レンタルマギカの第20話を見ました。


第20話 鬼の祭り
いつきのパスを辿り、
香の居場所がバレ、祭が始まってしまうのだった。
出現した鬼が
香を捕まえてしまい、
辰巳が助けに飛び出すが、連れ去られてしまう…。
「まんまとハメられましたね」
「社長が猫屋敷さんと接触するのを見越して罠を仕掛けたんや。私が気づいていれば…」
「穂波さんが気づいたら気づいたで、別の方法を使ったでしょう。相手は老獪な葛城家の当主ですから」
香をまた助けられなかったと自己嫌悪に陥っている
辰巳と、
みかんを助けたいと思っている
いつき達は協力することにする。
三年前の祭では
香が乱入したせいで、
みかんの母である桔梗が鬼に殺されて祭は失敗してしまったのだ。
香の守り人だった
辰巳は責任を取らされ謹慎していた。
逃げ出した鬼をようやく捕らえる鈴香は
香が鬼に取り込まれたまま儀式を強行する。
「…ぅ…」
「お姉ちゃん…?」
「みかん、なのか…?わらわが隠れていれば祭は始まらないと思っていた、すまん…」
「お姉ちゃんのせいじゃないよ」
「それでも…すまん。三年前、母さんが死んだ。あの時、わらわが祭に潜り込まなければ、みかんがこんな目に遭うことなどなかったのじゃ。みかんを人柱にした責任はわらわにあるのじゃ」
「私は本当にこれでいいんだ。お姉ちゃんの代用品と言われていた私が初めて役に立つんだ」
「みかんは代用品…そんなわけあるか!!」
「お姉ちゃん…。最後にお姉ちゃんと話せてよかった」
「…ぅ…っ…。行くな、わらわの妹を傷つけるな」
鬼が暴走し、白拍子の鬼も食らい強大化してしまい、このまま霊脈を壊されてこの土地も人の住めない土地になってしまうようだ。
もう葛城家ではどうにもできないと祭を放棄を決める鈴香。
「勝手に祭を初めて、勝手に放り出すんですか」
「黙れ、これだけは覚えとくがいい。葛城家が恨みを引き受けるからこそ、この土地が生きてこられたのだ」
「でも…」
「あれは放っとくん!?」
「こうなったら葛城家でもどうにもならん。協会の力を借りるよりほかない。厳しい処罰も免れないがな」
「私は…私はこの祭を最後までやるつもり。恨みとか鬼とか放っといたままに出来ないもん!!」
「お前に何が出来る?」
「…!?分からない…でもやってみる」
「よし、やろう。アストラルのみかんちゃんがやるってことは同じ社員の僕達もやるってことだよ」
「お兄ちゃん社長…」
「それに、葛城家とはレンタルマギカの契約中だしね」
「そうや、鬼退治の途中やった。あいつを倒さんと報酬も貰えへん」
「相手は鬼の中の鬼。これはAランク、いや特Aランクの料金ですね」
「フン、できるのならいくらでも払ってやる」
「その言葉、お忘れなく」
香も協力し、
みかんと一緒に鬼の力を鎮め、
いつきが妖精眼を発動させ、
穂波のケルト魔術が鬼を縛る。
しかし、角の残っている鬼を封じるのは厳しい…。
「角が残ってやがる」
「鬼の角は生命の源、それが残ってるなんて厄介なことです」
その時、
アディリシアが現れ、鬼の角を切断してくれる。
「大丈夫ですか?」
鬼の角が切断されたことで鬼の力は弱まったお陰でさっきは失敗したものの、
みかんと
香が鬼を鎮めることができ、儀式は完了する。
「辰巳!!」
「香…」
香を抱きしめる
辰巳。
鈴香は貧弱すぎる
みかんの魔法を封じる為に人柱にしようとしていた。
「違うと思う。みかんちゃんの人生はあなたが勝手に決めるのは番うと思う」
「おばあちゃん…私は、私のことは自分で決められるよ。だから私はアストラルに帰るんだ、皆と」
「そうか。伊庭殿、みかんを宜しくお願いします」
「勿論、僕らの大切な仲間ですから」
次回、「白と黒のドレス」
レンタルマギカ アストラルグリモア 第4巻