ヒミツの花園の第7話を見ました。
テレビ局から、花園ゆり子の漫画『忍法アラベスク』を原作にしたドラマを作りたいというオファーが舞い込む。
漫画の売り上げにつながると思った夏世が片岡四兄弟に相談すると、主役を人気女優が演じると聞き、修はノリノリです。
一方、陽は原作を超えたドラマはないと慎重だ。
智は航に意見を求めるが、智に任せるとの言われてしまう。
夏世は航のそっけない態度が気にかかる。
後日、ドラマの担当プロデューサーに会った智は絶対に面白いものにすると言う熱意に押されて、ドラマ化をOKすることになる。
ところが、その夜、航から呼び出された夏世は、ドラマ化の話を断るように言われる。
「作品のことが心配なんですか?」
「はい」
「気にいらない点があればその都度おっしゃって下さい。私がちゃんと交渉してきますから」
「交渉できなかったら?」
「そんなこと、やってみなきゃ分からないじゃないですか!!」
「僕達は今のままがいいんです。これ以上、マンガを売ろうなんて思ってない」
「でも!!」
「このままで、いいんです。それじゃよろしくお願いします」
「私が頼りないからですか?信用できないからですか!?だからドラマ化に反対するんですか?」
「僕はただ花園ゆり子を守りたいだけです」
「何をですか!?花園ゆり子の何を守りたいんですか!?本当のことを教えて下さい」
「あなたには関係ないでしょ」
「田中さんに言われたんです。作家にとって編集は母親であり、恋人のようなものだって。だけど信頼関係がなくちゃ、私は母親にはなれません。先生方のこと、守れません!!教えて下さい。男であること以外に何を隠そうとしているんですか!?」
「あなたは僕達に何でも話せますか?何でも曝け出せますか?人には決して踏み込まれたくない場所があるんですよ。それは家族でも恋人でも絶対に侵しちゃいけないものなんだ。それができないのなら辞めて下さって結構です。花園ゆり子は僕が守る」
「ちょっと待って下さい!!何なんですか!?一方的に辞めろだなんて!!あたしはもっと多くの人に花園ゆり子を知ってもらいたくて、この話を進めてきたんです。先生のためになると思ったからこそ…」
「それが余計なことだと言ってるんです」
「どうしてですか!?修さん達だってあんなに喜んでるじゃないですか。それのどこが余計なことだって言うんですか?」
「解らなかったらもういいです」
「はい?」
「時間の無駄だ。直接僕が編集長に話をして…」
「担当編集は私です!!私を信用して下さい。ドラマ化は絶対に成功させます」
テレビ局で夏世は、出来上がったドラマの筋書きを読むと、設定だけ利用した全く別の作品になっていた。
何とかこれで花園ゆり子に了承を取ってほしいとプロデューサーは言うが、夏世は譲らなかったために結局、ドラマ化は取りやめになってしまう。
その足で片岡家へ向かった夏世はマンションの入り口で航と出会う。
「あの、こないだはすいませんでした。信用してないなんてこと、ありませんから。信用してなければ、サイン会に出ろなんて言いませんから。だけど、僕達兄弟の間に入り込まれるのは…」
「ごめんなさい。ドラマ化の話、駄目になっちゃいました。原作勝手に変えられて、こんなんじゃOKできないって言ったら、もういいよって。先生達が一生懸命描いた作品なのにあの人達、そんなことなんでもないように。悔しかったんです。先生達の苦労も知らないで何言ってるのって。それでつい、かっとなっちゃって…ぅ…約束したのに…いいドラマにするって、陽君くんと約束したのに…。駄目になっちゃった…。すいませんでした」
「謝ることなんかないですよ。作品を守ってくれたんでしょ?だったらあなたのせいじゃ…」
「あたしのせいです。ごめんなさい…ぅ…」」
航の胸に顔を埋めて泣く夏世。
その頃、ある編集部では、あるスクープを載せた週刊誌が刷り上ってくる。
それは、花園ゆり子の正体を明かしたものだった。
Baby Don’t Cry
ヒミツの花園(上)