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テーマ:『BLEACH』(613)
カテゴリ:絶園のテンペスト
BLEACHの第115話を見ました。
第115話 特命!やってきた死神たち 教室の窓にはルキアが立っていた。 「ルキア!?」 「久しぶりだな、一護。何だ、そのふぬけた顔は!?ちょっと来い!!」 驚く一護をいきなり蹴り飛ばしたルキアはそのまま一護を死神化させると強引に虚が暴れている場所に連れて行く。 「やっぱりこうなったわね…」 「そうっすね、全く世話の焼ける野郎だ」 「ま、あんだけふぬけた面見せられちゃ、ああしたくもなるだろうぜ」 「そう?凹んでた顔もあれはあれでそそるものがあったわよ」 「どこが!?そそるものなんかないね」 「別にあんたに同意求めてないわよ、弓親」 「じゃあ誰に求めてるの?一角?」 「何で俺だ!?」 「おい、お前ら、ちょっとは静かに…」 一護の体が白目むいてないかとか、死んでるんじゃないのかとクラスが騒ぎ始める。 「やっぱ、やべえ連中だよ、あいつら。赤い髪だし刺青だし」 「気にすんな、恋次。人間共の戯言だ」 「金髪の巨乳に、銀髪の小学生、おかっぱのナルシストに、木刀差したハゲ」 「おい、今、ハゲっつった奴、出て来い」 「気にしない方がいいっすよ。人間の戯言なんすから」 「何をしている!?さっさと戦え!!これのどこが戦っていると言えるのだ!?普段の貴様ならその程度の虚を倒す事など訳ないだろう!!」」 「うるせえな、言われなくてもそうするぜ」 一護をけしかけるルキアだが、一護は自分の内なる虚の力を恐れて戦うことが出来ない。 「知っておるぞ。貴様、破面共にやられてから一度も死神化しておらぬだろ。何を恐れておるのだ!?茶渡がやられた、井上がやられた、それが何だ!!貴様はその程度で心折れるような男だったのか!?敗北が恐ろしいか?仲間を守れぬことが恐ろしいか?それとも、貴様の内なる虚が恐ろしいか!?敗北が恐ろしければ強くなればいい、仲間を守れぬことが恐ろしければ強くなって必ず守ると誓えばいい、内なる虚が恐ろしければそれすら叩き潰すまで強くなればいい。他の誰が信じなくてもただ胸を張ってそう叫べ!!私の中にいる貴様はそういう男だ!!」 追い込まれる一護にルキアの檄が飛ぶ。 「うるせえんだよ、手前は。行くぜ」 一護は虚を真っ二つに斬るのだった。 「井上!!」 ルキアは一護を連れて学校に戻ってくる。 「怪我はもう大丈夫なの?」 「ああ、井上のお陰でもう何ともない」 「ううん、私は何にも。今度はいつまでこっちにいられるの?」 「その話は一先ず後だ。おい」 「黒崎君…」 「井上、俺…」 「弱くてすいませんでした!!」 一護に無理やり頭を下げさせるルキア。 「俺は…俺は、強くなる。強くなって次は絶対お前を守るから」 《良かった…いつもの黒崎君だ》 「ありがとう、黒崎君。ありがとう、朽木さん。お帰り」 啓吾はジンジャーエールと乳酸ソーダを2:1の割合で混ぜるとヘアトニックの味になると水色に話していた。 水色は教室が騒がしいことに気づき、啓吾が教室へ偵察へ向かう。 中で待っていたのは一角の睨みを利かせた顔だった。 「あぁ!?何だ、手前は!?何、見てんだ!?下ろしてすり身にして丸めてカリッと揚げて食うぞ、こら!!」 「止めろっつってんでしょ、このつるっぱげ!!」 一角の頭を叩く乱菊。 「何しやがんだ!?松本。人の頭ペシペシ」 「煩い、それ以上騒ぐとやちるに言いつけるわよ」 「それは、ほら、お前勘弁しちくれ」 「最初からそうやって素直に言うこと聞きゃいいのよ。あんた達もモタモタしない!!ここは引き上げるわよ、ボンクラ!!」 「そのボンクラには俺も入ってるんじゃないだろうな!?」 「まさか!?隊長は別ですよ。最近、隊長、被害妄想強いですよ」 啓吾は乱菊の胸に飛び込もうとするも、弾かれる。 「おい、こいつ大丈夫か?」 