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テーマ:アニメあれこれ(25375)
カテゴリ:BLOOD-C
破天荒遊戯の第2話を見ました。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 第2話 きずあとのきず 『仲間に恵まれてると思う?』 「ノーだな。何故、こんな奴らと行動してるのか自分でも分からない」 『現状に満足してる?』 「ノー。かといって、別に不満もないけどね」 『OK,ならば聞こう。人生はあいもかわらず「クソツマンナイ」かい?』 「ノーよ、ノー。このラゼルちゃんと一緒にいて退屈なんて絶対確実、百歩退いてもありえない。面白すぎて腸捩れろ、野郎共!!」 「って、手錠嵌められて言うことか?」 「ホントホント。俺は退屈とか平穏が欲しいな」 「というわけで、今回の破天荒遊戯は牢獄からお届けしま~す」 「あのな、毎度毎度毎度毎度こんなこと言いたかないんだけどな、いくらなんでも道案内役が迷子になるのはなしだろ」 「五月蝿いな、私の進む方向に目的地がないのが悪いんだもん。工事よ工事、こんな街都市計画からやり直しよ」 「お前は国王か」 「ふんだ。大体悪いの、ひーたんよ。今度は先に行っちゃうし、合流先の宿屋どこにあるのか分からないし」 「とはいえ、宿屋がある方向には見えないがな」 旅を続けるラゼルとアルゼイドは道に迷い、歓楽街へやって来てしまう。 二人が口喧嘩をしながら歩いていると、曲がり角から警察に追われた少年エルマーが飛び出してきた。 ラゼル達に助けを求める、彼の"父の仇を討ちたい"という言葉に引き止められるアルゼイド。 「どういうことだ?聞かせてみろ」 しかし、エルマーを追ってきた警官により、銃を向けられ囲まれた三人は牢獄へと捕えられてしまう。 「で、何か言うことは?少年」 「ごめんなさい。でも…誰かの助けがなきゃどうしようもなくて」 「敵討ち?」 《この言葉を聞くのは二人目だ。勿論一人目は…》 『ねぇ、アルゼイド。一人旅でしょ?だったら一緒にってどう?私、丁度今日旅に出たところなの』 『俺に子守をさせる気か?お断りだ』 《私を足手纏いだと言い切ったアルゼイド。そして話し始めた旅の目的》 『父親を殺した女を捜している。それが俺の旅の目的だ。殺された男はある意味においては父であり、ある意味においては全く俺と同じものだった。だから、これは俺自身の敵討ちでもある』 《それはまるでなぞなぞのような敵討ち。その答えは今も全く分からない。とはいえ、私が一緒に旅をしている理由はその答えが知りたいからじゃない。敵討ちなんて私に興味はない。それが彼のものでなくても同じことだ》 エルマーの父も捕まっていたが、大した罪でなかったのですぐに釈放されると聞いていたのに所長が処刑してしまったらしく、遺体すら返してくれない所長の乗っていた馬車に石を投げただけで捕まえて殺されることになったエルマー。 「いや、それはダメよダメ。そんなことしてタダで済むわけないでしょ。こんにちは、ラゼルちゃ~ん」 「ひーたん!?どうしてこんな所に」 「いや、それがさ、宿屋を探してたら三食付のいいヤツがあるって聞いてさ…」 「嘘ね」 「どうせスケベな店でボラれかけ、逆に相手を半殺しにして、そこを捕まったんだろう」 「嫌だ、人聞きの悪い。お金で女性を買うような真似しませんよ、俺は。全て自由恋愛ですから」 「美人局だったか…」 バロックヒートによると、ここの刑務所は入ると二度と出られないと有名らしく、刑務所を他の街では作りたがらないので大金を取って溢れた囚人達を引き受けているらしが、すぐに刑務所は満杯になってしまうので定期的に囚人達を始末して空き部屋を作っているらしい。 「手伝ってやろうか?討つんだろ、仇を」 手錠を簡単に引き千切るアルゼイド、魔法で簡単に手錠を壊すラゼル、刑務所の臭い飯を食べながら手錠を簡単に取るバロックヒート。 脱獄しようとするのだが、天井が下がってきたりなどの色々なトラップが発動するので、そのトラップを潜り抜けていく。 エルマーは父のブレスレットを見つけ、沢山の処刑された死体の中に父がいることを知るのだった。 「成程ね、父親の敵討ちってところが自分とダブったか?自分の痛みと真正面から向き合うよか、似たような他人の傷にチャチャ入れる方が楽チンですもんね」 「喧嘩を売ってるつもりなら買い取るが?」 「アハ、買う?もう買っちゃう?俺の喧嘩はお高いよ、アル坊の持ち合わせで足りるかな?」 「あー、もう喧嘩しないで馬鹿二人!!もう、いくら面白からってアルゼイドで遊ばないの、気持ちは分かるけど」 「えー」 「えーじゃありません!!アルゼイドも間違えないでね。私があんたに付き合ってるのは敵討ちなんていうくだんないことの為じゃないんだから」 そこにやって来た所長は囚人達に殺し合いをさせて、勝者を釈放させていると言い、ラゼル達にも戦わせようとする。 エルマーは所長に銃口を向けるが、アルゼイド達には看守達の銃が向けられている。 所長を撃てばアルゼイド達は殺されてしまうのだが、エルマーは自身の敵討ちを優先しようととする。 その時、ラゼルはエルマーへと銃を向ける。 「アンタと同じ敵討ち。アンタがそのハゲを撃った途端、二人とも殺されるわ。だから私も自分の仲間の恨みを晴らす」 「そんな…俺が殺したわけじゃないのに」 「一緒だわ。アンタの取った行動のせいで死ぬんだもの。私は私から大切な人を奪った全てを許さない。アンタを撃った後はここにいる全員もれなく血祭りよ。そして、きっとすぐ他の誰かに殺されるんだわ。他人を殺すっていうのはそういうことよ。永遠と続く悲しみを増やし続ける勇気がある?あなたの胸の痛みを私に、他の人達に押し付ける覚悟はある?」 「何だよ、それ!?こいつのせいで人がいっぱい死んでるのに」 「でも、ごめん、ごねんね…。もういない、知らない人の10個や100個、10000個より、私はあの人達の方がいい」 エルマーは所長を撃つ事を止め、ラゼルに泣きながら抱きつくのだった。 『死んだ人よりも今生きてる自分を大切にしてよ。そんなつまんなそうな目をしてないで笑いなさいよ・そっちの方がもっと素敵なんだから』 落ちてる銃を拾うとする所長の手を踏むバロックヒート。 「命拾いしたと思うなよ。さぁ、まさにこの場所で俺達の俺達の為の死より激しいボコリタイムが始まる予定です」 「乞うご期待」 囲んでいたはずの看守達は簡単に倒されており、所長の悲鳴が響くのだった…。 次回、「かくもささやかな子守唄」 ![]() ![]()
Last updated
January 14, 2008 11:04:03 AM
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