セキレイの第1話を見ました。
第壱羽 セキレイ
日本国 首都・新東帝都
―2020年―
『佐橋皆人、19歳。二度目の桜、散る…』
｢ごめん、母ちゃん。今年もダメだった｣
『え!?あんた、どうすんの!?こっち帰ってくんの？』
｢ごめん、ちょっと考えさせて｣
憧れの都会に上京したものの、大学受験に二度も失敗した冴えない浪人生・
佐橋皆人は、やりたい事も無く、親しい友人もおらず、ましてや彼女なんているわけもない、いわゆるヘタレだった。
２浪が決定し、厳しい現実に落ち込みながら帰路に付く皆人
皆人の前に突然、空から謎の美少女・
結が降ってきた。
｢逃げたって無駄よ｣
｢私達と戦いなさい｣
｢私はまだ戦いません!!｣
結を狙ってくる双子・
響と
光との戦いに巻き込まれてしまうった
皆人は、
結と一緒に逃げ、行き先もない
結をアパートに泊めてあげるのだった。
｢皆人さんみたいな人が私の葦牙だったらいいのな…｣
｢葦牙？｣
｢はい。ずーっと探してるんです。まだ見ぬ大切なお方。私達はそれぞれの葦牙様のために生まれてきました｣
翌日、
結はまた空腹を訴え、
皆人はファミレスに出かけるのだった。
その帰り、
響と
光に出くわしてしまう。
｢男と一緒だから、羽化しちゃったのかと思ったけど｣
｢まだみたいだったね、ラッキー｣
皆人が
結を体を張って守っていると、体が熱いと言い出した
結はいきなり
皆人にキスをする。
そして、力に覚醒した
結は、超人的戦闘力で
響と
光を退けるのだった。
アパートに帰ると、突然ＴＶが映り、M・B・I社長が画面に現れ、『鶺鴒計画』について説明してくれるが、否応なく守秘義務が発生してしまう。
『鶺鴒計画』は2020年にM・B・I社長・
御中広人が発動させた極秘のプロジェクトで、108羽のセキレイを帝都に放ち、選ばれし葦牙と共に最後の1羽までバトルロイヤル方式で闘わせるというものだった。
困惑する
皆人だったが、部屋に
結がいることがバレてしまい、アパートを追い出されるのだった。
部屋探しするも、なかなか見つからず、雨まで降り始めてしまう。
｢俺じゃ駄目だよ、俺なんて…何の取り柄もなくて、大学に二回落ちて、葦牙なんて特別なものには俺、なれる人間じゃないよ｣
｢今夜はきれいな月が出ているはずなんですよね。私、皆人さんが好きです。皆人さんは皆人さんなだけで特別なんです。私の特別な人なんです｣
皆人にキスした
結は
皆人を抱いて、空へと飛翔するのだった。
次回、「新屋ノ扉」
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