さよなら絶望先生の第7話を見ました。
さよなら絶望先生 DVD第3巻特装版
第7話-A 仮名の告白
17日の夏祭に向けて漫画を描いている
藤吉晴美はコピーに向かいます。
だが、曲がり角で
望とぶつかって、シンとレイの描かれた原稿用紙が散らばってしまう。
「せ、先生!?」
「その声は藤吉さんですか?何ですか?これは」
「あ…見ましたね?今、見ましたね」
「え、いや…」
「絶対、誰にも言わないで下さいね」
「え、は、はい…」
「ふぅ…見られてしまった以上、隠しても仕方ないので言いますけど、実は私同人誌を描いているんです」
「同人誌?」
「はい、これはその原稿です。あまり人に自慢できる趣味ではないんで…」
「恥ずかしいことなんてありませんよ。実は先生も学生時代に同人誌をやっていたんですよ」
「え、先生が同人誌を!?」
「はい、そうですか。同人誌ですか…藤吉さんはアララギ派ですか?白樺派ですか?」
「アラ×ラギ?強いて言うならアス×カガ派ですけど…」
「あすかが派ですか?それは先生、存じ上げませんね」
「アラ×ラギって何のアニメかしら?」
「しかし、あなたが同人誌をね…」
「先生が同人誌を…」
「「ちょっと意外でした」」
その二人の言う同人誌には決定的な違いがあります。
「いけない、早く帰って仕上げないと入稿の締め切りが…」
「締め切り?」
「これ、今度の即売会に出す原稿なんです。年に2回の大きなお祭りだから」
「お祭ですか」
「あ、そうだ。先生も一緒にどうですか?」
「いいですね、私も参加しましょう」
コミケに参加することになった
望はるろ剣のコスプレをしていると思われ、写真を撮らせて欲しいと言われます。
まといもさくら大戦のコスプレをしていると思われ、写真を撮らせて欲しいと頼まれてしまいます。
「どういうことだったんでしょう、一体。あ、今度は本当のお客さんですね」
ペラペラと読んではもらえるも、文学作品ですので買ってくれません。
「一冊も売れない…。やはり私に文才はないのでしょうか」
「あの、これ下さい」
望の本を買ってくれたのは
可符香だった。
そして、好きだと涙を流しながら
可符香を抱きしめる
望。
「危ない、あなたはそうやって人の心の隙間に入り込もうとするんですね!!一体、あなたは何なんですか!?」
可符香に対抗して全部買おうとする
まといだった。
藤吉の所にやって来た
千里はこんなものを描いてと怒り、やおい本ではなく、4コマしか認めないと書き直させようとし、ディアイザの4コマを描くと、それでいいと言われるのだった。
橋の下で漫画甲子園に連れてってと南ちゃんのように
藤吉に言う
可符香。
起承転結の4コマを
千里は
藤吉に描かせるが、
望は現実は起承転結だけでは済まされないと言います。
「起承転結の後には大抵、禁断の5コマ目が存在するのです!!そう、起承転結の次には闇があるのです。起承転結の次には闇が待っているのです。無職になった人の5コマ目は翌年の税金請求、ダイエット成功の5コマ目はリバウンド。それはそれはとても辛い5コマ目なのです」
第7話-B ある朝、グレゴール・ザムザが目をさますと神輿を担いでいた
お祭にやって来た
可符香はブルーハワイのカキ氷を買います。
普通の奈美は悩んだ割りに平凡な苺を頼みます。
おみこしを見て、盛り上がってるという感じを覚える女子生徒達。
「盛り上っているかどうかはご自分で判断しなさい。祭り好きの日本人の悪い癖です。神輿につられてすぐ踊りだす。踊る前に自分の目で真実を確かめなさい。妖怪の魑魅魍魎達が隙あれば神輿を担いで祀り上げようと狙っているのです。大したことないものでも何だか凄いもののように祀り上げてしまうのです。御覧なさい、アレを!!美人神輿です」
女性が神輿の上に乗っていますが、大して美人ではありません。
女医や弁護士、自衛官などちょっと美人なだけで祀り上げられている女性を例に挙げる
望は面白神輿として、微妙な芸人まで担いで、さぞ面白いかのように祀り上げていることも例に挙げています。
他にもカリスマ神輿、王子神輿、珍獣神輿なども。
神輿を担いでいる人はただ人が死んじゃうだけの小説が泣ける小説としてベストセラーになるのというと、
望も担ぎたくなります。
円周率を長々と言える少年や、大家族、問題を抱えた家(リフォーム)、健康・さらさら血・痩せるなど新たに担ごうとするおっさん達はストーカーとして
まといを担ぎ上げます。
引き篭もりとして
霧も担ぎ上げられてしまう。
「絶望した、担げるなら何でも担ぐ大メディアに絶望した!!」
「大メディアじゃなくても、局地的に担ぎ上げられる神輿もありますよ。例えば、あれ、ネットアイドル神輿。ネットアイドルは大抵フォトショッカーでお化粧してるんです」
「まぁ、鰯の頭も信心からって言いますからね」
普通として担ぎ上げられる奈美。