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テーマ:アニメあれこれ(25340)
カテゴリ:シドニアの騎士
地球へ…の第12話を見ました。
section12 孤独なるミュウ ハロルドがトマトを持って遅刻してきます。 ティムに収穫が手間取ったと言いながら、トマトを渡します。 ティムは合成トマトより美味しいとトマトを齧りながら、交代任務の定期便を発進させる。 ナスカに根を下ろしてから3年が経っていた。 シャングリラの管制塔にいるユウイは定期便のシャトルの到着を待ちながら、トキにトォニィは可愛いと話していた。 そんなユウイに侵入速度の速いシャトルが突っ込んできて、命を落としてしまう。 その直前、カリナとトォニィのことを強く思ったユウイのテレパシーをトォニィが感じる…。 ユウイの墓で泣き崩れるカリナ。 トォニィはユウイが手をかけて育てていた花を摘んでくる。 「パパのお花、いっぱい咲いてた、ママ。いっぱい、いっぱい」 「そう、パパ一生懸命育ててたもんね…ぅ…パパはこのお花がとっても好きだったのよ」 「僕やママより?」 「そんなことはないよ、トォニィ。その花はこのナスカで一番最初に根付いた植物なんだ。とっても強くて、綺麗な花さ。君のパパは君が生まれた時、その花の強さと美しさを君とママにプレゼントしたいって一生懸命だった。おいで。お陰で君も他の子達もこのナスカで生まれた子は皆健康で元気だ。ユウイ、ミュウの長として誓おう。トォニィを、そしてナスカで生まれた全ての子達を僕達の子どもとして立派に育てることを」 トォニィを抱っこするジョミー。 「やぁ、サム。具合はどうだ?こうして君と会うのは何年ぶりかな?もう12年になるか。覚えているか?私のこと。キース・アニアンだ」 サムの病室の廊下の前にはスウェナもいます。 サムはベッドに腰掛け、おもちゃを触りながら歌を歌っています。 「実は暫く旅に出ることになった。君をそんな風にしてしまった星・ジルベスターへだ。サム、ジルベスターで何があった?サム、君は輸送船に乗っていたんだ。ジルベスターで事故に遭うまでは」 「おじちゃん、誰?」 「…!?サム…。しっかりしろ、サム!!思い出せ、何でもいい、覚えてることを全部話せ」 「痛い、痛い」 落としてしまったおもちゃを拾うサム。 《子どものようになったサムから聞き出せたのは幼い頃、アタラクシアにいたことばかり。両親や学校、幼馴染の話。皮肉なものだ、マザーが消してしまったはずの記憶だけ残るなんて…正常な頃のサムはほとんど忘れていたのに》 長老達によってナスカでの記憶が消されたサムは地球政府によって発見され、記憶を消されたショックの精神破綻によって幼児退行を起こし、成人検査以前の記憶しか残っていなかった。 「用があるなら早く言え」 キースはスウェナがつけていることに気づく。 「運命って残酷ね。久しぶりなのにもうお別れ?」 「スウェナか」 「これからジルベスターでしょ?」 「いつからつけていた?」 「サムへの優しさが贖罪だとしたららしくないわ、メンバーズエリートさん」 「ジャーナリストになったという噂は本当なのか?」 「離婚したの、私」 「関心はジルベスター星系での遭難事故か?だが、喋ることは何もない。急ぐので失礼」 「この花、覚えてる?E-1077の中庭でも咲いていたわ」 「取材なら軍の広報を通してくれ」 「ピーターパン…」 その言葉に足を止めるキース。 「あなた宛のメッセージが発見されたわ。そう、セキ・レイ・シロエのものよ。サムの遭難事故には私の追ってる白い宇宙クジラが関わってる。だからこそ、国家騎士団のあなたがあんな辺境まで出向く。違うかしら?」 「…っ!!」 「安心した。やっぱり変わってない。優しいあなたなんてらしくない。今度会えたら、そのメッセージを渡せるんだけど…」 「戻ったら連絡しよう」 「その時は二人だけの同窓会でもしましょ」 《変わったのは君の方だ、スウェナ》 事故の原因は平和ボケで、自業自得だと教授に言うゼル。 それを隠れて聞いていたハロルド。 「ユウイのことは不幸な事故でした。あなたはよくやっています」 「でも…皆、とても動揺している。胸が痛むよ。3年前、この地を選択したことは本当に正しかったのか」 「先も見えず、皆疲れ果てていました。今は何倍も幸せです、ソルジャー」 「ソルジャーか…。ブルーだったらどうしたと思う?