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テーマ:アニメあれこれ(25335)
カテゴリ:月刊少女野崎くん
さよなら絶望先生の最終話を見ました
![]() 第12話 なんたる迷惑である事か! 《私、皆さんに迷惑かけていませんか?》 「ねぇ、席空いてるよ。座れば?」 「すいません、鬱陶しいですか?狭くなると思って立っていたんですが、邪魔ですよね。お言葉に甘えて座ります」 「あ、うん」 望のクラスの加賀愛は他人の言動と行動に敏感な少女だった。 彼女の横を通りすぎた時に咳をすれば自分が臭いかと思い、離れようとする。 彼女の後ろの席の人が黒板を見ようと椅子を動かせば、自分の頭が邪魔になっていると思い込み、机に伏せる。 そして、そんな愛の様子を見るために振り返った前の席の人に対しては、自分の机が前に出過ぎているせいだと思い、机をめいっぱい手前に引くという大げさな行動をとる。 「こ、これは加害妄想ですね」 「加害妄想?」 被害妄想なら知っていると言う生徒達だが…。 「それよりも深刻な心の病です。映画館で後ろの人に迷惑をかけているんじゃないかと物凄く浅く座ったり、レジで後ろの人に迷惑をかけるんじゃないかと小銭を数えて出せなかったり、隣に水の音が迷惑になるんじゃないかと夜中にトイレに行くのを我慢したり。幼い頃から日本は世界に迷惑をかけたと教えられた。戦後自虐教育が生んだもの、それが加害妄想です!!何かにつけ、迷惑をかけていないか気になって仕方ないのです!!」 今まで迷惑がかからないようにするため、なるべく画面に入らないようにしていたという愛は自分のせいで作品の人気が下がって皆に迷惑をかけてしまうと思っているようです。 「私なんかが主役だから、この作品はちっとも人気でないのよぉ!!きっと、もうすぐ私のせいで打ち切りになるのよ。全部、私が悪いのよ!!」 「日塔さんも加害妄想?」 「別に奈美ちゃんのせいじゃないよ」 「そもそも奈美ちゃん主役じゃないし…」 「そうよ、人気が出ないのは誰のせいでもないのよ。全部、私のせいなの」 「いつになく謙虚ね」 「暗に主役は自分だと主張してるんじゃない?」 「あぁ、次から次に加害妄想人が。加害妄想は伝染するのですそれが日本人のメンタリティですから」 「やっぱり私の責任なんですね」 「どこに行くんですか!?」 「私がいるとクラスに迷惑かけますから!!」 「待ちなさい!!」 愛を追いかけてきた望、可符香、千里は加害妄想交差点にやって来てしまう。 そこで愛と一緒にカフェで飲み物を飲んで気を落ち着かせることにする望達。 だが、交差点で交通事故が起こると、事故を起こした張本人だけでなく、車を作った自分が悪いなどという被害妄想人が集まり出す。 「流石、加害妄想交差点、色々出てくる出てくる♪」 ここで加害妄想診断コーナーが入る。 美容院で頭の痒いところが言えない、本屋で2冊以上カバーをかけてと言えない、タクシーでワンメータの距離は歩く、宅配便の来る時間は一歩も外に出ない、JAFの会員なのにJAFを呼べない、自動改札はプレッシャーだ、コンビニでくじが当たると苦痛だ、裾上げはお母さんにやってもらう、アニメ○トの紙袋を持って東横線に乗れない。 この中から3つ以上当てはまると加害妄想人だそうです。 東京に迷惑を変えているのではないかと思う望と愛は飛行機に乗って東京から去るのだった。 沖縄にやって来た2人ですが、貧相な体のため、沖縄に迷惑をかけているのではないかと思うのだった。 「山田優みたくじゃなくてすみません!!」 「速水もこみちみたくじゃなくてすいません!!」 世界中どこへ行っても迷惑をかけてしまうと思う望。 「生きてるだけで迷惑かけてますから。いざ、誰にも迷惑のかからない世界へ―――!!」 「私のせいで先生が死んだんです…」 「いえ、先生が死んだのは私のせいよ」 「違うわ、私のせいよ!!」 「私のせいなんです」 「ううん、私のせいなの」 「いい加減にしなさい!!私のせいで私は死んだんです」 「やたら被害者ぶる国が多い中、いい国じゃあないか、この国は!!」 《私、目つきが悪いからよく人から誤解されます。どんな風に誤解を受けるかというと…》 一方、目つきが悪く、よく人に誤解されるという少女、三珠真夜がピンポンダッシュする現場を目撃してしまう望。 しかし、怒りながら家から出て来たオヤジは目つきの悪い彼女を見るなり「君がやったんではないんだろう」と、なぜか理解のある大人の態度を見せる。 彼がなぜこのような反応をしたかというと「こんな目つきの悪い人間が、まさか本当に悪いことをするわけないじゃないか」と理解しがたい理由らしい。 《そう、私はいつもこんな風に誤解されるんです》 そして、ピンポンダッシュしたのは望だと思われ、顔面を殴られてしまう。 「何をするんですか!!」 「この子じゃなかったらお前の仕業だろうが!!」 「あ、そうかこれは証拠過多ですね」 望はこの一連の出来事に、名前をつけるのだった。 「人はあまりにそのまんま過ぎると逆に信じないと言いますからね!!加害妄想ならぬ加害者じゃない妄想!!明らかにカツラなのにあまりに分かりすぎるので逆に地毛なんじゃないかと思われたり、あまりに泥棒っぽい人が泥棒っぽいことをしていたら逆に泥棒に思われなかったり、あまりにくっきり透けてるとどうせ付け乳首だろうと思ったり、まさかの直球ど真ん中を見逃す感じ。人はあまりに分かりやすいと逆に分からなくなる不思議な生き物なのです!!でも、私は見ました。あの子は見たまま悪です!!」 「誰が悪なんですか?先生」 「彼女です」 「あら、三珠ちゃん。もう、先生という人が人を見かけで判断しちゃダメですよ。今時あんな分かりやすい悪がいるわけないじゃないですか」 「で、でも…」 「最近は泥棒だってスーツ着てるんですから」 「まぁ、確かにあんま悪いわけないですよね。ベレー帽の漫画家、虫眼鏡を持った探偵、寿司の折詰を持ってしかも郵便ポストに挨拶する酔っ払い。今時、そんなまんまな人はいませんものね。きっとさっきのは何かの見間違いだったんですね」 子犬と戯れているかと思えば、犬の肛門に棒を突っ込む真夜。 藤吉の買ったアンソロジー本の中身は全然違う漫画に真夜によってカバーだけ交換されていた。 他にもまといの部屋に貼られている望の写真の鼻に釘が刺さっていたり等色々意地悪がなされていた。 「私がいい弁護士紹介してあげる。先生が人を見た目で判断するなんて…」 「そ、そうですね…。私が間違っていました。彼女はそんなことする子ではありませんよね。すいませんでした」 逃げ去ってしまう真夜はバットを手に交のいる望の部屋に現れる。 望らが駆けつけると、気絶している交とバットを手にしている真夜がいた。 「証拠が揃いすぎていますね、彼女が犯人なわけない」 「ですね」 気がついた交は真夜が犯人だと言うので、望は人を見かけで判断してはいけないと説教します。 自分も殴られても尚、証拠が揃いすぎているので犯人ではないと思う望。 真夜は望の家を爆破するのだった。 《私って好きなものに意地悪したくなるんです》 ![]() ![]()
Last updated
September 29, 2007 11:22:09 AM
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