仮面ライダー電王の第38話を見ました。
第38話 電車の中の電車王
カイに騙された
リュウタロスによってゼロライナーとともに暴走するデンライナー。
モモタロスらは何とか止めようとするのだが、レオイマジンの手下レオソルジャーに邪魔をされていた。
「まずいよ、デンライナー止めないと…」
「こいつら片付けなきゃどうしようもねえ」
「バッカだな。車掌にしてやるって言った時、さっさと野上良太郎を殺っとけばよかったのに。あ、あれか?お姉ちゃんだっけ?でも、あれ、お前の姉ちゃんでもなんでもないだろ。お前、自分がイマジンってこと分かってる?」
「…!?うるさいよ!!」
「あれだよ、桜井侑斗が消えたってそれは同じ」
「黙ってよ!!お前、ホントにうるさいし、嫌い。やってもいいよね?答えは聞いてない!!」
カイに辛い事実を突きつけられた
R良太郎は自分を見失い
カイに戦いを挑むが、
カイは持ち前の能力でリュウタロスダンサーズを操縦、
R良太郎を襲わせる。
「行ったろ?お前、要らないって、ハハハ。お前のお陰で邪魔なの全部、電王とかゼロノスとかデ電車とか片付けられそうだけど、俺が一番消したいのはお前だから。俺、そういう顔してるだろ?リュウタロス」
一人
リュウタロスは
良太郎に憑依したまま、街を逃げ回ることになる。
「俺の必殺技、モモタロスver.」
「やれやれ」
「ダイナミックチョップ、生」
「ったく、手こずらせやがって」
「一体、どういうことや!?」
「リュウタの仕業かも」
「何!?」
「様子がおかしかったんだよね。ま、ただの勘だけど。良太郎ともリュウタとも繋がらないし、間違いないんじゃないかな」
「あの小僧、何考えてんだ!?」
「先輩が愛理さんのことでキツイこと言うからじゃないの?」
「ま、ちょっと言い過ぎたかもしれねえけど…でも本当のことだろうが!!あいつだってな、いつまでもガキじゃねえよ」
「けどな…」
「皆、大丈夫?」
「コハナ、デンライナーはどうした?」
なんとかレオソルジャーを片付けた
モモタロス達だったが、デンライナーは暴走をやめようとしない。
このまま暴走を続けたらデンライナーとゼロライナーは破壊されてしまう。
中には
ナオミが乗ったままだ。
ゼロライナーに掴まっていた
デネブは凄い揺れの中、操縦席に入って、パスを抜こうとするが抜けなかった。
コハナと
モモタロスらはオーナーに詰め寄るが、オーナーはターミナルの駅長とチャーハンの山崩し勝負をしていた。
焦る
コハナ達にターミナルは駅でもあり、未来への分岐点を監視する場所だと説明する駅長。
いずれにしても分岐した先には、どんな未来があるのか、何が起こるのかわからないという。
暴走するデンライナーとゼロライナーは地下に潜って走行したりしていた。
「もう地下鉄じゃないのに…」
R良太郎はミルクディッパーの
愛理のもとへ。
「良ちゃん…」
「お姉ちゃん…お姉ちゃん、僕…」
「あなた、良太郎じゃないわね。どなた?」
「お姉ちゃん、僕だよ…」
「酷い怪我…兎に角手当てだけでもね」
「待って…。違うんだ…僕のじゃないんだ…ぅ…」
よそよそしい
愛理にやはり自分の姉ではないことを思い知らされた
リュウタロスはそのまま店を飛び出し、悲しみに暮れる。
そんな
R良太郎に
侑斗が近づいてきて声をかける。
「しょうがないだろ」
なんとターミナルがキングライナーとなって走り出し、障害物にもうすぐ衝突しそうなデンライナーとゼロライナーを飲み込むと間一髪停止させる。
「見~つけた」
「しつこいな」
『リュウタロス』
「良太郎、起きてたの?」
『ちょっと退いてくれる?』
「野上良太郎、お前が特異点じゃなきゃもっと簡単にやれたのにな」
リュウタロスを使って様々なワナを仕掛ける
カイのやり方に、珍しく怒りを露にする
良太郎。
「お前がイマジン、動かしてるのか?でも、お前、人間だよな?おい!!」
「君が誰だろうと今はいいよ。ただ、僕が邪魔なら君が直接来て。僕は絶対逃げない。だから…二度とリュウタロスに近づかないで」
『良太郎…』
復活したデンライナーでやってきた
コハナからパスを受け取ると、電王ソードフォームに変身する。
しかし、
カイは手にした手帳を開くと、印のついた日付を指で辿り、自ら体を開いてレオイマジンを過去の2006年1月19日へと飛ばしてしまう。
過去へ飛ぶと、やはり
モモタロスが憑依できなくなり、
良太郎はライナーフォームに変身し、慣れないデンカメンソードを
リュウタロスに合わせ、なんとかレオイマジンを撃破する。
デンライナーを皆で修復する中、
リュウタロスは隅でヒザを抱えたままだった。
「良太郎、たまにはビシって言ってやれよ、ビシっと」
「リュウタロス、僕…前に君を絶対止めるって言ったくせに全然そんな力なかった。姉さんのことも僕には侑斗みたいなことは言えない。でも、これからもリュウタロスのこと…」
「ごめんな…さい…
」
「え?」
「リュウタが謝りよった」
「嘘!?」
「いーや、全然聞こえなかったな。小僧、もう一回大きな声でちゃんと言え。どうした?聞こえなきゃ意味がねえぞ。早く言え」
「モモタロスのバ~カ!!バカバカ、スケベ、カナヅチ!!」
「スケベはこの亀だろうが!!」
「おしりペンペン!!」
良太郎と自分が同じではないことを知らされた
リュウタロスはしわくちゃなった
愛理の似顔絵を取り出すと、一人必死になってシワを伸ばすのだった。
次回、「そしてライダーもいなくなる」
仮面ライダー電王 俺、誕生! コレクターズパック
仮面ライダー電王 DVDvol.6