機動戦士ガンダム00の第9話を見ました。
機動戦士ガンダム00 DVDvol.1
第9話 大国の威信
雨の中、花束を手にお墓参りにやって来た
ロックオン。
「一体、誰が…?もしかして、あの人が…?」
既にお墓には花束が供えられていた…。
『西暦2307年、ソレスタルビーイングが武力介入を開始してから四ヶ月の時が過ぎようとしていた。彼らの介入行動回数は60を超え、人々は好むと好まざるとに関わらず彼らの存在を受け入れていく。ソレスタルビーイングを否定する者、肯定する者、どちらの気持ちも戦争を否定するという意味では一致していた。誰も争いを求めたりはしないのだ。地球にある三つの国家群のうち、ユニオンとAEUは同盟国領内での紛争事変のみ、ソレスタルビーイングに対して防衛活動を行うと発表。しかし、モラリア紛争以来、大規模戦闘は一度も行われていない。それを可能にしたのはMSガンダムの卓越した戦闘能力にある。世界中で行われている紛争は縮小を続けていたが、武力による抑圧に対する反発は消えることはない。そして、唯一彼らに対決姿勢を示した人類革新連盟である特秘作戦が開始されようとしていた』
度重なるソレスタルビーイングの軍事介入に、ユニオン、AEUがほぼ静観の態度を示す中、人革連は対立の姿勢を崩さずにいた。
「スメラギさん、オーバーホール中にもし敵に襲われたら?」
「神を恨むわ」
「戦術予報士の台詞ですか、それ」
人革連のセルゲイ中佐達はソレスタルビーイングの本拠地を見つけようと索敵作戦を展開していた。
「『ソレスタルビーイングの同行における世界紛争の今後』…何て面倒なレポートなんだ」
「そんなの適当に書けばいいじゃん」
「そういうわけには…」
ルイスに母が会いに来て、こういう情勢なので連れて帰ろうと
沙慈から離そうとする。
沙慈の姉はソレスタルビーイングの創設者に対して調査を始める。
「よっ、何をしている?」
「ロックオン…」
一人泣いていた
フェルト。
「どうした?」
探査装置を大量投入し、物量にものを言わせた索敵ミッションを遂行するセルゲイ。
その過程で彼らは、
刹那達の輸送艦プトレマイオスを発見する。
その真の目的はガンダムを捕らえることにあった。
ロックオンは
フェルトを慰め、自分のことを教える。
「へぇ~、フェルトの両親はソレスタルビーイングにいたのか」
「二人とも第二世代のガンダムマイスターだって」
「そうかい。俺は君の両親のお陰で戦えてるんだな。そんでもってフェルトはホームシックにかかったか?」
「今日は命日、二人の?」
「何があった?」
「分からない。ただ死んだとしか…」
「ソレスタルビーイングのメンバーには守秘義務がある。俺も今のメンバーの過去を知っちゃいないが…そうか、両親の情報もか。両親の遺志を継いだんだな。君は強い、強い女の子だ。ニールだ」
「え?」
「俺の本名。ニール・ディランディ」
「あなたの名前?」
「あぁ、そうだ。出身はアイルランド、両親はテロで殺された」
「どうして?」
「教えてもらってばかりじゃ不公平だと思ってね」
「優しいね」
「女性限定でな」

「ロックオン…あ、失礼」
「誤解をするな」
数十万の通信素子を撒き、通信不能の場所を探してプトレマイオスを発見したセルゲイ。
接近に気付いた
スメラギはヴァーチェとキュリオスを陽動に出すことにする。
「陽動に乗り、陽動させてもらう」
陽動を見ぬいたセルゲイは一番~三番艦のMSを降ろした無人の輸送艦をヴァーチェとキュリオスの陽動に向けさせ、全部体でプトレマイオスを目指す。
その戦い方で、
スメラギは相手が、『ロシアの荒熊』セルゲイだと気付く。
足がつかえないキュリオスは固定し、砲台と化して応戦する。
格闘専用のエクシアと二機だけで、
アレルヤ達の合流まで持たせないといけなくなる。
無人の輸送艦をぶつけるセルゲイ。
初めての戦闘に恐慌を来す
クリスティナ。
「生き残る!!全員、生き残るの…」
「フェルト…」
「フェルトの言う通りよ。私達は生き残る、凌ぐのよ、何としてでも」
ロックオンの言葉を胸に、
フェルトが励ます。
セオリーを無視した遠距離攻撃ばかりの戦い方…。
スメラギはセルゲイの狙いがガンダム捕獲だと気付く。
《私の予測が外れたというの…?もう間違わないと決めたのに…》
プトレマイオスに急ぐ
アレルヤの前に、
ソーマ達にMS部隊の待ち伏せが…。
ソーマに過剰反応を示す
アレルヤ。
「あの機体は…あの機体は知っている。知っているぞ!!」
次回、「ガンダム鹵獲作戦」