レンタルマギカの第22話を見ました。
第22話 眠れる街
「やはり…おそらくは今夜中にも街は変わる。此度はさせぬでござるよ」
ラーメンを食べる
いつきと
アディリシア。
「食事が美味しいかどうかは誰と食べるかで決まるんですわ。…ここでしたわね、いつきと最初に出会ったのは」
なぜ
穂波ほどの魔法使いがアストラルに来たのか疑問に思う
いつき。
何かに急かされるように魔法を覚えていった
穂波のことを知る
アディリシアは一度途絶えたケルト魔術を復活させるまでの努力をした
穂波の頑張る理由をいつか知りなさいと
いつきに言う。
「すみませ~ん、誰か助けて下さ~い」
いつきはその時、金髪の青年
フィン・クルーダと出会う。
いつきは木から降りられない
猫屋敷の猫・玄武を助けてくれたのだが、彼自身も降りられなくなったようです。
「すみません、何かお邪魔しちゃったようで」
「別にお邪魔だなんて…」
玄武を助けてくれたお礼に、彼をアストラルへ招待するが、
フィンの姿を見た
穂波は知り合いのようだった。
「フィン!?」
「久しぶりだね、穂波」
「何でココにいるん?」
「穂波の知り合いなの?」
「え、知り合いっていうか何ていうか…先輩。私のケルト魔術の修行に付き合ってくれた人」
フィンは協会からの使いで来たらしく、
いつきが禁忌を犯してると疑いをかけられているというのだ。
「あくまで嫌疑がかかってるっていう話です。だから監視役として僕も差し向けられたんだ」
協会からの話だと、アストラルは重大な秘密を隠していると聞かされている
フィンはその秘密が
いつきの禁忌と関係があるらしいと話す。
穂波がケルト魔術のフィールドワークをしてる時に出会ったのが
フィンで、宿り木を持って寝ていたというなかなかの変わり者らしい。
いつきは
フィンの後を追って魔法使いの話を訊く。
「魔法使いは異端にして異形。その異端を極め、真理の王とならん者。先んずる者あれば知識を奪い、追いかけてくる者には無慈悲に剣を振るう。そういう考え方もある。魔法使いである限り、異端であることは避けられません。でも、それ以上に君は大変でしょうね。妖精眼という現象は他人を深い場所で認識します。それは幸福なこととはいえないでしょう。ましてや、魔法使いと普通の人との間で生きようとするなら尚更です。尊芽は異端も異形もハッキリ映し出す。君の目に惹かれて集まるものにはより破綻したものが多いでしょう。でも、だからといって君がそうならなきゃならないわけじゃない。いつきくんはどういう社長になりたいんですか?」
「え、どういう…?偉そうなこと言って、まだどっかで尻込みしてる。格好悪いな…」
「ここはいい街ですね。風も水も人の流れも滞っていない。…街が自分の力で生きている。先代の社長、伊庭司さんがここにアストラルを構えたのも分かります。こういう街にアストラルを構えるということはそういう風に生きたいということですよ」
「生きたいですか?」
「えぇ、周りに流されることがなく、自分の形で自分の生き方を模索していこうということです。だから、いつきくん、自信を持って社長と名乗りなさい。強くおなりなさい」
突然、視力に異常をきたす
いつき。
二人の会話を聞いていた
穂波のことを気づいていた
フィン。
「いつきくんは昔、この街で一体何を見たんだい?彼の目には隠しようもない穢れが潜んでいる。それはこの街の秘密を見てしまったからじゃないか?気がつかなかった?この街の違和感。いつきくんがアストラルの社長になって以来、ゆっくりとこの街のどこかでそれは進行していたんだよ。おそらくはいつきくんの妖精眼が使われる度にね」
「それが協会の言う禁忌なん!?」
「でもね、もしかするとそれを逆手にとっていつきくんの目を治せるかもしれない」
「いっちゃんの目が…いっちゃんの目を治せる…?」
「いつきくんは何を見たんだ?教えて、穂波」
「あれは…竜の卵や。いっちゃんはあの日、この街に眠っていた竜の欠片を見たんや」
猫屋敷は
みかんと
まなみに竜のことを話す。
一人で帰る
いつきは竜に襲われるが、駆けつけた
隻蓮に助けられる。
「大丈夫でおざるか?」
「何とか…。けど、右目がちょっと…」
「その眼帯!?」
眼帯の全ての機能が破壊されており、数珠で代用する
隻蓮。
「あの眼帯では何の封印にもならぬでござる」
「街全体が眠りについています」
「お父様は何故、この街を選んだのかしら…?」
「お嬢様は禁忌に近しいものがこの街に存在するとお思いなのですか?」
「えぇ、アストラルがここを選んだ理由もそうだとしたら…。まさか、いつき…!?ダフネ、今夜は屋敷を任せます」
穂波は
いつきの眼が治ると、
フィンの言いなりに竜を探し始める。
次回、「取り替え児(チェンジリング)」
レンタルマギカ アストラルグリモア 第5巻(初回生産限定)