シゴフミの第1話を見ました。


第1話 コクハク
「ねぇねぇ、知ってる?届くんだって」
「何が?」
「手紙だよ、死んだ人から」
「何それ、怖っ。死神が持ってくんの?郵便で~すって。判子下さいとか?」
「ホントなんだって、女の子が持ってくるって」
東京のとある街・かもめ市の一角にある廃ビルでロケットを作っていた
町屋翔太。
「俺、綾瀬のこと…」
明日奈の携帯が鳴り、父親の遺体が見つかったと連絡が入る。
「あ、綾瀬、俺…」
「警察の人が家まで送ってくれるって言うから…」
「そ、そう…」
「ごめんね…」
パトカーで家まで送ってもらう
明日奈を見送った
翔太。
翔太は教室で
明日奈にメールを送ろうか迷っていると、前の席の生徒が携帯のワンセグで
明日奈の父の殺されたニュースを見ていた。
廃ビルの屋上で湯気が大量に発生していて、
明日奈が来ているのかと慌てて入る
翔太の前に、手紙を配達に来たという少女・
フミカがいた。
「手紙を届けに来た。お前は綾瀬明日奈の恋人か?」
「こ、恋人!?で、で、でも…うぇ!?綾瀬が!?」
「違うの?」
「まぁ、何と言うか、その…俺と綾瀬は違う学校で…。違う学校だったんだけど、俺達はこのビルで出会ったんだ」
誰も高校生が作れるなんて信じなかったが、
翔太の実験の失敗に偶然出くわした
明日奈がロケットを見に来てくれるようになり、片想いしていた。
「邪魔したな、それじゃあ」
「待てよ、その手紙は綾瀬明日奈の恋人だったらどうしたんだよ?」
フミカは死んだ
明日奈の父からの手紙を持っていた。
「シゴフミ、死後の世界から届く手紙だ。だからシゴフミ。死んだ人間が最後に残したメッセージ、それがシゴフミ」
「アハハハ、馬鹿な。死んだ人間が手紙なんか書けるわけないだろ。身体もないのにイタコでもするのか?」
「あるよ、身体なら。死後の世界っていっても、段階があるの。Lv.4までは身体があるから字も書けるし、食事だってね…」
「杖が喋ってる…!?」
「さっきから喋ってる。喋るだけじゃないよ、ほら、立ってる」
「浮いてる…」
「立ってるの!!」
「カナカ黙って、ややこしくなる」
「だってイタコとか言ってるから…」
「業務規定に触れる。どうして規則を守れないかな、備品のクセに」
「また人を物扱いして!!」
明日奈に恋人がいないことを知り、宛先人不明の手紙を持って帰ろうとする
フミカ。
「待てよ!!その手紙、俺が受け取る」
「えぇ!?あのね、君話聞いてた?宛先は綾瀬明日奈の恋人なんだよ」
「聞いたよ。聞いてたけどいいのか?いいのか、その手紙が誰にも届かなくて。お父さんが伝えたかったこと、誰も受け取ってやらなくて。だから…だから、俺が恋人になる!!それなら文句ないだろ!!」
「おぉ、いいね。言うじゃん、やるねやるね。男の子、愛だね、青春だね、甘酸っぱいなvv」
遺言である手紙を受け取るために
翔太は
明日奈の恋人になろうと考え、ロケット打ち上げに成功すれば告白しようと決め、ロケットの完成に向けて準備を進める。
翔太は
フミカのいない時に、落ちていたシゴフミを見つける。
「まだかな、まだかな、いよいよ明日かな、告白タ~イム」
「悪趣味」
「何が、その気にさせたのフミカじゃん」
フミカは廃ビルの一室で、まだ使われてる様子のベッドを見つけ、何かのビジョンを見てしまう。
翔太は拾ったシゴフミを強く握って立っていた。
そこに駆けつけた
フミカ。
「翔太、読んだのか?」
「フミカ、何だよ、これ」
「シゴフミだ」
「んなこと聞いてんじゃない!!悪ふざけもいい加減にしろ!!綾瀬がお父さんを殺したなんて!!」
「え!?」
「自分を殺したのは娘の明日奈だって書いてある。しかも、わざわざ恋人に告発させようって」
「復讐ってこと…?」
「死は人を正直にする。優しさも憎しみも全て」
「ふざけんな!!死後の世界から手紙!?信じた俺が馬鹿だったよ!!」
シゴフミを信じない
翔太は
明日奈に会いにいく。
「綾瀬!!ロケット完成した」
「あ、凄い。やったね、翔太」
「うん、それでもしロケットがちゃんと飛んだら俺と付き合ってくれ!!俺と」
「ありがとう、翔太。でも。ごめん…違うの。私、生徒会長だっていうのも…」
そこに
フミカが現れる。
「来るな!!綾瀬はやってない。何がシゴフミだ、信じられるか!!そんなものより俺は綾瀬を信じる」
「シゴフミは絶対」
「五月蝿い!!綾瀬は俺のロケットを信じてくれた、だから俺も信じる。行こう、綾瀬。こんな奴の相手を…」
翔太の胸に
明日奈はナイフを突き刺してしまう。
「え!?」
翔太は血を流して倒れ、
フミカにナイフを手に近づいていく
明日奈。
「生きている人間は嘘をつく。弱い、怖い、醜い。死んでいる人間の方がよっぽど…」
フミカにナイフで斬りかかる
明日奈。
次回、「ロケット」
シゴフミ DVD一通目
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