地球へ…の最終話を見ました。
section24 地球の緑の丘
キースと2人、地球の地下深く、グランドマザーの元へと降り立った
ジョミー。
彼を待ち構えていたのは、驚くべき真実であった。
グランドマザーにとってミュウの殲滅は絶対命令だった。
人類は繁栄の名の下にあらゆる者を破壊し、絶滅させてきただけでなく、自らをはぐくんできた星すら人類は破壊したため、人類の作り出した最後の良心であるグランドマザーは人類こそが悪だとSD体制によって人類の欲望を抑えてきた。
だが、その体制に反発してきたのがミュウなので根絶されるのだという。
キースはSD体制を止めるわけにはいかないと
ジョミーに刀を向ける。
一方、全人類圏へ向けて
キースのメッセージが
スウェナによって発せられる。
『諸君、今日は一個人キース・アニアンとして話をしたい。諸君らは疑問に思ったことだろう。何故マザーはミュウ因子を排除しないのか、これに対して私はその排除には現在科学を持ってしても困難だと説明してきた。だが、それは嘘だ。ミュウ因子を排除する事はできる。だが、それを行ってはならない。マザーはそうプログラムされている。話はSD体制以前に遡る。その頃は最初のミュウ因子が発見された。ある者はこれを進化の必然と見なし、ある者は進化の気まぐれの一つに過ぎないと論じた。が、結論は出なかった。将来、世界の主導権を握るのはミュウか人類か、そこで壮大な実験が行われた。ミュウ因子を残したまま管理出産を行い、ミュウ化した者はこれを排除する。もしミュウは進化の必然でなければこのストレスによって自然消滅する。しかし、彼らは生き残った。だが、SD体制にミュウを受け入れるためのプログラムは存在しない。プログラムは完璧ではないのだ。マザーに全てを委ねていられる時代は終わった。これからは一人一人が何をすべきか考えて行動せよ』
その頃、
キースと
ジョミーは本気で戦い合っていなかった。
だが、
ジョミーをマザーが攻撃し始める。
キースはマザーに
ジョミーを討つ様に命令される。
「五月蝿い!!もう私の心に触れるな!!私は自分のしたいようにする。彼を放せ!!あなたは時代遅れのシステムだ。もういい!!」
マザーに銃を向けた
キースはミュウに精神汚染されたと判断され、攻撃されてしまう。
胸を貫かれた
キースを見た
ジョミーは全てのミュウに自分に力を貸してほしいと言いながら、マザーを破壊する。
「抜くな、もう手遅れだ。お前と話がしたい。流石、タイプブルー。凄まじい力だな」
「ありがとう…君のお陰で戦えた」
「礼には及ばん。生まれて初めて自分のやりたいようにやったまでだ。これでマツカやサムに顔を合わせられる」
まだ起動していたマザーに横腹を刺されてしまう
ジョミー。
大気圏突入可能のミュウの船はミュウであろうと、人類であろうと助けるために地球へ降下していた。
マザーによって地球を破壊するためメギドが起動されてしまう。
ジョミーと
キースの元にトォニィが駆けつける。
「貴様、よくも!!」
「違う!!彼は一緒に戦った仲間だ。トォニィ、お前に頼みたいことがある。メギドを、地球を破壊しようとしているメギドを…止めてくれ。トォニィ、僕からの最後の頼みだ。死んでいった仲間の思いを無駄にしないためにもお願いだ…。トォニィ、お前は強い子だ、僕の自慢の。人類を、ミュウを、人を頼む」
「嫌だ!!」
「お前だから頼んでいるだ、お前は次の時代を生きろ。そのために僕達は戦ってきた、ブルーとの約束を果たすために僕はここまで来た。次はお前が人類と手をとり合い、新しい時代を作れ」
「若者よ、伝えてくれ。人類とミュウは共に手を取り合えと」
「トォニィ、お前が次のソルジャーだ。ミュウを、人を導け」
国家騎士団達は軌道上のメギドを破壊することを決め、人類も立ち上がってネットワークを破壊していく。
そして、ミュウは命を懸けて人類の子ども達を助けていく。
フィシスは生きろと、飛ばされてしまう。
トォニィが新たなソルジャーとして導いていくのだった。
《ありがとう、グランパ。あなたのお陰で何故命が紡がれていくのか分かったよ。そして、何が大切なことなのかも》
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