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テーマ:アニメあれこれ(25342)
カテゴリ:中二病でも恋がしたい!
CLANNAD -クラナド-のもうひとつの世界 智代編を見ました。
![]() もうひとつの世界 智代編 部活もせず毎日をぐうたらに過ごしている岡崎朋也は進学校の中では浮いた存在で不良扱いされていた。 ![]() そんな朋也を毎朝起こしに来る一人の生徒・坂上智代。 「起きろ、朋也」 「んん…腹が痛いから休む」 「週に何度腹痛になるんだ、お前は」 「わざわざ来なくていいって言ってるだろ」 「放っておくわけにはいかない。私はお前の彼女なんだから」 「別れよう」 「冗談でもそんなこと言わないでくれ。本気で悲しくなるじゃないか」 ![]() 「そんな顔するなよ、悪かった。ほら、今日は生徒会長選挙の日だろ?元気出していこうぜ」 「そうだな、笑顔で行こう」 ある朝、いつものように智代が朋也を起こしに来た日は、生徒会長選挙当日だった。 ――俺と智代が付き合い始めて一ヶ月、これといったきっかけがあったわけではない。遅刻して、授業サボって、街をぶらつく、そんな毎日の中、智代と知り合い、いつの間にか親しくなり、気が付いたら恋人同士になっていた 智代が生徒会長に当選したことが校内放送で放送される。 「これで終わりじゃないだろ?お前のゴールは桜並木を残すことなんだ」 「分かってる。朋也、これからも私のそばにいてくれるか?」 「当たり前だろ」 選挙で念願の生徒会長に選ばれた智代と不良という悪いイメージがあった朋也が一緒にいたことで校内では噂の的だった。 だが、生徒会長になった智代は生徒会の仕事で朋也と過ごす自由時間というものが段々となくなっていった。 「そんな顔するなって。学園祭が終われば智代ちゃんも少しは暇ができるだろ。また3人でつるめるさ」 「だといいがな」 「ま、僕としちゃ彼女の顔を見ないで済む方が嬉しいけど」 学園祭が終われば、桜並木を残す運動を始める智代は今以上に忙しくなると、パトロールを抜け出してきて朋也に話すのだった。 「だから…」 ![]() 「坂上、捜してたんだ。同窓会の会長達が挨拶に来てる。すぐ戻ってくれ」 ソフトクリームを一緒に食べる時間を貰えなった智代は仕方なく戻っていく。 「あんた、岡崎朋也だろ?」 「2年のくせにため口かよ」 「あんた、自分が有名人だって気づいてるか?」 「不良のろくでなしだからだろ?」 「坂上智代の彼氏だからだ。前からあんたに言いたかったんだ、彼女に纏わりつくのはやめろ」 「何だ、やきもちかよ」 ![]() 「ハハハ、違うね、興味があるっていうのかな。彼女が高見に登っていく人間だからだよ。彼女は真面目だし、努力家だ。これからもっと上を目指せる…そういう類の人間なんだよ。あんたが足を引っ張っている…みんなそう思ってるよ」 「お前…!!喧嘩売ってんのか!?」 「あんたも、あんたも分かってんだろ?自分は彼女に何もしてやれないって。もう行くよ、坂上の手伝いをしてやらなきゃいけないからな」 朝、智代が朋也を起こしに来ているのだが、朝彼氏の家から一緒に家を出てくるのを見た者がいるということが桜並木を残す運動に支援を協力してもらうOBの耳に入り、生徒会長が問題を起こせば運動に支障が出ると生徒会の2年の男子から言われてしまう朋也。 「なぁ、あんた分かってるのか?自分がどういう人間と付き合ってるのか、自分がどういう人間なのか」 朋也は自分から話を切り出し、智代と別れる。 ![]() 「智代、俺の想いは恋じゃなかったんだよ。俺は勝手な奴なんだよ。智代、沢山の期待に応えろ。それで俺ってスゲー奴と付き合っていたんだって思わせてくれ」 「…分かった…約束する。こんな、こんな女と付き合ってくれてありがとう…。元気で」 「あぁ」 ![]() 智代と別れた朋也は自分で早起きし、授業をサボらず、勉学に励んでいた。 時は過ぎ、春原も就職活動のために髪を黒く染め、朋也もやっと就職口を見つける。 ![]() ――やっと見つけた就職口は結局この街の中だった。せめて駅一つは越えたかったのにな そして、卒業式を終えた朋也は二次会に出なかった。 雪道を一人歩く朋也の前に智代が立っていた。 ![]() 「元気だったか?」 「あぁ、どうした?」 「待ってたんだ、報告しようと思って」 「何を?」 「ここにある桜は切られない。やっとそれが決まった。長かった…譲れない目標だった。それがようやく実現した」 「夢を叶えたんだな」 「でも、その代わりに失ったものもある。好きな人と一緒にいられるはずだった何ヶ月かの時間だ。私はお前が好きだ。今でも前よりずっと好きになった」 「もうずっと話もしてないじゃないか」 「そうだな。でも見てた、ずっと見てた。私がいなくてもお前はちゃんとやってた。遅刻しないで授業に出て、毎日少しずつ頑張ってた」 「弁当は無理だったけどな。就職活動もそれなりに頑張った。やっぱり内申悪くてさ、はねられまくった。けど、やっと最近決まったんだ。小さい事務所だよ、リサイクルショップの。まぁ、場所はそこそこ近いな。なんせ、この街の中だから通勤は楽かな。それだけだよ」 「なぁ…俺、お前とどんな話してた?どんな風に話、笑ってた?お前と俺は一緒に進めないよ。お前も来年には卒業だ。きっとこの街を離れて遠くへ行く、ずっと遠くにいけるんだよ。でも俺は違う、ずっとこの街の中だよ。ずっと同じ場所にいるんだ、そうい言う人間なんだよ」 「なら、私がお前の側へ行く。そこへ行く」 「何で…お前はもっといい所に行けるんだぞ。いい大学へ行って、たくさん出会いがあって、期待されて…それに応えて…もっと高い場所があるんだぞ、俺の側なんかよりずっとっ!!」 「なんかだなんて言うな。私が選んだん名だ、先生の評価やテストの評価で来た高い場所よりも私にとっては大きな価値がある。だから…朋也の側へ行く。全力でそこへ行く!!」 「行くよ…ちょっと遅れたけど…俺もお前の所へ」 ![]() ![]() ![]() ![]() http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-1061.html
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July 20, 2008 09:44:44 PM
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