機動戦士ガンダム00の第23話を見ました。



第23話 世界を止めて
「俺は、託された…」
「ヨハンにぃ…ミハにぃ…あたし、あたし…」
「ガンダムに搭載されているこの機能は?」
「データに該当するものはありません。GNドライブのブラックボックスに予め組み込まれていたものでしょう。それと、ヴェーダ内にあったマイスター達のデータが完全に消去されたようです」
「イオリア・シュヘンブルグは私の計画変更すら予測していたというのか!?神を気取る不遜な理想主義者にこれ以上踊らされた堪るものか!!」
ラグランジュ1 資源衛星群
3機のスローネのうちの1機“スローネツヴァイ”を入手した
サーシェスはあまりに強く、
刹那は容易く翻弄される。
戦いの中、
刹那達4人の“ガンダムマイスター”は新たな切り札を手に入れるが、代わりに彼らが失ったものは得たものよりも遥かに大きかった。
刹那は輸送艦プトレマイオスと合流すべく、再び宇宙に戻る。
「機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面解放し、一定時間スペックの三倍に相当する出力を得る…」
「オリジナルの太陽炉のみに与えられた機能」
「トランザムシステム…」
「イオリアの爺さんも大そうな置き土産を残してくれたもんだ」
「でも、トランザムを使用した後は機体性能が極端に落ちる。まさに諸刃の…」
国連軍の艦隊がプトレマイオスに向けて進攻中であり、ソレスタルビーイング、ユニオン、人革連、AEU…全ての陣営に属する戦士達が最後の決戦を前に決意を新たにしていた。
スローネツヴァイを手にした
サーシェスも加わり、国連軍はプトレマイオスを目指していた。
怪我をしている
ロックオンを出撃させないように閉じ込める
ティエリア。
「少し強引じゃないか?」
「口で言って聞くタイプじゃない。私は前回の戦闘で彼に救われた。だから、今度は私が彼を守る」
擬似太陽炉搭載のGN-X部隊に苦戦を強いられるマイスター達。
新装備で機動性の上がったキュリオスで圧倒する
アレルヤだが、
ティエリアはスローネの襲撃に遭い、あっさりピンチに陥ってしまう。
アレルヤの元へは
ソーマに
セルゲイが登場し、脳量思波で苦しむ
アレルヤ。
『脳量思波は俺が遮断してやったぜ』
「ハレルヤ…」
『ぶっ殺せよ、アレルヤ!!』
トランザムを発動した
アレルヤには対応できない国連軍。
トランザムの活動時間も限界に近づいてきたところで、何とか撤退してくれる。
怪我をおして
ロックオンも出撃するが、その前にサージェスが現れ邪魔をされる。
「あれはスローネ…アリー・アル・サーシェスか!!」
感情を露わにして戦う
ロックオンはハワードの仇とダリルが割り込むのを叩く。
「右側が見えてねえじゃねえか!!」
だが、そのせいで右眼が見えてないのを見破られ、
サーシェスの攻撃でデュナメスが大破してしまう。
ロックオンはデュナメスの太陽炉をハロに託す。
「心配すんな、生きて帰るさ」
『ロックオン、ロックオン、ロックオン…』
「太陽炉を頼むぜ。あばよ、相棒…」
GNアームズを生身で操作して
サーシェスを狙う。
狙い打った最後の一撃はスローネをかすめるが、反撃のビームがGNアームズを撃破してしまい、宇宙に投げ出された
ロックオン。
『父さん…母さん…エイミー…。分かってるさ、こんなことをしても変えられないかもしれないって…元には戻らないって…』
遠く宇宙に浮かぶ地球を見つめ問う
ロックオン。
『刹那…答えは出たのかよ?よぉ、お前ら満足か?こんな世界で。俺は嫌だね…』
ようやく到着した
刹那が
ロックオンの救出に向かうが、GNアームズが爆発してしまう。
「ロックオォォォォン!!」
爆光の中に
ロックオンは消えたのだった――。
ハロだけの乗ったデュナメスがプトレマイオスに帰還し、『ロックオン』と言い続けるハロにロックオンが死んだことを理解する。
「
まさか…!?」
「
そんな…」
「
嘘だ…ぅ…」
「
…ぅ…」
「
…っ…ぅ…」
そして、
刹那の悲痛な叫びが、宇宙に響く――。
次回、「終わりなき詩」
機動先生ガンダム00 vol.5