灼眼のシャナIIの第5話を見ました。
劇場版「灼眼のシャナ」-ディレクターズカット-
第5話 家族の食卓
悠二は
ヴィルヘルミナによる、
シャナ以上に厳しい鍛錬を受けていた。
屋根から落ちた
悠二だったが、痛くなく、怪我もしていなかった。
悠二は徐々にだが、新たな力を身に付けようとしていたのだ。
「存在の力を徐々に操れるようになっているのであります」
「肉体強化」
「存在の力で?」
一方、鍛錬を休んだ理由として、
ヴィルヘルミナに
シャナは「都合が悪い」とだけ伝えていた。
しかし本当の理由は他にあった。
とある抑えようのない気持ちが苛立ちとなり、
シャナの態度を悪化させているのだ。
そしてついに、
シャナはその苛立ちを
ヴィルヘルミナにぶつけてしまう。
そんな
シャナの苛立ちを知ってから知らずか、
悠二はその翌日、
史菜の準備が遅れているからと、じいやに屋敷の中で待つように言われ、足を踏み入れる。
「本来なら私が学校までお送りするところ、毎朝坂井様にお越しいただいて本当に感謝しております」
「気にしないで下さい。どうせ鍛錬があるから早く起きなきゃならないし」
「鍛錬でございますか?」
「あぁ、何でもありません」
じいやに屋敷の中を案内される
悠二だが、空き部屋ばかりだった。
「おはようございます」
2人で登校する
悠二と
史菜。
「外から見ても凄いけど、中も豪華なんだね近衛さん家」
「そうでしょうか?」
「そっか、近衛さんの基準だとあれが普通なんだ。となると、佐藤の家に行っても驚かないのかな」
「佐藤さん?」
「うちのクラスの佐藤だよ。ほら、この前一緒にデカ盛り食べに行った…。ま、ゆっくり覚えていけばいいよ」
「坂井さんのことは分かります」
「そう?良かった、覚えてもらえて」
楽しそうに会話しながら登校してくる
悠二と
史菜を見た
シャナは「ふん!」と先に行ってしまう。
教科書やノートな何がいるのか見てあげる
悠二と
吉田。
「もう一人でも大丈夫じゃない?ねぇ、吉田さん」
「え、あ、はい…」
「まだ大丈夫ではありません」
「そう?じゃあ、焦らなくていいから分からないことがあったら何でも聞いて」
先生がやって来て、
吉田の家と
史菜の家は逆なので、
吉田の代わりに家の近い
緒方が担当することになります。
ウキウキマートで買い物する
ヴィルヘルミナはお買い得のカップ麺に手を伸ばすが、かごには入れなかった。
弁当は作ってくるが、
シャナも
吉田も、
悠二達を避けて屋上に行ってしまう。
「なぁ、坂井。シャナちゃん達最近どうしたんだ?ここんとこずっと…」
「僕に聞かれても…。2人で話でもあるんじゃないのかな?」
「そうは見えないけどな」
「坂井くんと喧嘩したわけでもないよね?こうして毎日2人ともお弁当くれるんだし」
「あの…よろしければこちらとこちらもらえますか?」
「あぁ、どうぞ」
「近衛さんを構いすぎだって?そうは言うけど、ああいう子だし…放っとくわけにもいかないだろ」
「そんなこと言ってるんzにゃない。もう少し周りのことも…。兎に角、構いすぎだ」
「池?」
スーパーから何も買わずに出てきた
ヴィルヘルミナは八百屋でキャベツを手にすると、千草に声をかけられ、家に誘われる。
教室から
悠二が
史菜が送っていくのを見つめている
シャナと
吉田。
《おかしいよ。またこの感じ…。凄く痛い、嫌な気持ち》
《分からない。怒るつもりないのにイライラする。悠二のしてることが分からないけど頭にくる…》
部活のない
緒方を誘うが、お世話係があるため断られてしまう
田中は落ち込むのだった。
マージョリーの肩を揉む
佐藤。
「近衛さんが越してきたのってあの屋敷だったんだね。あそこ、買い手がつかなくて、長いこと空き家だったんだよ」
「そうなんだ?今朝、ちょっと中に入ったけど、そう古びた感じはしなかったな。空き部屋が多いのは気になったけど」
「だって近衛さんとじいやさんの2人暮らしでしょ?そりゃ全部の部屋使い切れないよ」
「そうなんだけど、何か違和感っていうかさ…」
「ふ~ん…」
そこに
緒方を迎えに来た
田中がやって来ます。
悠二は空気を読んで2人とは一緒には帰らないのだった。
シャナが帰宅すると、煙が凄かった。
慌てて
ヴィルヘルミナを探すと、台所でメモを見ながらロールキャベツを作っていた。
悠二が帰宅すると、
ヴィルヘルミナが料理の特訓をした後なので滅茶苦茶になっていた。
ヴィルヘルミナはロールキャベツの作り方に応用を加えたため、見た目は丸ごとキャベツのようだった。
「食べて元気になって欲しいのであります」
一口食べた
シャナは苦く、所々味がなかったが、笑顔で感想を言います。
「でもヴィルヘルミナが作ってくれたから美味しい…」
次回、「試練の前夜」
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