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テーマ:アニメあれこれ(25351)
カテゴリ:DARKER THAN BLACK
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-の第14話を見ました。
第14話 銀色の夜、こころは水面に揺れることなく…(後編) 飛行機が山に墜落したらしく、炎が上がっていた。 電話が鳴り、キルシーの母が電話を取りますが、驚いて受話器を落としてしまう。 丁度、その前を通ったキルシーは部屋の中に入っていく。 「ママ、どうしたの?ママ」 「飛行機…パパの飛行機…」 「ホントに銀を見つけたら殺せるんだろうな?」 「所詮ドールだ」 「だったら何であの時助けた?」 ベルタはイツァークの待つ車に乗り込む。 「意図がついた。遠くに逃げるつもりらしい」 「任せるよ」 「ああいう派手なやり方しかできないのか?あんたの力」 「スペクタクルは面白いだろ?椿姫よりアイーダだよ」 「真面目な話だ」 「なら真面目に言ってあげるよ。物体ってのはそれぞれが振動しててさその振動のほら、周波数と同じののぶつけると共振して、要するに振動が大きくなって壊れるんだ。分かるかい?」 「微妙だな」 「兎に角、それが私の能力だそうだよ。だから壊す対象は何でもいい。地味なもんでもね」 温泉へと向かう久良沢は駅で駅弁を買い漁っていた。 キコはビールを買いまくっています。 「お前、仕事中だろ。そんなもん飲んで酔っぱらったらどうする?」 「大丈夫ですよ、酔ったらすぐに寝ちゃいますから」 「いや、そうじゃないだろ」 「どうして帰らないなんて言うんだい?キルシー。嬉しくないのかい?自分の国に帰るんだよ」 「帰らない」 「何故?」 「知らない」 「キルシー、どう言っていいか…。君は昔の君と違っている。ある時期を境にして君のようになった人達が増えたのは聞いている。心を病んだ…そう、病気なんだよ。だから僕の言う事を聞いて。僕と一緒に…」 「帰らない」 「演奏旅行で回る海外で君を探していたんだ、ずっと」 「どうして?」 「どうしてって…」 窓を叩く音がするのでエーリスが横を向くと、弁当大を貸して欲しいと久良沢が頼むのだった。 イツァーク達は検問に引っかかっていた。 その警官達の横でイツァークは契約者が飛ばす意図から逆探知しようとしているのを感知して、契約者探しの検問なので意図を切っていた。 が、契約者だと気づかれたようなので、警官の横のスーツの男にベルタは能力を発動し、心臓を共振させて鼓動を止める。 胸を押さえて苦しそうに倒れる男に検問をしていた警官達も駆け寄っていく。 『今、分かってんのはその地点までだ。逐次、上から連絡が来る』 「掴んでいるのか?銀の動きを」 『そういうこった。組織からは逃げられねえってことよ。ま、お前らみたいな奴は組織にいなけりゃ殺人鬼が廃人の集団でしかねえ。置いてもらえるだけありがたいって話だ。こっちはケツに火が付いてんだ。さっさと追え』 ベルタは対価として煙草を食べ、咳き込んでいた。 本当は煙草でなくても異物を口に入れて吐き出すという行為であればいいそうです。 意図は切れたままなので追えないが、雨が降ってきたのでツキが回ってきたというイツァーク。 銀はイツァークが追っていることに気づき、酔っぱらって寝ているキコ達を放って、エーリスと共に電車から降りて逃げ、古い校舎の中に雨宿りの為に入る。 薪ストーブで部屋を暖め、銀はピアノに触る。 「弾いてごらん」 銀はピアノを演奏し始める。 「娘がいたんだよ、小さな赤ん坊。すぐ別れたろくでなしの種だったけどね。嘘みたいに可愛かった。それこそ天使のようにさ。歌い手のクセにヘビースモーカーでさ。最悪だろ?お腹の中にいた時は流石にやめてたけどそのままやめてりゃいいものを…。