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テーマ:アニメあれこれ(25382)
カテゴリ:月刊少女野崎くん
さよなら絶望先生の第3話を見ました。
![]() ![]() ![]() 第3話 その国を飛び越して来い 二のへ 「打ち上げ花火を上から見るか下から見るかと言っていた少女は今、ヘリコプターの上から花火を見ていました。が…ま…。さて、明日からテストですが…」 教台の下に入って望をまといは見つめ続けていた。 「気にしないで下さい」 「気になります」 「すぐ慣れますから」 「あまり慣れたくないですね…」 「しーっ」 「意味が分かりません」 「今日の分です、桃色係長」 「それはどうも」 「先生!!」 「はい」 「遊んでないで続けて下さい」 「好きで遊んでいるわけではありません」 「相手にしなければいいんですよ」 「それで事が済むならそうしています。では改めて。皆さん、明日からテストです。でも安心して下さい。皆さんには何も期待していません」 「全くもう…。でも先生、クラスの成績が悪いと先生の立場がないんじゃないですか?」 「大丈夫です!!」 「その心は?」 「海外組が帰ってくるのです」 海外組とはこの学校には日本以外にもクラスがあり、それを海外組だと呼んでいるのだという。 海外組は日本と比べると格段に成績が良いそうです。 そして、その海外組から一人、このクラスに編入が決まったそうです。 「つまり、皆さんがそこそこの成績しか取れなかったとしてもその人がさり気なくクラスの点数を上げてくれるのです」 「先生、素直に喜べません」 「それにたった一人優秀な生徒が入ったからといってそう簡単に平均が上がるとは思えないけど」 海外組が来るのはもうすぐだそうで、その子は帰国子女ということになるのかと可符香に聞かれる。 「帰国子女…!?あのYesかNoがやたらハッキリしている帰国子女ですか!?『先生、英語の発音が違います』と言ったり、真正面から人の目を見て話すあの帰国子女ですか!?絶望した、海外組に絶望した!!もうおしまいだ!!五ヶ国語で詰られる。木津さん、ロープを」 「ダメです」 「死なずにいられません」 「ダメ!!折角上手く巻いたのに」 「ロープならありますよ、桃色係長」 「おぉ、流石風浦さん」 「可符香さん!!」 「早くそれをこちらへ…」 「渡しちゃダメ!!また巻かなくちゃいけなくなるでしょ」 「子女様が帰国なさった!!」 「はじめまして。木村カエレです。担任の先生ですか?」 「えぇ、まぁ、そのようなものです」 「何故、目を見て話さないのですか?」 「ハハ…その手には乗りませんよ。見たらセクハラで訴えるつもりなんでしょ?やらしい目つきで見たとか言って何十億もの慰謝料を請求するつもりでしょ!?外国ではコーヒーが熱いというだけで賠償金300万ドルですよ!!ネコにレンジで一千万ですよ!!騙されない、私は騙されません!!」 「何、言っているんですか?」 「おぉっと!!ちょっと肩がぶつかっただけでチカンと叫んで駅員に突き出す気なんでしょう。私の両手はここです、ここですよ~」 「何なの、あの人」 「桃色係長なんだよ」 「桃色?」 インターネットでの知識を鵜呑みにし、外国に行った事のない望。 「違います。あるとかないとかの問題ではなく私は個人的に鎖国してるだけなんです。外国に対してばかりではありません。私は全ての人に心の鎖国政策を取っています。云わばこの教室は出島なのです!!私はここでしか皆さんとは関わりません。外で見かけても声をかけないで下さい、いいですね?」 「そうか、出島だったんですね。私の叔父さんもそこでしか人と関わらないんです。あれは出島だったんですね」 「それは違います」 「何なのよ、これ。おかしいよ、この国の先生は」 「先生はこの国でもおかしいんです」 「帰ってきて思ったけど、先生だけじゃなくこの国は変なことだらけよ!!額に枕を置いて寝転がったり、車に乗る時靴を脱いだり、人妻をありがたがったり」 「それは日本人もおかしいと思ってるから」 「大体、女子の制服からしておかしい!!これは水兵さんが着るものよ!!」 死体の髪形をしていた臼井、イチゴ模様の物を持っていると童貞だということをカミングアウトしていることになるなどカエレは色々なことにおかしいとか最低とか言うので、クラスメイト達からこの国が好きで、自分の国が好きなら自分の国に帰ればいいと言われてしまう。 カエレという名前から帰れと苛められていた幼少期のことを思い出すカエレ。 「どうしました?」 「大丈夫?」 「ダメ…奴が来る。――私、木村楓でございます。あ、やだ…私ったらこんなに短いスカートで…。恥ずかしい、恥ずかしい…」 カーテンに隠れてしまったカエデ。 「何なんだ、これは!?」 望は智恵から木村が日本と外国の異なる習慣に戸惑い、どちらかに合わせるとどちらかに摩擦が生じるというジレンマに苦しんだ結果、心に日本人と外国人2つの人格を作り出したのだと聞かされる。 「多重人格!?」 「今、出ているのは日本人の木村楓。」 「では、教室での彼女は…?」 「外国人の木村カエレ、そういうこと」 「へぇ、ということはこれって生活習慣の違いからくる生活習慣病ですね」 「違います」 「思えば私も小2の時…名古屋に転校して、東京と名古屋の異なる生活習慣に戸惑って、何にでも甘い味噌をかけて食べるヒロコと何でも醤油をかけて食べるヨシエという2つの人格を作り出してしまいました」 「それは人格ではなく趣向」 「それにヒロコとヨシエって自分とは別に2つ作ってるし」 《あぁ、雅で知的。何て素敵な殿方なのかしら…》 大和撫子のように恋は忍ぶものと考えて、3歩下がって付いていこうとしている楓と違い、後ろを付いていっているまとい。 叶わぬ恋なので死のうと投身を図ろうとする楓だが、自分の心中予定地だからと投身を止めさせる望。 しかし、壁に頭が激突したからなのか、人格が替わり、パンツが丸見え状態になったカエレは告訴すると言い出した。 法廷画になるのは嫌だと嘆く望の代わりに智恵が出席をとって授業を進める。 「きっと似合いますよ、法廷画」 「それが嫌なんです」 関内・マリア・太郎を尾行して正体を突き止めようとする千里。 「何?あの子ん家に行くの?」 「可符香さん!?」 「行っちゃう行っちゃう」 尾行していくとアジアからの不法入国者が沢山いて驚く千里だが、可符香はアジアからの帰国子女だと言います。 マ太郎は出席番号を買ったそうですが、きちんとした取引なら良いと千里は納得します。 まだ使えるものとして色々なものを拾ってくるマ太郎ですが、何と赤ちゃんを拾ってきてしまいました。 そんなマ太郎をクラス全員が守ってあげたいと思うようになってきています。 「何よ、あれ。日本人は皆偽善者?」 しかし、マ太郎の無邪気な笑顔にカエレまでもプレゼントしてしまう。 ![]() ![]()
Last updated
July 24, 2007 07:58:57 AM
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