|
テーマ:アニメあれこれ(25338)
カテゴリ:シドニアの騎士
地球へ…の第14話を見ました。
section14 同じ記憶 囚われの身となったキース。 ミュウ達は彼から地球の情報を聞き出そうと心理探査を試みているものの、何の情報も得ることができない。 「ハーレイ、心理探査をやめてくれないか?」 「ソルジャー、やはりあなた、腑抜け共のお味方か!?」 「ゼル!!何かお考えでも?」 「地球へ歩み寄るカードだ。兎に角、今はやめてくれ」 S.D.597 DEC. ナスカ フィシスの中にキースへの焦がれるような思いが広がっていた。 キースの前にやってくるフィシス。 《マザー・イライザ!?一瞬マザー・イライザに見えたこの女、一体!?》 「あなたは誰?あなたは…手を当ててガラスに。お願い」 ガラス越しに手と手を合わせるキースとフィシス。 《もう一度、もう一度見せて、私と同じ地球を》 《お前は何だ?何をしに来た?》 《こ、これは…!?》 《このイメージ…この女のものなのか?ここを出たい》 《あっ…》 船の耕造が頭に流れ込んでくるキース。 《答えた!?自分の船の構造を》 《いや、やめて…》 「フィシス様、大丈夫ですか?」 部屋から出て行くフィシス。 《あの人へ意識が流れ込んでいくのを止められなかった。何故…何故なの?どうしてあの歌を…。不吉な風…》 2人の記憶が闇の中に交差する時、ターフル上のタロットが運命の胎動を指し示す。 トォニィ達、ナスカで産まれた子ども達はジョミーが来ると駆け寄ってきます。 トォニィはジョミーが来るのを予見していたそうです。 トォニィはジョミーは自分のグラン・パなのにと思いながら、ナキネズミのレインと一緒に皆と少し離れて遊んでいます。 『どうしたんだ?トォニィ。来いよ、皆と遊ぼ』 何も答えないトォニィを抱き上げるジョミー。 トォニィが肩車してもらっている所にカリナがやって来る。 《いつか聞いた知らない歌…。いつからか私の心にあった歌…。私と同じ記憶。あの人は誰なの?》 《何だったんだ?あの女》 子ども達が元気そうなのは教授のおかげだと言うジョミーはカリナに頼みがあるのでトォニィと一緒に来て欲しいと話す。 キースの所にやって来たジョミー、カリナ、トォニィ。 「尋問か?心を読むのは諦めたようだな」 「君の心は読めない。まるで機械仕掛けの人形のようだ。逃げようとしても無駄だ、僕は…」 「ジョミー・マーキス・シン。驚くことはない。昔、お前が送ったメッセージを見た」 「なら話は早い、キース・アニアン少佐。僕達の間に話し合う余地はないのか?ミュウに戦う意思はない。生きること、生存権を認めて欲しい。それだけなんだ、カリナ」 怖がるトォニィは泣き始める。 「この子が分かるか?この子は僕や君とは違う。このナスカの大地でここにいるカリナの胎内から生まれ、育った子どもなんだ」 《そんな、ありえない…》 「本当さ」 《誰かが泣いている…》 キースは泣いている女の子が、秩序を乱す悪い子は社会からは恕されると拳銃で撃たれる映像を見る。 「できれば、こんなことはしたくなかった」 「子どもを利用して飛び込んでくるとはな。あれは本当に母親の胎内から生まれたのか?」 「そうだ、あの子だけじゃない。既に何人もこのナスカで産声を上げている。これから生まれようとしている命も…」 「愚かなことを…」 「あの子達のためにもこのナスカで暮らしたい。過去のことは忘れよう。この星から一歩も出るなというならそれでも構わない」 「ナスカと呼んだな、この星を。この星の名はジルベスター7だ。戦う気はない?過去は忘れる?勝手なことを」 「確かに君達と戦ったこともある。でも、それは…」 「サム・ヒューストンを覚えてるか?」 「あぁ、何故彼のことを?――だんまりか」 「待て、一つ聞きたい。星の自転を止める事はできるか?」 「さぁ。やってみなければ分からないが」 「残念だったな、その力がある限り人間とミュウは相容れない」 「そうか、残念だ」 《ワープアウト完了。ジルベスター星系まで後250天文単位、第3ワープ準備。キース、あなたは死なせません》 ゼルは戻ってきたジョミーに人間と話すなど無駄で、心理探査を再開すべきだと言う。 