うっかり置いてたんだろうね。あの子、口に入れて気づいた時には喉に詰らせた…あっけないもんだったよ。ずっと泣き腫らした夜が続いて、いつの間にか夜空まで変わっちまってた」 黒も電車に乗って、銀を追っていた。 夫の葬式で倒れたキルシーの母。 夜、ソファに座る彼女の隣に座るエーリス。 エーリスに涙を見せ、手を触れ、上目遣いで見つめる姿を見たキルシーは家を飛び出し、母は娘を追いかける。 トラックに轢かれそうになったキルシーを庇って轢かれて死んだ母。 母の遺体を前にエーリスに手を繋いで付き添ってもらいながら涙するキルシー。 「ママ…」 「思い出していたんだね、キルシー。あの夜を。何故帰らないと言ったのか、分かった気がする。悲しい記憶が残っているから故郷には…」 「悲しい…悲しくないのが。覚えてる、みんな覚えてる。あたしがあの時、飛び出さなければママは死ななかった」 「キルシー、それは…」 「あれから消えた、銀の光」 「キルシー、僕と君のお母さんの間に何かあったというわけじゃないんだ。ただ…あの時、君は感じたんだ。僕がいつも潜めていた本当の気持ちを。君のお母さんを奪いたいとさえ思っていた僕のやましい心を…。言いたかった、一言会って言いたかった。キルシー、君が罪を感じる必要はないって」 久良沢は雨の中を傘を差して銀を探していると、仮面をつけた黒に出会う。 「消えろ、ここから消えろ。お前が関わることじゃない」 「何だと!?ふざけるな!!お前、あの子に何をした!?あの子、本当無口で無表情でまるで人形みたいだったぞ!!顔や言葉に出せなくたってあの子、心の中じゃ泣いてんだ!!分かるか!?人形扱いしていい人間なんざ、この世のどこにもいねえんだ!!」 「かもな」 黒は能力を発動させて久良沢を気絶させる。 「来る」 「こんな所に誰が?」 「黒…」 棒を持ったエーリスは黒に誰か尋ねると、逆に何故銀を連れ出したのかと聞かれる。 「銀?キルシーのことか?君達は何を?」 「違う」 「自分から逃げようとしたのか?」 頷いた銀は心が動くと思ったからだと答える。 「彼女が追われてるのは君のせいなのか?仲間なのか!?何か怪しい仕事の」 「仲間?そうだ」 銀は突然耳を塞ぎ、しゃがみ込んでしまう。 校舎が揺れ始め、黒は逃げるように言う。 校舎の外ではベルタが能力を発動させていた。 窓を突き破って脱出した黒はベルタとイツァークに向かっていく。 ベルタの攻撃に一度は倒れるものの、黒は電撃で心臓マッサージして蘇生し、ベルタを倒す。 車で逃げようとしたイツァークは黄に撃ち。 そして、用済みとして銀を撃とうとする黄だが、撃たれたはずのイツァークが青白い光に包まれ、食べていた観測霊が空へと昇っていく。 「イツァーク、何の光だい?もう見えないんだよ、まるで…」 「月の光さ、ベルタ」 銀は涙を流し、射撃しようといていた黄はドールが涙を流したことに驚き、射撃をやめてしまう。 酒を飲んでいる黄の横でリセットするのでドールを引き渡すようにいう男。 「いや、やっと使い勝手が馴染んできたトコだ」 「まぁ、いいが。情に流されるなよ」 「帰ろう、キルシー。過去に囚われることはない」 「黒、仲間…なの?」 「お前が決めろ。銀としてここに残るか、それとも…」 「決める?私が?」 「帰ろう、キルシー」 銀はエーリスの口を指で押さえ、首を振る。 「銀」 「キルシー…」 黒はエーリスを気絶させる。 「これでいいんだな?銀」 口を動かそうとした銀は指で唇を押し上げて笑顔にします。 次回、「裏切りの記憶は、こはく色の微笑み…(前編)」 ![]() ![]()
Last updated
September 20, 2007 08:29:10 PM
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