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テーマ:アニメあれこれ(26112)
カテゴリ:魔人探偵脳噛ネウロ&げんしけん2
魔人探偵脳噛ネウロの第1話を見ました。
第1話 食 「食い足りない。魔界の謎を食い尽くしても我が脳髄の空腹を満たしてはくれなかった。上だ、上へ求めよう。最も複雑で、最も深遠で、最も美味な究極な謎を」 お好み焼きを友達と一緒に食べている女子高生・桂木弥子は何枚食べても食い足りなかった。 「食い足りない…ここにはろくな食い物はもう残っていないのか。私の胃袋の空腹を満たしてはくれぬのか」 「相変わらずよく食べるわね」 「ん、そっかな?でも、最近食欲ないのよね。ストレスかな…」 「何のストレスよ」 「何かこう…落ち着かないっていうか、いつも誰かに見られているような」 「よく言うよ」 女子高生探偵ということで弥子は確かにお好み焼き屋の戸の前で弥子を見ている人達がおり、しかも雑誌で特集が組まれていた。 「まぁ、無理もないか。世間でこんなに騒がれちゃあね」 「それって実はね…」 脳噛ネウロからメールが入る弥子。 『どこに寄り道している 下等動物よ。 早く戻って来い! さもないと…』 携帯の画面から気持ち悪い手のようなものが飛び出てきて顔を捕まれる弥子は倒れてしまうので、大丈夫かと尋ねる友達。 魔界からやって来た“『謎』喰い魔人”ネウロが開いた探偵事務所は、可愛い女子高生・弥子を所長にしたこともあり、評判は上々だった。 弥子は、女子高生探偵としてマスコミに取り上げられるほどの人気で、食べることが大好きな女の子。 『謎』を喰うネウロと大食いの弥子は協力しながら事件に挑戦していた。 ある日、事務所に、“成功を呼ぶ料理”として人気のレストラン『シュプリーム・シロタ』から、頻繁に届く脅迫状を調査して欲しいとの依頼があった。 「あたし、何も聞いてないし」 「ミミズ以下の脳みそで聞く必要はない。貴様は黙って探偵役を演じていればいいのだ。貴様は留守番だ」 ネウロに指を指される吾代忍。 「テメーに服従する気はねえ」 「そこに食事を用意しといたからな」 「聞いてんのか、こら!!」 用意された食事はドッグフードだった。 「初めまして、石垣筍と申します。いやぁ、着任早々笹塚先輩と組めて光栄です。低いテンションと高い実力、ずっと憧れてましたよ」 「あぁ、そう…。ところでこれ何だ?」 車の天井にぶら下がっていたのはど素人娘。のフィギュアだった。 笹塚はそのフィギュアを天井から取って窓から捨ててしまう。 「公用車だ。こういうの持ち込むな」 オーナーシェフ・至郎田正彰の秘書・栗山の案内で、さっそく店に行ったネウロ達は、店側の依頼でやって来た刑事の笹塚、石垣とともに、関係者から事情を聴くことにする。 栗山らの話によると、店のシェフは、至郎田とチーフシェフ・海野の2人で、厨房はメーンと個人の2ヶ所、計3ヶ所が使われている。 個人厨房で働く海野を湯気越しに見ながら書斎に入ったネウロ、弥子達は至郎田から脅迫状の話を聞いていた。 最初は悪戯だと思っていたそうですが、何通か続くと流石に無視はできなくなったのだ。 「とりあえず、日に何度か警官を巡回させましょう」 悲鳴が響き渡る。 「ネウロ、まさか…!?」 「あぁ、謎が茹で上がったようだ」 ついに、事件が発生してしまう。 殺されたのは、それまで個人厨房で働いていた海野で、死因は物凄い力で鈍器で殴られたことによる撲殺だった。 従業員らの証言によると、海野は現場の厨房に入ってから一度も外に出ず、また、誰も現場に立ち入っていない。 事件が発生したのは、ネウロ達が海野の姿を見かけてから10分程しか経過していない時であった。 「私達も生きてる間に会いたかったですね。あなたがあの時、彼を紹介してくれていればね…」 「何!?」 「と、先生が言っています」 「ちょっと!!」 「それじゃ、先生、我々は捜査と参りましょうか」 まもなく、現場にあった“成功を呼ぶ”と言われる究極の料理を食べてみた弥子は何か妙な後味を感じた。 「何だかこれ、料理じゃない。食べるってことに失礼な気がする」 これを聞いた至郎田は、怒って弥子をクビにしようとする。 「怒らせてしまったな」 「お前ら捜査の邪魔だ。出て行け!!」 「馬鹿め。謎が殻に閉じこもってしまった」 「だって、本当に感じたことを言っただけだもん」 「魔界から来た我輩は謎を食えなければ飢え死にしてしまうのだ。