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テーマ:アニメあれこれ(25345)
カテゴリ:中二病でも恋がしたい!
CLANNAD -クラナド-の第9話を見ました。
![]() 第9話 夢の最後まで 渚と朋也は風子を連れて夜の学校へ忍び込んでいた。 「古河さ、早苗さんとおっさん、今頃お前がいなくなって心配してるんじゃないか?」 「一応、断ってきましたから。今夜は風ちゃんの傍にいますって」 「おっさん、どんな顔してた?」 「風ちゃんの名前聞いたら…また何か思い出しそうでした。何もかも忘れてしまったわけじゃないんですね」 「見つかったら怒られるでしょうね」 「そん時はそん時だ。おい、気が早いぞ」 「もう我慢できないです」 「お前、ホントに子どもだな」 「背が低いだけです!!中身は岡崎さんより大人です」 「興奮しながらおもちゃを開封してる奴に言われたくないぞ」 「頭で分かっていても手が止まらないんです」 風子は買ってもらったお誕生日セットを開封すると、恍惚としていた間に帽子を朋也に取られてしまう。 「大人なら我慢してみろ」 「風子、瞬間的に子どもになりま~す!!」 朋也から帽子を取り返そうとする風子。 三人は演劇部の部室でふざけ合っていたのだが、ふいに風子が大人なら親しい女の人の名前は下の名前で呼ぶべきだと言い出した。 「何だ、その飛躍した話の展開は」 「祐介さんはお姉ちゃんのこと名前で呼んでます。お姉ちゃんも祐くんって呼んでます。二人とも大人です」 「俺だって風子って名前で読んでるぞ」 「風子が言いたいのは渚さんのことです。お二人とも仲がいいのに苗字で呼ぶなんて余所余所しいと思います。大人なら自然に格好良く下の名前で呼ぶべきです」 「理屈になってないって」 「そうです。そんなこといきなり言われても…」 「では、試しに呼んでみて下さい。岡崎さんはちゃん付けで、渚さんはくん付けで呼んで欲しいと思います。せーの、はい」 「あ…なぎ…」 「朋也くん…」 「なぎ…さちゃん…言えるか!!」 「私もこれはちょっと耐えられないほどの恥ずかしさです」 「では、お二人とも風子よりも子どもだと確定です」 「待て、せめて呼び捨てにさせてくれ。杏や椋にはそうしてるんだから」 「では、呼んでみて下さい」 「あ…渚…。この方が抵抗ないな」 「はい、私もです。でも、私が呼ぶのはもう少し時間を頂かないと…」 「それで妥協しましょう」 「何でお前が偉そうなんだよ!!」 「風子は岡崎さんも渚さんも大好きですから、幸せになって欲しいです。お姉ちゃんと祐介さんみたいに…」 結婚式の前祝をしようと提案し、ジュースとキャンドルだけのささやかな三人だけのパーティを行う。 それも終わり、家族のように風子を真中に寄り添って眠る。 そして、朝になった時、朋也と渚しかおらず、何故教室にいたのか判らなくなっていた。 「俺達、昨夜学校に泊まったんだっけ?」 「そうみたいですね…」 「演劇部復活の方法を考えて、そのまま寝ちまったとか…」 「そう言われるとそんな気がしますけど、でもこの様子は…」 無断外泊したことを渚と共に謝る朋也。 「うっかり眠っちまったみたいなんだ」 「そんな言い訳が通用するか!!」 「秋生さん!!」 「お父さん!!」 「と、言いたいところだがどこかに泊まるってことは昨夜聞いてたような気がするぞ、娘よ」 「私もです。何か大事な用があるから今日は帰れないって、聞いたような…」 「あの!!それ、どんな用だったか覚えてませんか?」 「それが不思議なことに覚えてないんです」 「何だか、やたらとイライラするぜ」 「おっさんじゃないけど、俺もずっともやもやしてる…。思い出せない何かが、とても大切なものだったんじゃないかって…」 「岡崎さん、見て下さい。これ」 「今朝、部室にあったよな」 ヒトデの木彫りだけは消えずに部室に残っていた。 「私の部屋にもあったんです。どこで手に入れたのか覚えてないんですけど。見てると落ち着くんです。岡崎さんはそんな気持ちになりませんか?」 何かを思い出そうとしていた朋也は杏から明日買い物に誘われるが、明日何か予定があったと言って断る。 「明日、本当に何かあったような気がするんだ。とても大切な用事が…」 「そうか、お前もか」 「はい、明日何か大事なことがあった気がするんですけど…」 「きっと何かがあるんだ。それを思い出そう」 朋也と渚の前で、幸村先生は結婚式の垂れ幕を書いていた。 幸村先生だけが忘れていなかった。 垂れ幕を見て、公子の結婚式のことを…風子のことを思い出す朋也と渚は風子の姿が再び見えるようになった。 「ずっと俺達の傍に?」 「はい」 「最悪だよな、俺。あんなに忘れたくないって思ってたのに」 「最悪じゃないです、自然なことです」 「そんな寂しいこと言わないで下さい」 「俺達、ずっとお前といたいんだ」 「一緒にいましょう、風ちゃん。結婚式までずっと一緒に…」 「はい」 そして、公子と祐介の結婚式の日を迎える。 そして、学校には式を思い出した生徒達が集まっていた。 風子のことはもう見えないけれど、その思いは届いて、残っていたようです。 夢見たみんなで公子の結婚を祝うことが叶った風子。 風子は朋也に夢の話を語り始める。 「いつか風子が話した岡崎さんの夢、覚えてますか?ヒトデ祭りの夢です。風子が一人で浜辺で遊んでたら、岡崎さんが手を引っ張ってくれました。『一人で何やってんだ?今日はヒトデ祭りだぞ』って。岡崎さんと渚さんに出会ってからはホントにそんな毎日でした。いつも楽しい場所に風子を引っ張って行ってくれて、毎日がお祭りみたいでとても楽しかったです。ありがとうございました。…風子、楽しかったです…」 手を繋いでいた朋也と渚の間から風子は消える。 公子に風子が今日のために頑張ったことを話す朋也は幸せになって下さいと伝える。 その手に何時の間にかヒトデの彫刻があり、頷いた公子は風子の姿が見えるようになる。 「おめでとう、お姉ちゃん。いつまでも、いつまでも幸せに…。ずっと、ずっと幸せに――」 公子にヒトデを渡した風子。 一陣の風が、公子のベールを空に飛ばし、風に舞うベールと紙吹雪。 そして風子の姿は消えていた。 風子は消えたけど、その記憶はヒトデの彫刻とともにみんなに残り、噂話になっていた。 《…いつのまにか、校内はその女生徒の話題で持ちきりとなっていた。純粋で一生懸命で校内を走り回る、そんな女の子のイメージだった。そして、いつからかみんなが待っていた。その女の子が目覚める日を…。俺も間違い無くその一人だった。そしてその日はいつか――》 朋也は夢で風子に再会する。 「もし、よろしければ、風子のお友達になって下さい!!」 笑顔でヒトデを朋也に渡す風子。 次回、「天才少女の挑戦」 ![]() ![]() ![]()
Last updated
November 30, 2007 11:10:12 AM
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