灼眼のシャナIIの第9話を見ました。
劇場版「灼眼のシャナ」-ディレクターズカット-
第9話 悲しみのマイルストーン
「良いな、坂井悠二。これまでの鍛錬で得た存在の力、それを更なる力へ昇華させるのだ」
「う、うん…」
「どうした?」
「あ、いや、大体の感覚は今までの鍛錬で掴んだし、心構えも出来てたはずだけどいざとなると、この僕が自在法だなんて…」
「大丈夫、今の悠二ならきっとできる」
「うん」
マージョリーは
佐藤に、かつてニューヨークで経験した過酷な戦いの日々について話していた。
過去に彼女は紅世の徒“穿徹の洞”アナベルグの陰謀を阻止しようと激しい攻防を繰り広げていた。
「俺には間違えているように思えないんですけど。そのユーリィって奴、誰かを助けたいって思ってるんでしょ?それがどうして…」
自らの過去を語り出していたマージョリーだったが、その最中、ふいに話をやめる。
「もし、仮にあんた達がフレイムヘイズだとして、私に来るなと言われて、でもその私が危機的状況に嵌ったら、あんた達はどうする?」
「それは、やっぱりな…」
「……」
マージョリーが纏う青く燃えるトーガから次々に放たれた炎弾は、一向にアナベルグに当たる様子がない。
その時、鈎爪が青いトーガを切り裂く。
別の紅世の徒・シュドナイからの不意打ちで窮地に立たされたマージョリーだったが、そこへ半人前のフレイムヘイズ“魑勢の牽き手”ユーリィが駆けつける。
ユーリィはマージョリーを助けてアナベルグを討滅させる。
「スゲーな、そいつ。で、どうなったんです?姉さん。“千変”シュドナイの奴をどんな痛い目に遭わせたんです?」
ユーリィは消耗した状態で死も覚悟してマージョリーの助けになろうとシュドナイに向かっていく。
挟み撃ちにすればシュドナイを倒せるかもしれないと言う“蹂躙の爪牙”マルコシアス。
《ダメ…こんなところで命を賭けるわけにはいかない…。アイツを殺すまで死ねない――ここは命を賭けるところじゃない…。私がやるはずだった。こいつら全員、私が殺すはずだった。なのに、笑ってる…こいつ笑ってる。私から全てを奪い、あざ笑ってる。あいつを殺すまで私は死ねない!!ここは命を賭けるところじゃない!!》
ユーリィはシュドナイの一撃と戦闘の余波に巻き込まれて死亡する。
「あの時、見習いの兄ちゃんが飛び込んでこなかったらどっちかが死ぬまで戦いは続いていた。あの兄ちゃんのお陰で水入りに持ち込めたわけだ。ありがてえこった」
シュドナイはユーリィを倒しその場を去り、ユーリィの犠牲で助かったマージョリー。
「迷わなかったわよ…私は迷わなかった…」
「付いてくんなってことなのかな?姉さんがあんな話したのは。けど、俺やっと分かった気がしたよ。姉さん、何かがあって復習しようとした相手を銀の徒に横取りされて、だからその銀を…」
「どうりで底なしに強いはずだよ。やっぱ強ぇわ、姉さん」
「逆だろ、バカ!!」
「え?」
悠二はシャナの激励に応え、鍛錬で風絶を作りだすことに成功する。
「…!?」
「やったよ、やったよ!!シャナ…?」
「馬鹿な…有り得ん。これは…この色は…」
「銀…」
《font color="yellow">殺す、必ず殺す。そのためなら、どんなものでも犠牲にする。どんな大切なものでも》
次回、「帰って来た男」

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