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カテゴリ:機動戦士ガンダム00
機動戦士ガンダムOOの第13話を見ました。
![]() 第13話 聖者の帰還 『沈静化しましたが、都市部では未だテロによる攻撃が続いています。国民の皆さんは決して出歩かないで、家にいるようにして下さい』 『アザディスタン第1王女マリナ・イスマイールです。皆さん、どうか落ち着いて下さい。神に与えられし契約の地で国民同士で傷つけ合うことは決してあってはならないことです』 国連の軍派遣により、アザディスタン国内の保守派と改革派の対立は激化しつつあった。 マスードの行方は依然として知れず、建設中だった太陽光発電施設は何者かに破壊されてしまう。 『アザディスタン王国で、宗教的指導者マスード・ラフマディの誘拐に端を発する内紛が勃発した。その内紛が軍事クーデターにまで発展した段階でソレスタルビーイングはガンダムによる武力介入に踏み切る。戦術予報士スメラギ・李・ノリエガが不在の状況で刹那・F・セイエイとロックオン・ストラトスはアザディスタンの内紛を止めることができるのだろうか――』 「第3勢力?」 「あぁ、アザディスタン側の要請を受けたユニオン、そして武力介入を行った俺達の他に内戦を誘発している勢力がいる」 「その勢力がマスード・ラフマディを拉致したと?」 「俺の勝手な推測だが、ベーダだってその可能性を示唆してたんだろ?」 「その根拠は?」 「受信アンテナの建設現場で遠方からのミサイル攻撃があった。火力からしてMSを使用した可能性が高い」 「MSを運用する組織…一体何の為に?」 「分からんよ、だから刹那に調べに行かせた。この国で俺達は目立ちすぎるから」 偵察中の刹那は、破壊工作を行なった勢力を特定するため、廃墟となった発電施設跡地へ向かう。 そこには、かつて刹那と対峙したユニオンのエースパイロット・グラハムの姿があった。 彼もまた、テロリストの正体を調べるために現場を訪れていたのだ。 「PMCトラスト側の見解は?」 「モラリアの紛争時に紛失したものだって。何だい?」 「立ち聞きは良くないな、出てきたまえ」 仕方なく、両手を挙げながら姿を現す刹那。 「地元の子かな」 「どうかな」 「あの、僕、この辺りで戦闘があったって聞いて、それで…」 「なるほど、そういうことに興味を抱く年頃であるのは分からなくはないけど、この辺りはまだ危険だよ。早く立ち去った方がいい」 「はい、そうします。失礼します」 「少年、君はこの国の内紛をどう思う?」 「え?」 「この国の内紛をどう思うかな?」 「僕は…」 「客観的には考えられんか。なら、君はどちらを支持する?」 「支持はしません。どちらにも正義があると思うから。でも…この戦いで人は死んでいきます、たくさん死んでいきます…」 「同感だな。――この国に私達はお邪魔かな?」 「軍人がたくさん来たら被害が増えるし…」 「君だって戦っている。後ろに隠しているものは何かな?怖い顔だ。カタギリ、一昨日ここから受信アンテナを攻撃した機体はAEUの最新鋭機イナクトだったな?しかもその機体はモラリアのPMCから奪われたものらしい。撤退するぞ」 「グラハム、何故あんなことを?」 「さぁ、何故かな。口が滑ったとしか言いようがない」 《PMCのイナクト…まさか…!?》 刹那はイナクトに乗っていたサーシェスを思いだし、今度の一見も奴の仕業だと考える。 《何故だ!?何故今になって…!?》 かつてサーシェスの使っていたアジトにエクシアで向かう刹那。 サーシェスはマスードを先に逃がして刹那の乗るエクシアと戦う。 「パイロットはやっぱクルジスの…。この隠れ家が分かっても不思議じゃねえな!!まさかな、あん時のガキがガンダムに乗っていたとはな!!」 「あんたの戦いは終わってないのか!?クルジスは滅んだ!!あんたは、何故ここにいる!?あんたの神はどこにいる!?答えろ!!」 「そんな義理はねえな」 因縁の相手に戦う刹那だが、いまだ戦闘力では及ばず、ガンダムの性能でようやく勝利する。 予定通りだとして逃げるサーシェス。 しかし、マスードは刹那に連絡を受け待ち構えていたロックオン達によって確保される。 「その方を引き渡してもらおう」 やっと通信できたスメラギからミッションを受け取った留美。 「ラストミッション、確かに受け取りましたわ、スメラギさん」 「何という作戦だ!!本当にあのような指示を出したのですか!?一歩間違えればエクシアは…」 「これが一番確実な方法よ」 「僕はスメラギさんのプランに賛成だ。世界に見せ付ける必要があるのさ、ソレスタルビーイングの思いを」 そのミッションはマスードをエクシアで王宮まで届け、改革派と保守派を和平のテーブルにつかせるというものだった。 非武装で現れたエクシアは市民達や守備隊の攻撃を受けても王宮へと進む。 「今度こそ…今度こそ…ガンダムに――」 マスードを王宮に届けた刹那。 マリナは相手が刹那と悟り話しかける。 「刹那・F・セイエイ!!本当に…本当にあなたなの?」 「マリナ・イスマイール、これから次第だ。俺達がまた来るかどうかは」 「刹那…」 「…戦え、お前の信じる神のために――」 「刹那!!」 マスードによって内紛を起こしたのは別勢力だと公表される。 マリナとの協同声明で、内紛とテロ活動の停止が出されるも、アザディスタンでの内紛は終わらなかった。 「冷や冷やもんだぜ。けどよ、お嬢さん、これでこの問題が解決すんのか?」 「できないでしょうね。でも、人を争いを止める為に歩み寄ることが出来る、歩み寄ることが――」 次回、「決意の朝」 ![]() ![]() ![]()
Last updated
January 5, 2008 08:18:51 PM
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