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カテゴリ:機動戦士ガンダム00
機動戦士ガンダムOOの第19話を見ました。
第19話 絆 撤収するスローネの前に今度は刹那が立ちはだかり、スローネ三機を紛争幇助対象と断定してエクシアで武力介入する。 「エクシア目標を駆逐する」 『テメー、何しやがる!?』 『私ら味方よ!!』 「違う。お前達が、その機体が、ガンダムであるものか!!」 『ちょっと、どうするの?ヨハン兄』 『聞こえるか、エクシアのパイロット。何故、行動を邪魔する!?我々は戦争根絶の為に…』 「違う、貴様はガンダムではない」 『錯乱したか?エクシア…。ミハエル、横転しろ』 『了解だぜ、兄貴』 刹那を嫌悪していたティエリアも彼に同調し、戦術フォーメーションを組んでスローネを追い詰めていく。 ヴァーチェの全身装甲を排除し、ナドレにさせたティエリア。 そのせいで期待の制御が上手く出来なくなるスローネ三機。 「何だ!?機体の制御が…」 「うわぁぁぁ!!」 機体の制御が出来なくなり、墜落していくスローネ三機。 「ヴェーダとリンクする機体を全て制御下に置く、これがガンダムナドレの真の能力。ティエリア・アーデにのみ与えられたガンダムマイスターへのトライアルシステム!!君達はガンダムマイスターに相応しくない。そうとも、万死に値する!!」 なぜかトライアルシステムが強制解除され、スローネ三機の機体の自由が戻ってしまう。 ティエリアはレベル7の領域のデータが一部改竄されていたことを思い出す。 「やはりヴェーダは…!?」 「またガンダム!?」 「デュナメスか」 そこにロックオンも駆けつけたことにより、トリニティのリーダー・ヨハンはついに逃走を決断するが、去り際に、ある衝撃的な事実を暴露する。 「逃げんのかい?」 『君は私達よりも先に戦うべき相手がいる。そうだろ?ロックオン・ストラトス。いや、ニール・ディランディ』 「ニール・ディランディ…」 「貴様、俺のデータを!?」 『ヴェーダを通じて閲覧させてもらった』 「…!?レベル7の情報を…!!」 『ロックオン、君がガンダムマイスターになってまで復讐を遂げたい者の一人は君のすぐ傍にいるぞ』 「何だと!?」 『クルジス共和国反政府ゲリラ組織KPSA、その構成員の中にソラン・イブラヒムがいた』 「…!?」 「あぁ!?誰だよ、そいつは!?」 『ソラン・イブラヒム…コードネーム、刹那・F・セイエイ』 「刹那だと!?」 『そうだ、彼は君の両親と妹を殺した組織の一員。君の敵と言うべき存在だ』 ユニオン、人革連、AEUの三巨大国家群に、謎の人物からある情報が提供される。 ルイスの病室に花を飾る沙慈。 「沙慈、日本に帰って。学校を休んじゃダメだよ。一緒にいてくれるのは嬉しいけど、でも、いつまでもいたらダメだよ」 「そんなことできないよ、ルイスを一人にして帰るなんて」 「沙慈の夢は宇宙で働くことでしょ?私のせいで沙慈の夢が叶わないのは嫌」 「でも…」 「今一緒にいても後で辛くなるよ。私はずっと引け目を感じて…沙慈は後悔し続ける…」 「そんなこと…」 「ねぇ、私の夢を沙慈に託してもいい?夢を叶えて、それが私の夢なの。だから、私の夢を叶えて、沙慈」 「ルイス…」 「約束よ」 沙慈とお別れしたルイス、ルイスの病室を後にする沙慈。 出逢いのシーンから今までの思い出を走馬灯のように蘇えらせる二人。 絹江はようやく手がかりを掴んだからと裏からラグナに迫っていく。 「本当なのか?刹那。お前はKPSAに所属していたのか?」 「あぁ」 「クルジス出身か?」 「あぁ」 《ゲリラ、少年兵…》 「ロックオン、トリニティが言っていたこと…」 「事実だよ。俺の両親と妹、KPSAの自爆テロに巻き込まれて死亡した。全ての始まりは太陽光発電計画に伴う世界規模での石油輸出規制が始まってからだ。化石燃料に頼って生きるのはもう止めにしようってな。だが、一番割を食うのは中東諸国だ。輸出規制で国の経済が傾き、国民は貧困に喘ぐ。貧しき者は神に縋り、神の代弁者の声に耳を傾ける。富や権力を求める浅ましい人間の声をな。そんでもって、二十年以上にも及ぶ太陽光発電紛争の出来あがりってワケだ。神の土地に住む者達の聖戦、自分勝手な理屈だ。勿論、一方的に石油輸出規制を決議した国連もそうだ。だが、神や宗教が悪いわけじゃない。太陽光発電システムだってそうだ。けどな、どうしてもその中で世界は歪む。それくらい分かってる、お前がKPSAに利用されていたことも、望まない戦いを続けていたこともな。だが、その歪みに巻き込まれ、俺は家族を失った。失ったんだよ」 「だからマイスターになることを受け入れたのか?」 「あぁ、そうだ。矛盾してることも分かってる。俺のしてることはテロと同じだ。暴力の連鎖を断ち切らず、戦う方を選んだ。だが、それはあんな悲劇を二度と起こさない為にもこの世界を根本的に変える必要があるからだ。世界の抑止力となり得る圧倒的な力があれば」 「ガンダム…」 「人を殺め続けた罰は世界を変えてから受ける。だが、その前にやることがある。刹那、俺は無償にお前を狙い撃ちたい。家族の仇を討たせろ、恨みを晴らさせろ」 刹那に銃を向けるロックオン。 「俺は神を信じていた…信じ込まされていた」 「だから俺は悪くないってか?」 「この世界に神はいない。この世界に神はいない」 「答えになってねえぞ!!」 「神を信じ、神をいないことを知った。あの男がそうした」 「あの男…?」 「KPSAのリーダー、アリー・アル・サーシェス。奴はモラリアでPMCに所属していた」 「民間軍事会社に!?」 「ゲリラの次は傭兵か!?ただの戦争中毒じゃねえか」 「モラリアの戦場で俺は…奴と出会った」 「そうか、あの時コクピットから降りたのは…」 「奴の存在を確かめたかった、奴の神がどこにいるのか知りたかった。もし、奴の中に神がいないとしたら、俺は今まで…」 「刹那、これだけは聞かせろ。お前はエクシアで何をする?」 「戦争の混雑」 「俺が撃てばできなくなる」 「構わない、代わりにお前がやってくれれば、この歪んだ世界を変えてくれ。だが生きているんなら俺は戦う、ソラン・イブラヒムとしてでもなく、ソレスタルビーイングのマイスター、刹那・F・セイエイとして」 「ガンダムに乗ってか?」 「そうだ、俺がガンダムだ」 「アホらしくて、撃つ気にもなんねえ。全くお前はとんでもねえガンダムバカだ」 「ありがとう、最高の褒め言葉だ」 次回、「変革の刃」 機動戦士ガンダム00 DVDvol.3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2008 09:52:42 PM
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