ヒミツの花園の第8話を見ました。
『少女の夢を壊した人気漫画家!花園ゆり子の正体は男だった!』なんとワイドショーで、花園ゆり子の正体が男四兄弟だった事がネタに放送されたのだ。
悩んだ夏世が、編集長・田丸に相談すると、四兄弟が表に出てイメージアップを図る方がいい。
夏世が担当するコミック誌で、花園ゆり子のインタビューを載せた特集記事を組むことを提案。
片岡四兄弟も騒動が収まるならと、一度だけ取材に応じることを了解。
早速、亮子をプロデューサーに、写真撮影とインタビューがはじまる。
そして、1週間後。
花園の特集を載せたコミックが発売になるや大反響を呼び、騒動は収まるどころか大フィーバーになる。
花園のマンションにはファンが押し寄せ、編集部にも取材オファーが殺到。
「取材は一回きり」と約束していた夏世は困惑する。
後日、夏世が兄弟たちに状況を説明すると、修は、自分にトークライブの依頼が来ていると聞き上機嫌になるが、その後、航から「自分たちの仕事は漫画を描くことだから、これ以上、あいつらをあおるような真似しないでください」と取材を断るように言われてしまう。
航は締め切りの迫った仕事の心配をするが、修はウキウキでトークライブに出かけてしまう。
深夜に戻ってきた修は、自分の話に感動してくれたと、嬉しそうに話すが、航は怒りを露わにする。
すると、修は花園ゆり子としてじゃなく、片岡修として生きたいと、本音を言う。
それを聞いた航はあの事忘れたのか?と確かめるような口調で尋ねると修は皆もう忘れていると言う。
そのうち、智も巻き込み、つかみ合いのケンカになってしまう。
「どうしてかな。あなたが来てから、何もかもが滅茶苦茶だ。僕等はずっと、たった一つのことだけ大事に生きてきたんです。それを全部、あなたが滅茶苦茶にした。もうここへは来ないで下さい」
「どうしてですか!?優しくしたり、冷たくしたり、私にはあなたが解りません」
「解ってもらおうなんて思ってません」
「私は解りたいんです!!…解りたいんです…あたしは…」
「そんなことを…そんなこと…簡単に口に出すのは止めて下さい。迷惑です」
ハンカチを返すと夏世は出て行く。
「あれ、帰んの?」
「失礼します」
夏世を追いかけていく智。
航はハンカチを手にしながら、窓から外を見つめる。
学生服を着た航が帰宅すると、父が赤ちゃんを抱いていました。
「ただいま。可愛いね」
「お前の弟だ」
「何て名前?」
「陽」
「こんにちは、陽」
「何かあったら真っ先に陽を守ってやるんだ。お前は長男なんだから」
「はい」
夏世を追ってきた智。
「ちょっと待てよ!!何があったの?」
夏世は何も言わず、涙を流すだけであった。
掴まれた智の手を話す夏世は何もないと言って去っていくのを見送る智。
Baby Don’t Cry
ヒミツの花園(上)