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テーマ:アニメあれこれ(25334)
カテゴリ:非公認戦隊アキバレンジャー
少年陰陽師の第25話を見ました。
第25話 禍気の渦に伊吹舞う 「笠斎…いや、もはや笠斎ではないな。智鋪の宮司」 「あいつが智鋪の宮司」 「そうよ!笠斎の骸に智鋪の宮司が憑依してるの」 「やはり現れたか、安部晴明。そしてその式神達。しかし、来るのが遅かったようだ。この通り、第一の封印は開いた。あとは聖域の最奥・黄泉の国へと繋がる封印を残すのみ。既に騰蛇が向かっているところだ。残念だが、お前達をここから先に通すわけにはいかん。さぁ、黄泉の鬼達よ、目障りな者共を屠れ!!」 「五十年余り、瘴気の中に浸っていた化け者共が」 大鎌を振り上げて、忌々しげに吐き捨てた青龍が鬼を真っ二つに斬る。 白虎も風で鬼に攻撃し、勾陣も鬼と戦う。 「待て、昌浩。お前はいい。ここは私達に任せろ。黄泉の瘴気が濃くなる毎に智鋪の宮司の力が増している。お前は先に進め。そして、黄泉の封印を守るのだ。青龍、勾陣、お前達は昌浩に付け。道を開き、昌浩を最奥の封印まで導くのだ」 「引き受けた」 晴明の袂を掴む昌浩。 晴明はふっと微笑して、昌浩の額を軽く指弾した。 「早く行け」 勾陣が開いた突破口を駆けて行く。 行かせまいと攻撃しようとする智鋪の宮司に攻撃する晴明。 「智鋪の宮司、お前の相手はこの私だ」 「どうせ、あんな子どもが向かったところで何も出来まい。丁度いい、安倍晴明、邪魔なお前をここで討ち果たそう」 「千引岩・最後の封印、これを破れば一気に黄泉の軍勢が押し寄せる」 紅蓮は巨大な巌である最後の封印に辿り着いていた。 千引岩に攻撃する紅蓮だが、炎が凍らされてしまう。 『罷りならぬ。何人もこの封印に触れること、罷りならぬ』 「そうか、この扉にも居座っているのか。目障りな守護妖め!!」 黄泉へと繋がる巌を前に大蜥蜴と紅蓮の攻防が始まる。 「一番厄介なのは巌の砦とは。智鋪も初めにこいつを殺しておけば良かったものを!!」 太陰や白虎、玄武、晴明が鬼達と戦う。 「そうでなくては面白くない。しかし、その式神共が邪魔だ。ならば…」 「太陰、玄武、白虎と共に隧道を戻れ。地の下を通り、異形達が隧道を抜けて外に向かっている」 「ふふふふ、さぁ、どうする?」 「お前達は放たれた瘴気を清め、外へ出ようとする化け物共を全て討ち果たせ」 「解ったわ」 「行くぞ、玄武」 「我はここに残る」 「何を言ってるのよ!?」 「我の為すべきは晴明を守ること!!」 「今は人々を守ることの方が大事だ。お前の力で瘴気を食い止め、広がるのを防ぐのだ。玄武よ、案ずるな。私はまだ天命ではないぞ。考えてる間はない」 太陰の風で玄武、白虎は洞窟の外へと向かい、晴明は一人で智鋪の宮司との戦いに臨む。 「智鋪の宮司、老いたりとはいえ、この安倍晴明の力、まだまだ侮ってもらっては困る」 洞窟の外へと出ようとする鬼達を攻撃する先回りに成功した太陰達。 脇道のようなものを見つけた太陰は玄武と白虎に任せて、脇道を進んでいくと、道反の巫女が氷の柱で閉じ込められている場所に続いていた。 「あれは道反の守護妖!?」 「五十と五年前、あの時のケリ、今ここでつけてやる!!」 「やれるもんならやってみろ!!」 次々と現れる鬼を倒していく晴明。 そして、頭上から襲ってくる智鋪の宮司を弾き返す。 「ここまでだ、智鋪の宮司」 「晴明、俺を殺すのか?お前、友である俺を殺すというのか?お前の術はそんなことの為にあるのか?」 晴明に語りかける笠斎。 「貴様は笠斎などではない」 「晴明…助けてくれ」 「智鋪の宮司、貴様…!!」 「俺は智鋪の宮司に操られているだけだ。晴明、助けてくれ」 「笠斎…わが友・榎笠斎。