小姫を近づけられ、もっくんは大声で言い返せない。 そして、小姫はもっくんの名を呼び、笑顔を見せるのだった。 「どうしたの?勾陣」 「いや、流石は昌浩だと思ってな」 幼い昌浩が晴明のお札を破ろうとするので、紅蓮は止めます。 「こら、人の嫌がることをしては駄目だ」 「ぐえん、ぐえん」 紅蓮の名を呼ぶ幼い昌浩。 「騰蛇のあんな顔が見たことがなかったよ、昌浩」 天一らに小さい頃の話を聞きたいので昌浩の子守は誰がしていたのか尋ねる彰子。 「昌浩様を一番お世話していたのはやはり…」 「していたというより、今もしているだな」 朱雀は天一に膝枕をしてもらながら答えます。 昌浩と口喧嘩しているもっくん。 「しかし、あれが騰蛇だと頭で分かっていても不思議な感じがするな」 「そう感じるのは無理はないか。昌浩の側では騰蛇の発する神気は和らぐ」 「確かに…」 「うん、あの白い妖の姿の時はそれ程恐くないわ」 「赤子も笑む程だからな」 「笑った!?赤子が」 「嘘!?」 「時が経てば変わっていくこともある。それは人も神将も同じだろ」 そう話していると昌浩に一緒に餅を食べないかと誘われる。 「皆の騰蛇に対する接し方も変わったな。それも昌浩のお陰か」 「俺は忘れん、騰蛇の犯した罪を。そして再び罪を犯すことがあればその時は、その時は騰蛇を…」 「再びはない。昌浩がいる限りな」 次回、「北辰に翳りさす時」 少年陰陽師 窮奇編 豪華版第三巻 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 31, 2007 03:56:24 PM
[非公認戦隊アキバレンジャー] カテゴリの最新記事
|