「話し合いを続けるおつもりですか?まだ人間と理解しあえると?」 「分からない。でも誰かの記憶を覗いたり消してしまったり、もうそんな真似はしたくない」 「何を甘いことを!!あなたはあの若いミュウ達同様、我々がどんな仕打ちを受けてきたか知らんから、そんな物言いをされる。あの苦しみに比べれればこれしきのことを」 「目には目をですか?」 「何が悪い!!わしは奴らに弟を…」 「それでは…それでは、僕達も人間と同じになってしまう。強さは力だけじゃない」 「ふん、言うようになったじゃないか」 「くだらん。長ともあろう者が我らと人間が同じなどと」 「しかし、我々ミュウもその人間から生まれたのです」 「本当にどうするおつもりですか?」 「僕もこの船に初めて来た時、怖かったよ。何度も心を読めれてしまって…」 「え!?」 「異質な者同士、理解し合うのは難しい。でも諦めたくない」 「そういえば、ティムと喧嘩しましたよね。青の間に駆け込んでいったことも」 「必死だったからね、そこから全てが始まったんだ」 外を歩くジョミーの所へトォニィ達が近づいてきた。 「あ、いた。グラン・パ!!ほらね、ママ。グラン・パに会えたでしょ」 「帰ったんじゃなかったのかい?」 「この子が、ここにいればグラン・パに会えるって。本当にあなたのことが好きみたいです」 「昔の君もそうだったね」 「え、ええ。そうですね、憧れてました」 「さっきは怖がらせちゃってごめんよ、トォニィ。カリナもすまなかった」 「いいえ、皆…皆、ソルジャーの気持ちは分かっていますから。あなたが、皆の幸せを考えているって」 「ありがとう」 「このまま、ナスカにいられるんでしょうか?」 「君は、そうしたいんだろう?」 「分かりません、どうしたらいいかなんて。ただこの子が、この子達が幸せに生きていけるなら。それで」 《コロセ アノオトコ キケン コロセ》 誰かの声を感じるジョミー。 《思念波。でもこんな強力な…。誰だ?誰なんだ?》 その時、警報が鳴ります。 「機種判別。FB104空間来撃艇。大気圏突入コースをとっています」 「地球の宇宙船が衛星軌道よりナスカ地表に降下中です」 「小型のワープ船か。大気圏突入型らしいな」 「捕虜の捜索にきたのでしょうか?」 「少佐、僕です。マツカです。答えて下さい。キース・アニアン少佐、応答を」 「ハーレイの読みが当たったようだね」 「思念波コントロールルーム。サイオニックドリーム、展開!!」 「うぅ…水が、何でコックピットに…!?違う、これは本物じゃない。何だか分からないけど少佐はこんなものでやられたりはしない!!」 マツカはそのまま降下をつづけます。 「僕が降りよう」 「ソルジャー!!」 「今ダイブしてでれば、僕の方が先にコロニーに着く。何とか食い止めてみる。ハーレイ、それまで静観しておいてくれ」 「了解です、ソルジャー・シン」 ナスカではトォニィがカリナに何も言わずにキースの元へ向かうのをレインは行っちゃ駄目だと言いながら追いかける。 《いる!!》 「誰だ!?」 《さっきの子供、何だ?》 《グラン・パが殺らないなら、僕が殺る》 トォニィはキースを攻撃する。 《オマエハキケン オマエハ キケンダ》 エリアED5第5ブロックCデッキで爆発が発生していると感知される。 《ジョミー、危険が迫っている》 キースは建物の中から這い出し、トォニィを見つけ、壊れた破片を投げつけ、トォニィの胸に刺さる。 《感じる…憎悪…深い…あなたは誰!?》 カリナも息子の危機を感じ、叫び続ける。 トォニィに触れるキース。 「氷のようだ。仮死状態か」 そこへフィシスがやって来る。 《これはあの人間が?いえ、違う。この憎悪に満ちた思念…一体、誰の?》 「誰です?そこにいるのですか?」 キースがトォニィを抱えていた。 ソルジャー・ブルーが目を開ける。 《私を目覚めさせる者。お前は…誰だ?》 次回、「変動の予兆」 ![]() ![]()
Last updated
July 7, 2007 09:08:50 PM
[シドニアの騎士] カテゴリの最新記事
|