あの笠斎はもういない!!笠斎の亡骸を玩ぶとは許さん!!」 晴明と宗主の技がぶつかり合うが、宗主の技の方が上手だったようで、晴明は飛ばされてしまう。 「今の術、大分無理があったようだな。お前のその離魂の術はかなりの霊力を費やすらしいな。都に置いてきた老いた身には堪えるのではないか?」 「ま、まだだ…」 「無理をすれば命を落とすぞ、晴明。お前の負けだ、覚悟しろ」 晴明に襲ってくる鬼を倒す六合。 「大丈夫か?晴明」 「六合…六合よ、風音はどう…」 六合の長布の下に紅い勾玉が揺れていた。 「そうか…」 「晴明、こいつは俺にやらせろ」 「十二神将の身でありながら、人である我を殺すのか!?面白い」 「戯言を。それは既に亡骸だ。貴様が依り憑き、生きているかの如くに動かしているにすぎない!!」 「く、小癪な十二神将」 「智鋪の宮司、貴様の企みここまでだ!!伊吹戸主神、罪穢れを遠く根国底国に退ける」 地に触れた指先から生じる術の波動がじわじわと波紋のように広がっていく。 宗主が阻止しようと、諸手を広げて禍気を結集させ、気合とともに放つが、六合の銀槍がそれを斬り裂き、一気に間合いを詰めていく。 六合の攻撃を避けた宗主だったが、その動きを読んでいた六合は更に踏み込んで、銀槍を繰り出す。 それにより、宗主の左腕が飛ぶ。 「天の八重雲を吹き放つ如くに、禍つ風を吹き払う」 宗主の右肋骨斜め下当たりを六合の銀槍が貫いた。 「残念だが。ここはただの穴だ」 「伊吹、伊吹よ。この伊吹、神の伊吹となれ――」 神咒が完成し、六合は刃を力任せに撥ね上げ、胴を切断する。 満ちていた瘴気が湧き上がる伊吹の力で跡形もなく消失していく。 玄武達の元に太陰が戻ってくる。 「早く晴明に知らせないと!!」 「どうした?太陰」 上半身だけでもまだ口を開閉させている宗主。 「まだだ、まだ屍鬼となった騰蛇がいることを忘れるな。」 「黙れ、俺は貴様を許さない!!消してやる!!」 もう一度斜めに銀槍で斬る六合の長布の下の勾玉が光り出す。 「ありがとう、晴明…」 解放された笠斎がお礼を言って成仏していった。 六合は勾玉に手をやる。 「晴明!!来て、晴明。道反の巫女が!!」 太陰が風に乗って晴明達の元に戻ってくる。 太陰に道反の巫女が眠る氷の柱に案内される晴明と六合。 「かようなところにいらしたか、巫女殿。おぞましい呪縛の中で五十年余りの永きに渡り眠り続けていらしたとは。音もなく、姿も見えぬ咒詛神。心ばかりに負うてかえれ…」 晴明の掌から穏やかな波動が広がり、巫女の眠る氷を徐々に溶かしていく。 百足に岩の上に降ろされた巫女がゆっくりと瞼を開いていく。 「風音!?あの子は、風音はどこに!?。晴明殿、私のあの子は!?」 「これを…」 六合は首にかけていた勾玉を外し、巫女に差し出す。 巫女の左耳についているのと同じ勾玉だ。 「どうして、これを!?」 「風音はもう…」 巫女の目から涙が溢れる。 「後は六合と守護妖殿にお任せしよう。我らは昌浩の元へ向かうぞ」 昌浩達は紅蓮の元へと急いでいた。 「ここは第二の封印のある聖域…。紅蓮…」 紅蓮は蜥蜴と戦っていた。 「貴様如きが封印に触れること、まかりならぬ!!」 「流石は最後の封印を守る守護妖。しぶといな。だが、これまでだ。さっさと滅べ!!」 「勾陣、頼む」 「覚悟は出来たか?」 頷く昌浩に勾陣は軻遇突智の焔の依り代となる朱雀の太刀を出す。 「高淤の神より借り受けた軻遇突智の焔がこの太刀に宿ることでお前は神を殺す力を手にする」 「神を殺す力…」 次回、「焔の刃を研ぎ澄ませ」 ![]() ![]() ![]()
Last updated
March 21, 2007 04:25:56 PM
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