そうなる前に…お前の脳みそを食い尽くしてやるがな」 「よく分かんないけど、ネウロが謎を好きなようにあたしも食べることが好きなの。嬉しい時食べる、さ微意sと木も食べる、食べている時は嫌なことを忘れられる、幸せな気分になれるの!!だけど、あの料理は美味しかったけど幸せな気分になれなかった。何かこう、ひんやりとした冷たい感じがしたの。あれで成功が訪れたとして、皆、幸せなのかな?」 「成程な。トリックの見当はついているが、その料理の正体、貴様の反応を見て興味が湧いた!!」 ネウロは、魔界から持ってきた“魔界777ツ能力”の断面への投擲(イビルジャベリン)を取り出してその料理を分析し始める。 その結果、思わぬ料理の秘密と、殺人トリックを見破るのだった。 至郎田の元を訪れるネウロと弥子。 「何の用だ?」 「用?決まっていますよ。至郎田シェフ、犯人が分かったんです。さぁ、その指で犯人を指すのだ」 「犯人は…お前だ!!」 弥子は至郎田を指差すと、至郎田は失礼にも程があると言います。 「君達は生きている彼を一度見ただろう。その後、ずっと君達と一緒にいた。君達が証人だ」 「そう、あなたはそのアリバイを作る為にわざわざ私達を呼んだ。警察と名探偵、これ以上の証人はありませんからね。私達は生きている彼を見たわけではない。立っている彼を見ただけだ。床に散乱した仕込み鍋の煮込み野菜の中に全く火の通っていないトマトがありました。どう見ても不自然なトマトの裂け方、これがトリックの種なのでしょう。手順はこうです。穴を開け、2本のロープを通したこのトマトをガチガチに凍らせた後、我々が来る時間を見計らって被害者を殺害。急いでコンロの上の2つの換気扇にロープの両端を括り、できた輪の中に死体を立たせ、コンロに鍋を置き、換気扇のスイッチを入れて準備は完了。鍋と上がる蒸気でロープを見えにくくして、まるで彼が生きているかのように見せる。後は我々と話をしていればそのうち凍ったトマトは解け出し、やがて重さに耐え切れず裂ける。と、いう先生の推理です」 「あったぞ、換気扇にロープが巻きとられていた。トマト果汁らしきものの付着もあった」 「しかし、それが私が犯人だという証拠になるのかな」 「犯人は死亡時間のズレをなくすために直前に殺しているはずです。こうなると、凶器を捨てている時間などなかった、はず…」 厨房の中を荒らして、凶器を見つけるネウロ。 「これが犯行に使われた凶器でしょう」 血の付いた麺棒を見つけたネウロに、もういいと言い出す至郎田。 「おや、もう自分の犯行だと認めてしまうのですか?そうもあっさりと」 「奴は俺の料理の邪魔をしたんだよ。この究極の料理の素晴らしさが分からなかったんだ」 警察に告発しようとした海野を至郎田は麺棒で撲殺したようです。 「あたしには分からない!!そんな料理を作る理由も、人を殺す理由も!!」 「お前ら凡人にはこの素晴らしさが分かるまい」 「一体、その料理に何の秘密があるんだ!?」 「それは…」 「それはそこにあるスープを分析すれば分かること」 「数え切れぬ高級食材とともに、コカイン、ヘロイン、モルヒネ、各種麻薬に加え、ステロイド系テストステロンやEHEAなどの筋肉増強剤などを精密なバランスで配合し、煮込むこと7日7晩」 そのドーピングコンソメスープを注射で自分の腕に打つ至郎田の肉体が見る見るうちに変わっていく。 料理じゃないと言われ、興奮した至郎田に組み敷かれるネウロだが、謎を食べてしまいます。 すると、湯気が薄れていくと、ガリガリになった至郎田の姿が現れるのだった。 「それにしても食い足りない、地上の謎はこんなものか?貴様はもっと有名になれ。そうすればもっと食い甲斐のある謎が集まってくる」 《この世は謎だらけだ。人の心の闇、それにこいつの存在。魔界から来たコイツに私は取り憑かれたのだろうか。何故、何故私を選んだの?ネウロ」 半年前 《お父さんが死んだ、警察は自殺だと決め付けた。ドアにも窓にも鍵がかかってて、完全な密室状態だったからだそうだ。そんなはずはない。お父さんが自殺なんかするはずがない。だけど、父の死の真相をどうやって暴けばいいのか分からなかった。そんな時だった、アイツに会ったのは》 「謎を解きたいのか?」 「誰!?誰かいるの?」 「貴様は我輩の隠れ蓑に丁度いい。フハハハハハ」 次回、「集」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 10, 2007 06:34:09 PM
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