地球へ…の第17話を見ました。
section17 永遠と陽炎と
メギドの火がナスカを襲う。
その時、目覚める7人のナスカチルドレン。
地獄の業火を退けた
ブルーと
ジョミーの前に、驚くべき能力を秘めたタイプブルーのミュウ達が姿を現す。
「君達は一体…!?」
「グランパ、僕達…」
「トォニィ、君はトォニィなのか!?」
「どういうことだ!?」
「大きくなったでしょ、僕達。ならなくちゃならいけなかったんだ」
「皆を守る為に私達が成長するしかなかったの。ジョミーが力が欲しいって望んだから頑張ったんだよ」
《アルテラ、トォニィ…》
気を失ってしまうアルテラを支える
ジョミー。
「こんな小さな身体であんな力を使ったんだ、無理もない。ジョミー、君はこの子達を連れて船に戻りたまえ」
「あなたは…どうするんです!?」
「次が来る。その前に敵を討つ」
「じゃ、僕も一緒に」
「この子達も連れて行くのか?我々にとっての勝利は一人でも多くのミュウが生き残ることだ。ジョミー、あそこにはまだ君の助けを待っている仲間がいる」
「ブルー…」
「ジョミー、君があの時、生きろと言ってくれた。だから、僕は今日まで生きながらえたんだ。そして、こんな素晴らしい子ども達に出会え、ミュウの未来を感じることができた。ありがとう」
「ブルー…」
「僕が時間を作る、皆のことを頼む」
「ブルー!!」
キースの指示で、メギドの第二波攻撃が準備される中、ミュウ達のナスカから非難脱出をしていた。
リオはシャングリラがナスカを発つ前にハロルド達が避難していたシェルターに到着する。
『俺達に構わず、シャングリラへ戻れ』
『ハロルド、持ちませんよ、ここじゃ!!』
『俺達を乗せられる数の船は残ってないだろ?』
『お前はさっさと戻れ、リオ』
『俺達はここで生きると決めたんだ』
『皆に伝えてくれ、必ず地球へ行けるってな』
《キム、ハロルド…船は何とかします。シャングリラからシャトルを降ろしてもらえるように頼みます。キム!!ハロルド!!》
崩壊していくナスカに限界を感じ、シャトルはナスカを旅立ち、シャングリラへと飛んでいく。
《眠れる獅子達よ、100億の光を越え、生きろ、仲間達。長きに渡る私の友よ。そして、愛する者よ》
《ブルー、生きて戻って…。信じていますよ》
《ナスカから一刻も早く脱出せよ。僕はそのための盾となろう》
残ったシャトルで自分が生き残ることだけを考えるように
ジョミーに言われた
リオはシャトルの運転ができるので、シャトルに閉じ込められたハロルド達を
ジョミーに任せる。
メギドの第二波攻撃の準備をしている
キースらのもとに
ブルーは単独で突っ込んでいく。
《退け、地球を故郷とする全ての命よ。え私はかつてソルジャーと呼ばれた男・ブルー。攻撃を中止せよ》
「来たか」
ブルーはメギド内に侵入し、メギドの制御室が狙いだと分かっているため、
キースは中尉に後を任せ、
キースは出迎えることにする。
ジョミーはキムの思念を感じ、シャトルを発見し、シャトルの戸を抉じ開ける。
キムはもう目が見えなくなってきており、
ジョミーとの思い出を語り、命を落とすのだった。
侵入した
ブルーはメギドの制御室に入るも銃で撃たれる。
しかし、力を発揮し、再び立ち上がる。
「やはりお前か、ソルジャー・ブルー!!全く驚きだな、ここまで生身でやってくるとは。正しく、化け物。だが、ここまでだ。残念だが、メギドは止められない」
ブルーは
キースに何度も撃たれるが、防御するので精一杯だ。
「どうした!?反撃してみせろ!!亀の様に蹲ってるだけではメギドは止められんぞ!!」
キースの銃弾は
ブルーの防御壁を通り抜けるも、
ブルーは最大限の力を発揮する。
マツカは
キースに駆け寄り、ワープする。
《ジョミー、皆を頼む》
ギリギリシャングリラに戻ってきた
ジョミーはシャングリラをワープさせる。
ブルーによって引き起こされたメギド本体の爆発が爆発が拡大し、
キースに後を任された中尉は離脱を指示する。
キースは
マツカのお陰でエンディミオンに戻ってきていた。
《自らの命を犠牲にしてメギドを止めたのか、ソルジャー・ブルー》
「ソルジャー・シン、これはきっとブルーがあなたに残した物です。受け取って下さい」
「あぁ、感じるよ。ブルーの3世紀に渡る記憶、そして地球への思い」
『自分を信じることから道は開ける。事の良し悪しは全てが終わってみなければ分からないさ』
「俯くな、仲間達!!これより本船はアルテメシアへ向かう!!我々は決して人間達を憎むものではない。ナスカに降りて別種の生き物として生きようともした。だが、人間はそれを許さない。いや、彼らのシステムが許さないのだ。我々の目標は地球に行き着くことだけではない。地球のシステムを一つ一つ破壊し、人間達に生き方を問う!!そこで、まず我々を生み出し、SD体制を支える教育の要・育英惑星アルテメシアを制圧する。これは相談ではない、命令だ。戻ろう、アルテメシアへ。そして地球へ」
宇宙深く
眠れる獅子
永遠の時のかなたに目覚め
目覚め
百億の光 越えて
地球へ来たらむ
次回、「再会のアルテメシア」
地球へ… DVDvol.2
地球へ… DVDvol.3
地球へ… DVDvol.4
地球へ… DVDvol.5