MAGI☆の日記

2007/12/14(金)18:37

マリと子犬の物語

マリと子犬の物語を見てきました。 以下、あらすじというか、ネタバレ注意。 新潟県山古志村に代々暮らす石川家は役場職員である優一、息子の亮太、妹の彩、そして頑固な祖父・優造の四人家族。 亮太と彩の母親の幸子は既に亡くなっていたが、長岡で美容院を営む幸子の妹・冴子が時々やって来て、母親代わりに食事の世話などをしてくれていた。 ある日、亮太と彩はいつもの原っぱで『かわいがってください』と書かれたダンボール箱に捨てられていた子犬と出会う。 生憎、父は大の犬嫌いで家で飼うのは無理だと亮太に諭される彩だったが、いつまでも付いてくる子犬を見捨てることが出来なかった。 「こんなに小さいのにお父さんもお母さんもいなくて可哀想…」 小さな頃に母を亡くし、その声も人柄も覚えていない彩を日頃から不憫に思っていた亮太の発案で祖父を味方につけて、父に犬を飼うことを承諾させるのだった。 こうして、子犬はマリと名づけられ、石川家の新しい家族となった。 2004年、マリは成長し、三匹の子犬を産み、新しい家族の誕生に喜ぶ石川家。 亮太と彩、マリと活発な2匹とドン臭い1匹の子犬達は一緒に野原を駆け巡っていた。 しかし、幸せな時は束の間だった…。 10月23日土曜日17時56分、新潟県中越地震発生。 一瞬にして山は崩れ、地面は裂け、家々が崩れ落ちていく。 優一は仕事で山古志村を離れており、亮太は課外授業で学校に行っていた。 余震が続く中、避難所にもなっている亮太の学校には次第に村人達が避難してくる。 しかし、その中に彩と優造の姿はない。 家にいた彩と優造は倒壊した家屋の下敷きになっていたのだ。 彩を抱いて守っていた優造は人生の最期を覚悟するが、薄れゆく意識の中でマリの声が聞こえる。 子犬達を犬小屋へ集めたマリは瓦礫の中へ潜り込み、体中をきずらけけに師ながら彩と優造の元へ寄って来た。 元気付けるように体中を舐めるマリは必死に二人を倒壊した家から助け出そうと頑張るが、マリの力では大きな架の下敷きになった二人を助け出すことはできなかった。 マリは三匹の子犬の面倒を見ながら、彩と優造を励ますため、犬小屋と瓦礫の中を往復する。 山古志村は地すべりと山崩れで道路が切断され、完全に孤立していた。 そこに自衛隊の救助ヘリがやって来て、隊員をマリが倒壊した石川家へと導いたお陰で、彩と優造は救助される。 「マリ達も一緒だよね…?」 彩の願いは叶わず、人命優先のため、マリ達を救助ヘリに乗せることはできなかった。 「マリーーーー!!」 彩の叫び声を残してヘリは山古志村を後にする。 マリは彩達が乗ったヘリを走って追いかけながらいつまでも見送っていた――。 山古志村に取り残されたマリと三匹の子犬。 食べ物もない中、マリは必死に子ども達を危険から守っていた。 一方、長岡の避難所ではマリを助けられなかったことで胸を痛める亮太と彩の姿があった。 天候不順が続く山古志村に嵐が近づいてくることを聞き、マリ達の危険な状況を知った亮太と彩は自らマリと子犬達を助けに向かうことを決意する。 だが、足を怪我した彩は発熱までしてしまい、亮太は彩をおんぶして進む。 彩と亮太がいないことに気づいた優一は、彩と亮太を探しに出かける。 小屋の中にいた彩と亮太を見つけた優一は彩をおんぶして下山しようとするが、亮太がマリを探しに行くと言って聞かない。 優一は彩と亮太が大事で何があっても守ると言って、マリに会うことを諦めさせる。 避難所着き、薬を飲んで眠る彩と、優一と一緒に眠る亮太――。 マリと子犬達はマリが自分を犠牲にして子犬達を守っていた。 橋が崩れ、川に落ち手しまうマリと子犬達。 活発な二匹は河原へ上がっており、ドン臭い一匹の犬もマリが銜えて河原へと上がってくる…。 一時帰村が許されるが、一家族一人で二時間。 だが、自衛隊員が優一は村役場の職員としての付き添いなので彩も一緒にと誘われる。 優しい村人に代わりに帰村してもいいと言われた亮太も一緒に帰村する。 倒壊した家にマリと子犬達の姿はなく、彩はマリを拾った場所へ向かう。 そこは土砂崩れしている場所もあり、やはりマリと子犬達の姿はない。 もうダメかと思ったその時、マリの子犬達三匹が現れる。 子犬達を抱きしめる彩、亮太、優一。 しかし、マリは現れない。 だが、子犬達を必死に守ってボロボロになったマリがゆっくりと姿を現す。 マリを強く抱きしめる彩。 自衛隊のヘリに乗って、避難場所へ向かうマリと子犬達――。 2005年、春。 子犬達も大きくなり、マリと一緒に仮設住宅で暮らしていた。 いつか、山古志へ戻るその時を夢見て――。

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