2007/06/05(火)20:57
美少女戦麗舞パンシャーヌと美少女仮面ポワトリンの夢の共演(美少女戦麗舞パンシャーヌ~奥様はスーパーヒロイン!~ 第10話「ママの記念日」)
美少女戦麗舞パンシャーヌ~奥様はスーパーヒロイン!~の第10話を見ました。
第10話 ママの記念日
『私の名前は新庄由美子。優しい旦那様の健介さんと可愛い一人娘の理沙に恵まれて、愛と夢の溢れるちょっとセレブな生活に憧れる極々普通の主婦です。でも私には誰にも言えない秘密があるんです。その秘密とは…実は私、スーパーヒロインの美少女戦麗舞パンシャーヌなんです』
「健介さん、最近急に残業も増えたし、仕事が忙しいの分かるけど、食事中に仕事をしない約束でしょ」
仕事に行こうとする健介を呼び止め、ハンカチを渡し、今日も残業か訊ねる由美子。
夕食は先に済ましておいていいと言う健介を影から見ている女性がいた。
パンシャーヌの正体が分かったとやって来た清志。
「パンシャーヌは登場の時に『犬も歩けば…』とか、『たんたん狸の…』とか短歌を詠むじゃないですか」
「それ、短歌じゃないわよ」
「♪たんたん狸のキン…」
歌を歌う理沙の口を良い子は歌っちゃ駄目だと言って塞ぐ由美子。
「おそらくパンシャーヌは教養のある人物です」
「それで?」
「正体はずばり、あの人です。レディース・スパイダーのリンコさん」
「レ、レディース!?」
「大体、戦麗舞って当て字からして族っぽいでしょ?しかも、2人には共通点があります。パンシャーヌは短歌を詠み、レディースは啖呵を切る!!」
「それが共通点?」
「パンシャーヌは根がヤンキーですよ」
「ママってヤンキーなの?」
「清志、誰がヤンキーやねん!?」
「それと、お兄ちゃんのことなんですけど、なんか変わった事ありますか?」
「変わった事?最近、帰りが遅いことくらいしか…」
「やっぱり…。お兄ちゃん、女性と楽しそうに話しながら歩いてるの見ちゃったんです」
「それって…浮気?」
「何言ってるの!?健介さんに限ってそんなことあるはずないでしょ!?」
会社で健介は同じ会社の女性に話があると誘われていた。
健介の帰宅を待つ由美子は会社に電話すると、健介は夕方に帰宅しているという。
そして、ようやく帰宅した健介は食事を食べてきたと言い、手には傷があるようで隠しながら寝ると言うのだった。
ジャケットの残り香を嗅いだ由美子はこの匂いに何か覚えがあるようだった。
翌朝、理沙を幼稚園へ連れて行くとき、家の前に立っている女性を不審に思い、話しかける由美子。
今日は由美子と健介の結婚記念日だが、女性は健介に用があるようだ。
そして、その女性の手には健介のハンカチがあった。
そして、女性を家の中へ連れて行く由美子。
女性は健介を恋人だと言う。
人とぶつかった女性が書類を落としてしまい、その書類を一緒に拾ってくれたのが健介だそうで、恋は燃え上がり何度もデートをしたそうです。
他にも健介の健介が使ったコップを嘗め回す。
「それ、ストーカーじゃない」
「違うわよ。これは運命の愛」
女性は小指に赤い糸をつけており、その赤い糸を辿っていくと、パジャマ姿の健介に繋がっていた…わけではなく、先っぽは切れていた。
「あなた、さっきから様子がおかしいけど、一体何者!?」
「居間では女性は地味なOL。だけど、ずっとこうだったわけじゃない。しかして、その実体は1990年代前半バブル景気末期に一世を風靡した伝説のお立ち台女王、フー。こうなったら健介さんは私の下僕にしてやる」
バブル怪人によって健介が操られてしまった。
「ママ、やっつけないと…」
「行くわよ、理沙」
「うん」
「「アンシャンレジーム・トリコロール!!」」
バブル怪人は自分を馬鹿にしたり、フッたりした男達を自分の下に群がらせて躍らせています。
「忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は」
「物や思ふと 人の問ふまで」
「一体、何者!?」
「花も嵐も踏み越えて戦う愛のエレガント、美少女戦麗舞パンシャーヌ!!」
「同じくミニ!!」
「「参上!!」」
第3次バブル黄金期を邪魔させないと、理沙にミニの扇子を渡して踊りに参加させるも、由美子にお小遣いアップに、ミルフィーユに惹かれて、パンシャーヌミニに戻ろうとする理沙にバブル怪人はティラミスやナタデココ、ポケベルをプレゼントすると言うが、理沙は知らない。
バブル怪人はバブルトルネードを繰り出してくる。
くるくると回転させられて目が回る由美子と理沙だったが、シャトー・ボルドーパンチやボジョレー・ヌーボーキックで応戦しますが、バブル怪人にはバブル時代の甘美な趣に酔いしれさせるだけだった。
いい人のアッシーやメッシーには攻撃が効かないので、決して本命になれないのだと言い聞かせる由美子は都合の良い人にならなくていいのだと、心のバブルを崩壊させる。
逃げたバブル怪人を追っている途中、踊り続けている健介見つけた由美子は健介を元に戻し、理沙に後のことは任してバブル怪人を追います。
バブル怪人を追い詰めた由美子。
バブル怪人は、バブルの頃は女性というだけで価値のある時代で自分は華やかに生きたが、バブルが崩壊した後、貧しいながらも慎ましやかに生きてききたものの、世間の風は冷たく、バブル時代に遊び呆けて年齢の経った女性社員には会社に居場所がなかった。
若い頃は男達に物を貢がせていたものの、心が満たされることはなかったので、好きな人を見つけて、寿退社をすれば幸せになれると感じ、本当に欲しかったものは愛で、それを健介なら持っていると思ったそうです。
だが、フラれてしまった今、バブル怪人は第3次バブル黄金期を復活させ、バブル帝国を築くことが残された道なのだという。
仕方ないのでシロガネーゼアタックでバブル怪人の攻撃力を弱らせた由美子は、バブル怪人に心を入れ替えて素敵な女性に生まれ変わるようにピュアウェーブを照射する。
生まれ変わり、人に愛を与えられることばかり考えていたが、愛を与え続けるようにバブル怪人は変わった。
由美子が帰宅すると、健介と理沙が結婚記念日のパーティの準備をして待っていた。
健介の帰りが遅かったのは結婚記念日に料理をしたくて、料理教室に通っていたからだそうです。