このままではナスカに絡めとられてしまいそうだ」 「ジョミー…」 「あなたがそうだから若きミュウ達も悩むのですよ、ジョミー・マーキス・シン」 「アルフレート…」 「失礼しました。しかし、我々の間に広がった世代間の溝に早く手を打つべきだったのではと誰もが感じていることです」 「分かっている」 「ならば、今は嘆き悲しむ時間など…」 「また顔を出すよ。ナスカに戻る、ハーレイの小声が出る前に」 「ジョミー…」 「出過ぎた真似をしました。しかし、あのような態度…まるでフィシス様のお告げを攻めているようにしか…」 「いいのよ。アルフレート」 ミュウであることを隠し、人間社会に溶け込んでいたマツカは上級少佐として艦隊にやって来たキースに直感的に怖さを感じていた。 キースもまたマツカの怯えた視線を感じ取っていた。 控えめで大人しく女性的な性格でありながら、キースを殺そうとするが、衝撃弾で反撃されてしまう。 「衝撃弾だ。急所にさえ当たらなければ死ぬことはない。だが、動きを封じるには十分だ。こちらの心を読んだな?言え、どうやって成人検査をパスした!?それとも、何百も年を誤魔化して潜り込んだミュウのスパイか!?」 「ミュウ…知らない」 ベッドに押し倒されるマツカは泣き始める。 「僕はずっとマザーを騙し続けてきた。成績不慮の劣等生として…。辺境聖域に来れば一生見つからないと思ったのに…。こんな変な自分を誰にも知られず済めば満足だったんだ」 《自分を突然変異種だと知らないのか?人の心を読めることも、意思の力で人を殺せることも…》 「卒業だって上手くできたのに」 「いつからそうなった?いつ、能力に目覚めた?」 『教育ステーションに向かう船で』 テレパシーで答えてしまうマツカに言葉で答えるように銃で叩くキース。 《ただ偶然の悪戯で検査をパスしてしまった。自覚すらない…哀れなミュウ。馬鹿馬鹿しい》 「危険度第一級だ」 キースが拳銃を向けると帯びえるマツカ。 「三時間もすれば、痛みも痕も消える。硝煙にはDW-005がいい。胸に刻め、お前クラスの能力では次の機会はない。今度、私のその力を使えば必ず射殺する。私は対サイオン訓練も受けている」 「ま、待って、あの…」 「言い忘れていた。私の後ろから近づくな。それが誰であろうと撃つ。私はそう訓練されている」 大地と共に生きる喜びが、地球への思いを薄れさせる中、ミュウ達の間に世代間の亀裂が広がっていた。 「三年ですよ。最初はやせた土地しかなかったナスカに俺達ミュウの未来が次々に生まれた。この星は宇宙船しか知らなかった俺達が手にいれた俺達の世界なんだ。それを捨てろというの!?俺達から奪うのか!?」 「そんなつもりはない。君達のことを思えばこそ…」 「仕方ない選択、誰もが疲れていたわ」 「それならなおのこと、疲れの癒えた僕達が地球へ行く夢を見るなんて。もうミュウの未来に、必要不可欠なものじゃない!!」 「ミュウの未来だと!?口当たりのいい言葉で自身の現実から目をそらしているだけではないか」 「ナスカは、ここは現実じゃないって言うんですか!?」 「ただ僕達は仲間の死を、自業自得だなんて思えないだけだ」 俺達はこのナスカで自給自足で生きていく。誰にも迷惑はかけない。だからもう放っといてくれ」 「定住の意志を改めて表明する」 「カリナ、君もなのか?」 「すみません。ソルジャー。私、離れたくないんです。ユウイの傍にいてあげたい」 「分かった。時間をくれ」 シャングリラでの警備任務をボイコットする若いミュウ達まで出てきてしまい、世代の狭間で苦悩するジョミー。 《若者達の想い、長老達の想い、選べる道は一つだけなのか、地球とナスカ。皆が幸せになれる術を僕は選びたい》 下船命令があったのにも関わらず、キースに無理やり、副官にされ、彼の片腕として共に人生を歩むことになるマツカ。 《何故、僕を見逃したのです、少佐。僕はあなたを殺そうとしたのに。出会った時にに感じた脅え、それは心を読んだからじゃなかった。強靱な力で制御された心、付け入る隙のない機械のようなあなたの心が怖かったから》 次回、「星に潜むもの」 サムが劇中で歌っていた歌って何ですか? 地球へ…も今期のアニメから知ったから全然わかんね。 EDのLove is...はここでフルで聞きました。 ![]() ![]()
Last updated
June 23, 2007 08:41:47 PM
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