2007/05/17(木)15:06
ながされて藍蘭島 第7話「にゃんだって、お師匠様」&「見たくって、さくら」
ながされて藍蘭島の第7話を見ました。
にゃんだって、お師匠様
「ここが南の森か。初めて来たよ」
「私も久しぶり子どもの頃はしょっちゅう遊びに来てたんだけどね。え~と、確かこの辺りで待ち合わせしてるんだけどな…。あ、ちゃんと行人にも紹介するね。私のお師匠様」
「ところで一体なんのお師匠様なわけ?」
「合気道や柔術。小さい頃から色々鍛えてもらってたんだ」
「へぇ、じゃ武道の達人ってわけか」
「なんたってお師匠様は南のぬしだからね」
以前遭遇した東のぬしがかなり凶暴だったため、行人は胸騒ぎを覚えるのだった。
そして、背後にお師匠様が現れますが、地面には眼が赤く光り、爪が長く延びる恐ろしい姿の影が映っていたので悲鳴をあげる行人。
しかし、どこを見渡しても姿がないように思われますが、お師匠様は猫であった。
「まさか、このおチビちゃんがお師匠様?」
「行人、紹介するね。お師匠様は100年以上生きている猫の長なの。あらゆる武術に長けた凄い猫なんだよ」
100年以上生きていることを信じない行人であったが、長い爪を見て信じることにします。
お師匠様が呼び出した理由は年に一度のサバイバルゲームの日だからだそうです。
南の森には犬族と猫族が暮らしていて、毎年主の座をかけて争っているのだそうで、行人もとんかつも猫チームとして参加することに。
そして、サバイバルゲームが始まります。
ルールは髭を2本書いた方の勝ちだそうです。
森の中でバナナの皮に滑ってしまう行人とすず。
早速犬族が襲ってきますが、バナナの皮があるので自由に動けない。
再び滑ってしまったすずが狙われるが、行人が犬に向かってバナナの皮を投げ、そのうちに先に進みます。
敵は犬なので、足は速く、鼻もいいので注意して進みますが、お腹が空いたすずはお弁当を食べ始めます。
行人大事な試合中に食べているすずに注意するとお腹が減ったら戦ができないと返される。
そこに犬が現れ、取り囲まれてしまう。
そして、行人とすずの周りを走り始めます。
しかし、犬の足下に筆を置くことで犬達はこけてしまいます。
そして、一気に走って進んでいく行人とすずは犬達の攻撃をかわしながら、犬の長の所までやってきます。
犬の長に勝つことは絶対無理だと言われた行人は突っ込んでいく。
すると、地面からあやねとまちが現れ、頬に1本ずつ髭を書かれてしまう行人とすず。
あやね達は犬達の食料を食い漁ってしまった為に犬側についているようです。
「そんなことより、すず。今度こそ私が勝つわよ」
「すず!!」
「行人様のお相手は私。ねぇ、行人様、この勝負、犬達が勝ったら私が行人様を好きにしていいってのはどうかしら?その代わり、猫達が勝ったら行人様が私を好きにしていいの」
「勝手なこと言うな。悪いけど、相手がまちでも手加減しないよ」
あやねはすずを自分の罠に誘い込んだかのように思えたが、直前でかわされ、あやねが罠に引っかかってしまい、爆発してしまう。
森では犬と猫か戦っていた。
「ところで行人様はどんなお髭を書いて欲しい?手品師風?喜劇役者風?泥棒髭とか似合っちゃったりして…」
行人はじっちゃんに叩き込まれた剣術で戦おうとしますが、犬族が勝ったという笛の音が鳴る。
しかし、犬族がお師匠様に書いた髭ですが、とんかつが変装させられていただけの偽者だった。
そして、犬の長にとんかつに変装していた猫の長であるお師匠様が髭を書いて、猫族が勝利するのだった。
帰ってきたとんかつが本物かどうか確かめる行人だった。
負けた罰であやねは犬達の食事当番を暫くさせられるのだった。
見たくって、さくら
行人は夜眠っていると金縛りにあっていた。
何かに乗っかられている気がした行人が目を開けると、まちが乗っていた。
「何してんの?」
「こうして起きるの待ってたの。1時間ほど」
「1時間も、そう…」
「というわけで…お花見行こ~」
翌朝、皆でお花見に出かけます。
「久しぶりだな、花見なんて」
「楽しみよね~」
「桜の木の下で食べるお弁当って美味しいんだよね」
「花びらがヒラヒラ舞って風流ですものね」
「っていうか、季節はずれなんじゃ?桜なんて咲いてるの?」
「北の森を抜けた所の岬にね、1本だけあって、今が丁度見頃なんだよ。とっても綺麗だからさ、皆苦労してでも見に行くんだよ」
北の森の前に着くと、いくつかの組に別れることになる。
北の森のぬしが気が荒い為に、目立ないように少人数で行動することになります。
行人はまちのくじを引いて、ペアを決めますが、やはりというかまちとペアになった行人ですが、高所恐怖症のため、崖を下りて行こうにも先へ進めません。
りん、ちかげ、ゆきのチームはまちとあえて難しい道を進むことになってしまうから同じチームにならなくて良かったと言いながらそれ程険しくない道を進みます。
あやねとすずは森を走って抜けていますが、すずがこけたり、こけたくまくまに巻き込まれてあやねが木に激突したりします。
まだまだ崖を下りなくてはいけない行人はそこまでして桜を見たくないと帰ろうとしますが、まちにロープで捕まえられてしまう。
そして、ロープで拘束された行人は崖を落とされます。
そして、ロープの長さが地面すれすれだったので、地面に激突する前に行人は止まります。
まちはロープを伝って下りてきます。
「長さぴったり。まるで測ったみたい」
行人は魂が抜けかかった状態ですず達と合流です。
もうすぐで北の森が抜ける所で北のぬしに会ってしまう。
だが、その北のぬしは負けてしまったために隠居の身だそうで、桜の木までの近道を教えてもらいます。
だが、橋が折れてしまっていて、川を渡ることができない。
そこで尖った石と棒を合体させて、斧を作って木を伐採して橋を作ることにします。
しかし、橋を作らず、倒した木を丸太橋にして川を渡りました。
そして、森を抜け、現れたのは綺麗な桜の木だった。
「たかが桜だなんて言って悪かったよ。確かに苦労して来た甲斐あるかもね」
満開の桜の下でお弁当を食べるのだった。
次回、「招かれて、観察者」
ながされて藍蘭島 其之壱〈初回限定版〉