「いいのいいの、さ、撤収撤収」 黒崎家ではコンとルキアが再会を果たす。 ルキアの胸に飛び込もうとしたコンは踏みつけられる。 遊んでねえで、入るんならさっさと入れよ「」 ドアにコップを当てて中の声を聞いている一心と遊子。 女の子っぽい子を連れてきたと大騒ぎの遊子に夏梨は竜貴ちゃんも高校に入ってエロい体になっていると言うと、それに物凄く反応する一心。 「うるせえぞ、こら!!」 ドアを開けて一護は家族を追い払う。 「とっとと教えろよ、破面ってのが何なのか。何で俺らが狙われてんだ!?」 「待ちな。その話なら俺達が教えてやろう」 天井の照明器具を外して出てくる恋次達。 「破面が仮面を外し、虚と死神二つの力を手に入れた虚の一団だ。今まで数も少なく未完成だったが、崩玉を持った藍染が接触することで成体の破面が誕生した。そいつがこの間の二体だ。当初、尸魂界は藍染が直接事を起こすまで静観するつもりだったんだ。こっちも隊長三人が一気に抜けて敵に付き、しかもバウントの一件でバタバタしてたしな。だが、その間に成体は予想外に早く完成し、現世に送り込まれたことでそうも言ってられなくなった。そこで急遽選抜されたのが俺達だ」 「選んだのは?」 「山本総隊長だ。藍染にやられて以来、四十六室は空席のままだ。その間の決定権は総隊長に下りてきている。そこでとりあえずお前を一番よく知っているルキアが選ばれて…」 「違う、実力で選ばれたのだ」 「動ける戦闘要員の中で一番ルキアと近いって事で俺が選ばれた。んで、隊長格以外で俺が一番信頼できる戦闘要員を選べって言われて俺が一角さんに同行を頼んだ。そしたら弓親さんが僕も絶対行くって言い出して…騒ぎを聞きつけた乱菊さんが面白そうだからって行きたがって、乱菊さんがどうしても行くって聞かねえもんだから日番谷隊長が引率として仕方なく…って感じだな」 「ピクニックかよ!?」 「兎も角手前は確実にその藍染に目つけられてるってことだ、黒崎一護」 「あ!?一人だけ天井裏に入るの断固拒否してノリの悪い日番谷隊長だ」 「ずっと屋根で待ってたんすか?駄目っすよ、それでなくても銀髪の小学生なんて目立つのに」 「うるせえ!!破面は確かに虚の面を剥ぐことで生まれる。だがその辺の虚の面を剥いだところで大したものは出来やしねえ。本気で尸魂界に戦争を仕掛けるつもりなら破面化の対象は自ずとメノス以上に限られる」 「メノス、以上?何だよ、まるでメノス以上に虚がいるみてえな言い方じゃねえか」 「ああ、いや、正確にはメノスの中に3つの階級が存在するんだ。1つ目はギリアン。メノスの中の最下層で最も数が多い。全て同じ姿をしてるのが特徴だ。貴様が死神の力を手に入れて間もなく現世で追い払ったのがこいつだ。雑兵と言っていいだろう。見た目は巨大だが、動きが緩慢で知能も獣並み、隊長クラスなら倒すのにそう問題はない。問題は次からだ。2つ目はアジューカス。ギリアンよりもやや小さく、数も少ないが、知能が高く、戦闘能力はギリアンの数倍。数が多いギリアンをまとめる存在だ。そして3つ目がヴァストローデ。最上級のメノス。大きさは人間と同程度、数は極めて少なく虚圏全域に数体しかいないと言われているが、はっきり言う。このヴァストローデ級の戦闘能力は隊長格より上だ。破面化によってメノス共が手に入れる力は未知数だが、隊長格が3人抜け、それがそのままメノスの上に付いた今、これだけは言える。もし現時点で藍染の元にこのヴァストローデ級が十体以上いたら尸魂界は終わりだ」 ウルキオラとヤミーが藍染の元に戻る。 「お帰り、ウルキオラ、ヤミー。さぁ、成果を聞かせておくれ。我ら20の同胞の前で」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 14, 2007 09:45:57 PM
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