2007/08/05(日)12:05
ライフ 第5話
ライフの第5話を見ました。
「何、この鞄。超汚いんだけど」
「やっぱ、性格出るんだね」
「何、このプリ帳、同じ奴としか写ってない」
「友達いないんでしょ?」
「これじゃあね」
「生きてて楽しいのかな?」
「いらない、あんた達みたいのを友達っていうならそんなのいらない。いない方がマシ」
いじめに立ち向かう決心をした椎葉歩だが、教室へ入るなり安西愛海にプリクラ手帳を投げつけられた。
拾おうと伸ばした手を愛海に踏みつけられ、突き飛ばしたところに戸田和佳絵が入ってきて一方的に悪者にされた歩は放課後に残るように言われる。
歩のせいか、世話をしていたひまわりがグチャグチャに荒らされていた。
「学校、何で来たの?こんなことされたのに」
「え?自分から動かなきゃ何も変えられないから」
「動いたって意味ないよ。真実があるかなんて誰も興味ないよ」
「薗田君もそうなの?」
「もっと空気読んだら?」
放課後、いじめられている状況を訴えた歩を戸田は嘘だと一蹴する。
愛海ときちんと話し合うように言われてしまい、教室を飛び出した歩を廊下で話を聞いていた平岡正子が心配そうに見つめていた。
翌日、1年2組の黒板に歩が親友を自殺に追い込んだと書かれたビラが貼られていた。
「あんたに友達作る資格ないから」
歩はクラスメイトの悪口を背中に聞きながらビラをはがして教室を去っていく。
その日、歩が家に帰るとリビングには佐古克己がいた。
家庭教師に招いたという文子の言葉を遮り、部屋に逃げ込む歩。
言葉巧みに文子を買い物に行かせた克己は歩に襲いかかるが誠が帰宅したことで難を逃れた。
ところが、歩の家から帰る克己を愛海が物陰から見つめていた。
その翌日、平岡が授業をつぶして「いじめについて」の作文を書かせる。
みどりらからチクったと陰口を叩かれた歩は、授業後に平岡から作文を奪い取った。
“もし近くでいじめられている人がいたら絶対に助けてあげたいです”と書かれた愛海の作文を読んだ歩は屋上から作文を投げ捨てる。
「ふざけんな、綺麗事ばっか」
一方、平岡も授業をつぶしたことを戸田ら職員から責められていた。
克己はまた父から殴られ、愛海に謝ってくるように言われるのだった。
愛海に謝った克己は許してもらうのだった。
克己と分かれた愛海は男と電話していた。
机の落書きを消していた歩に未来は落書きが消しやすいようにボトルを貸します。
「今日、バイトは?」
「学校、終わってから。試験近いし、夏休みまではなるべく来るつもり」
「ホントに!?」
欠席の多い未来に戸田は休まなければならない理由だあるなら相談に乗ると言う。
「一生懸命なんですね、自分の評定に関わる事は」
「私はあなたのこと心配して…」
「クラス、ちゃんと見てますか?」
「何のこと!?ちょっと待ちなさい」
「力になってあげなきゃいけない人、他にいますよね」
屋上で、親に学校に行ってないことがバレた未来の話を聞く歩。
「うち、お父さん病気であんまり働けないから少しは楽させてあげようと思ったんだけど…」
「そうだったんだ…」
「いい成績とってれば分かってもらえると思ったんだけど、甘かったみたい。さすがにちょっと凹んだ」
「いつか、分かってくれるといいね」
「ありがとう」
ある日、廊下を歩いていると愛海達に囲まれた歩は、無理矢理トイレに連れ込まれる。
清掃中の貼り紙をして誰も中に入ってこないようにされ、酷いいじめを受ける歩。
「あんたの頭汚いから掃除してあげる」
「土下座しなよ、私が悪いんですってさ」
「どうせ羽鳥にもチクってんだろ!?」
「羽鳥もついでに掃除しちゃおっか」
モップを手に立ち上がった歩。
「羽鳥さんは関係ない!!」
「手、震えてるよ」
薗田はグチャグチャに荒らされていたひまわりに支え木がされているのを見る。
そのまま午後の授業に出られなかった歩を心配して未来が近づいてきた。
何かされたのかと問われても愛海達の攻撃が未来へいくことを恐れて口を閉ざしながらも泣き出してしまった歩を未来は抱きしめる。
後日、休み時間に歩を愛海らクラスの女子が取り囲んだ。
意味深にトイレに誘うみどりに、歩は未来に何もしないならと静かに立ち上がる。
その様子を見て見ぬふりをしていた薗田優樹だが、歩の書いたヒマワリの園芸日報を見ながら、自分から動かなきゃ何も変えられないといった歩の言葉を思い出し、立ち上がった。
歩の腕を取って愛海達から引き離す。
「いい加減にしろよ」
「はぁ!?うちら、トイレに行くだけなんですけど」
「何か勘違いしてない?ゴッホ君」
「誰も止めないからって調子に乗るなよ」
「つうかさ、安西達もちょっとやりすぎなんじゃねえの!?」
「だよな、小学生かよ」
今度はクラス中から視線が集まる愛海達。
「早く行けば?」
教室を飛び出していく愛海達。
「園田君、あの…」
ひまわりの世話をしている薗田に近づき、お礼を言う歩。
「さっきはありがとう。私…」
「椎葉さんを助けたかったわけじゃない、全部自分のためなんだ。俺、中学の時不登校になって1年ダブってるんだ。苛められたのが原因で…。毎日言われたよ、お前は優しいなって。だから苛められオーラが出るんだって。誰も助けてなんかくれなくて、皆関わりたく泣いて顔してた。もう嫌だったんだ、またあんな目に遭うのも、見て見ぬふりするのも…。ただ、自分が楽になりたかっただけなんだ」
「でも嬉しかった。助けてくれて私、本当に嬉しかったよ」
「この前はごめん。助けられなくて」
歩は薗田の悪文を渡す。
「これ…!?」
「園田君は弱い人じゃない、強い人だと思う」
「椎葉、ここにいたんだ?」
「ごめんね、心配かけて」
「いいよ、友達でしょ?」
「うん」
未来もやってきて、顔を合わせ微笑む3人。
「ひまわりの花言葉って知ってる?」
「ひまわりの花言葉?」
「あなたは素晴らしい」
「あなたは素晴らしい」
「あなたは素晴らしい」
未来のバイトしている喫茶店にやって来た歩と薗田。
「羽鳥さん、後で携帯の番号教えて」
「私、携帯持ってないから薗田と2人で交換したら?それじゃ、ごゆっくり」
「じゃあ、いい?」
「うん」
その夜、とあるホテルにいた愛海とアキラ。
「もう別れちゃえよ、あんな男」
「えぇ?」
「好きじゃねえんだろ?」
「簡単に自由にさせるなんてムカつくじゃん」
「なぁ、俺だけのものになれよ」
「どうしよっかな…」
「俺はずっと愛海だけなんだぜ」
「ねぇ、マナのお願い聞いてくれる?」
「あぁ、何でも聞いてやるよ」
「マナを裏切る奴は絶対許さない。どんな手を使っても…」