MAGI☆の日記

2008/06/28(土)08:22

あまつき 第十三夜「高嶺颪の虎落笛」

世界一初恋 ・BL(93)

あまつきの最終話を見ました。 第十三夜 高嶺颪の虎落笛 ――今様はただ主を愛おしく想っていただけで…その純粋で深い愛情が人への強い悪意に。そこまで追い詰めたのは俺達人間。自分じゃどうすることもできなくて、苦しくて、怒りをぶつけるしかなくて、人を恨むしかなかったんだ。俺が望んだことが招いた結果なら、これはきっと俺の責任なんだ。人を救ったから、妖だけが犠牲になるなんてそんなこと、こんなに救いのないものが俺の望んだ形…違う!!俺の望んだものは…!! 露草が鴇時を助けると、鴇時は瘴気に当てられ気絶していたものの、キツネ1匹を助け出していた。 「このキツネ…今様なのか…?」 「ハハハ、とんだ力技だ。何の解決にもなっていないが、情意は伝わるか。…役者は揃えた、喜劇となるか、悲劇となるか…どちらにせよ、鍵を握るのはやはり白紙の者だ」 黒鳶は、鴇時が梵天ら天座と仲が良いのを怪しむ。 「別に仲良くは…」 「じゃあ、今山内さんを呼んできて、天座の連中の中にいた左腕の刺青の男を捕縛させても構わねえと…?」 「それは…やめて下さい。あの、危ないところを助けてくれた恩人ですし」 「六合さん、言わせてもらいやすが、あんたがそっちに行くってんなら、うちらはまずあんたから狙うぜ」 鴇時は黒鳶に妖側から人側に戻ってくるよう忠告され、その話を立ち聞きしてしまう朽葉。 一方、神社で意識を失っていた紺が目を覚ますと、銀朱が何かの儀式を始めようとしていた。 それは帝天を呼び出す儀式だった…。 鴇時は露草が人の姿を保つ力が尽き、妖の姿になっているのを見て悲鳴をあげるのだった。 キツネの姿になった今様は鴇時に懐いていた。 そこに沙門と中村屋がやって来て、中村屋は今様に神木の丸太で作った木彫りをプレゼントすると、木彫りを持って部屋を出ていく。 この丸太が、中村屋を炎から守ってくれて、一命を取り留めていた。 ――笑えるはずがなかった、寧ろ、そうであればいいと思った。人と妖はたくさんすれ違って、分かり合えなくて辛いことばかり 鴇時は、主がキツネを連れて行く姿が見えるのだった。 ――たった一つでも、か細くつながった縁が誰かの力になるなら…ただ夢物語だと笑われても俺はそんな夢を選びたいんだ 沙門に梵天達を紹介する鴇時。 「俺自身は妖を敵だとは思っちゃいないんだ。だが、妖と人、それぞれの暮らしにお互いの存在がちと邪魔なのは本当のことだ。互いに多くは妥協できないから、完全な支配か排除でしか事を治められないと思い込んでいる。だがな、上手く折り合いさえつけられりゃ、鴇とこいつらのように助け合えるはずなんだ」 「ですよね」 梵天は”天”について教え、天から支配権を奪おうとしていた。 その頃、帝天を呼び出した銀主だったが、帝天に貫かれ、消滅してしまう。 白い蝶の姿になった銀朱は紺に遠くに逃げろと告げる。 ――鴇… 「何故人と妖は争うのか、そもそも妖と人はどう違うのか、天とは何のか。姫は天網と帝天、つまりはこの世の破壊を望む。俺はこの世を保ちながら、君を帝天にしたいのさ」 『『実』とは何ぞや?『死』とは何ぞや?『生』とは、何ぞや?』  

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