地球へ…の第21話を見ました。
section21 星屑の記憶
『ジョミー、君は太く短い人間の生命力と細く長く細やかなミュウの精神、その両方を併せ持っている。我々ミュウが母なる地球へ帰り着くのに人間達と手を繋ぐか、彼らと戦い勝ち取るのか、我らを導きその答えを見つけ出すのに君ほど相応しい者はいない――』
ノアのパルテノンから無条件降伏を受け入れるという通信が入る。
《ブルー、あなたは生きている。今も僕の中に》
『引き続き、自由アルテメシア放送のスウェナ・ダールトンがパルテノン前からお送りします。ノアがミュウに無条件降伏してから2日目の朝を迎えました。パルテノンでは新たな惑星統治機関が活動を始めており、市内は落ち着きを見せています。ミュウは我々の自由を保障する条件としてマザー・システムの破壊と成人検査の全面撤廃を要求しています。暫定機関はこの条件を受け入れ、現在、そのための作業が進んでいます。本日正午には…』
自分が出ているニュースを見ながら寝ている
サムのベッドの横にいる
スウェナ。
急にテレビの調子がおかしくなったり、電気が消えかけたりするが、病室の窓から煙が見え、ノアの管理コンピュータ・テラズナンバーワンが爆発されたと察する。
「これまでミュウに屈した惑星も同じようにされてきた。グランドマザーから切り離すために…」
「そんな…それじゃこれから世界はどうなってしまうんでしょ!?」
「どうなるのか、それは私達が自分で考えて決めることだわ」
《そうなんでしょ?ジョミー…》
スウェナは自分の娘がサイオン検査に引っかかって強制収容所に入れられているので助けて欲しいと
キースに頼むのだった。
《両親は昔、ジョミー・マーキス・シンを担当していた…。これも天のはいざいか?」
『お願い、キース。あの子は捕まるような悪いこと何もしてないわ』
「サイオン検査の結果に例外は認められない。それに君はこの子どもと親子関係だったのは極短期間のことだったんだ。気にかけることもないと思うが」
『それでも私の子どもなの!!愛するのに時間や血縁なんか関係ないわ!!』
「理解し難い、これ以上話しても時間の無駄だ。失礼するよ」
『待って!!キース、切らないで!!』
木星の周辺に主力部隊を配備し、ワープアウトして来たミュウ達を迎え撃つ
キース。
シャングリラの中に侵入してきた対ミュウ戦闘訓練を受けてきたメンバーズ達にサイコキネシスが効かず、ミュウ達は次々と殺られていく。
「これ以上好き勝手にはさせない!!」
ジョミーの力は強力だからか、サイオン攻撃は通用し吹っ飛んでいくメンバーズ。
「皆に伝えろ、敵を分断して、1人の敵を複数の仲間で攻撃するんだ。そうすれば倒すことが出来る」
「あなたは?」
「僕はあの船を始末する」
《トォニィ、今回の敵は今までとは違う》
対ミュウ戦闘訓練を受けており、サイオン攻撃が効かないメンバーズ達とトォニィ達ナスカチルドレンの激しい戦闘の末にタージオンが殺られてしまう。
トォニィの危機を救うアルテラまでも死んでしまう。
トォニィがアルテラを抱きますがすでに死亡していた。
「アルテラァァァァァァ!!アルテラ…うわぁぁぁぁぁぁ!!貴様らぁ、うぉぉぉぉぉ!!」
トォニィのパワーが暴走し、敵の船が次々に爆破していく。
「第21艦隊が全滅、第39艦隊、第7艦隊、信号途絶しました」
「何!?一体何が…」
暴走するトォニィを後ろから抱きとめる
ジョミー。
「落ち着け、トォニィ!!お前まで、お前まで壊れてしまう。冷静になれ!!」
「だって…だって…」
「僕ッ対は前に進むしかないんだ。しっかりしろ。今は泣くな、トォニィ。僕らは地球に行くしかない。それしか、この戦いを終わらせる方法はないんだ」
「よもや、たった4隻相手にこれほどの痛手を被るこうむるとは…」
「その犠牲と引き換えに、タイプブルー3体を葬ることができた。それにまだ戦いはおわっていない」
「では、やはりあれを…」
亡くなったミュウ達の葬儀が行われた。
「トォニィ…」
「コブとタージオンは?残ったのは僕達だけか…」
「トォニィ、これ」
アルテラのカップをトォニィは渡されるのだった。
その様子を上から眺める
ジョミー。
《トォニィ…》
「ソルジャー、敵艦隊から通信。キース・アニアンです」
「繋いでくれ」
『これを見よ、ミュウ達よ。ジュピターの大気圏上層に浮かぶ潜在ミュウの強制収容所だ。彼らの命は我が掌中にある。これからこの施設をジュピターの大気圏に落とすといったらどうする?ジョミー・マーキス・シン。彼らはあの星の重力と大気に押し潰され、恐怖と絶望のうちに緩慢な死を迎えるのだ』
「何!?」
それを聞いていたトォニィも許せないと怒っていた。
次回、「暮れる命」
地球へ… DVDvol.3
地球へ… DVDvol.4