夏目友人帳の第6話を見ました。





第6話 水底の燕
「ありゃりゃ、完全に干上がってるわ」
「今年は空梅雨だったからな」

「こりゃ釣りは無理か?」
「凄いな、見ろ、夏目」
「あぁ、ダムに沈んでた村が…」
「双葉村だよ」
釣りをしようとクラスメイトとダム湖にやってきた
夏目は、湖面から水没した村が顔をのぞかせているのを見つける。

その瞬間、ある妖怪に取りつかれ、そのまま意識を失ってしまう。
夏目にとり憑いたその妖怪は、村が再び水底に沈む前に、遠くから一目だけでも会いたい人間がいるという。
「友人帳絡みではないのか」
「ですから夏目様、しばらくの間、ご厄介になります」
「断る」
「お前には頼んでない、古狸は黙っていろ」
北本の父親がその双葉村の出身ということで、燕が捜している谷尾崎を捜してもらう。
下校途中、
夏目は燕にに手を繋いでも良いかと言われ、手をつなぐ。
「夏目様はお優しい、そんなだからつけ入れられるんですよ」
「お前が言うな。冷たい手だな」
「はい」
――いや、そうじゃない。冷たくて気持ちがいいって言いたかったんだ
「夏目、迎えに来てやったぞ。何やってるんだ、お前らは。ガキか?」
「五月蝿い」
燕は雛鳥の時に巣から落ちてしまったが、ある人間が巣に戻してくれた。
けれど、人間の匂いが付いてしまったことで親鳥達は雛鳥達を捨てていってしまったらしい。
そのため、兄弟達が亡くなっていき最後に生き残った燕は悲しくて鬼になってしまったのだという。
ところがある日、そんな燕に毎日餌を置いていく人間が現れたのだった。
夏目は
北本から谷尾崎の住所を教えてもらい、急いで向かう。
そして、ようやく谷尾崎を見つけ、一生懸命話す燕だったが、谷尾崎には見えていなかった。
燕は村に帰ると言い出すが、
夏目は村が沈むまで時間はあると告げる。
力が弱まっていく燕は姿を保てる時間も短くなっていっていた。
双葉の祭りで、一晩だけ人間の姿になれる浴衣がもらえるという話を垂申から聞いた
夏目は参加する。
「どこへ行く?夏目」
「ニャンコ先生、双葉祭り」
「何だと!?あんな祭りに行ったらお前など喰われちまうぞ、夏目」
「情が移ったからさ。友人のために動いて何が悪い?」
「馬鹿め、馬鹿ったれめ、これだからガキは好かんのだ」

浴衣争奪戦に参加した
夏目は
ニャンコ先生の助けもあって、浴衣をゲットし、浴衣を燕に渡し、谷尾崎は町内会の祭りに参加していると伝える。
「燕、人を嫌いにならないでくれてありがとう」
「優しいものは好きです、温かいものも好きです。だから人が好きです!!夏目様、ありがとう、ありがとう」
夜更けから雨が降り出し、村が再び水底へ沈んでしまう。
「まったく夏目、お前には振り回されるな」
「でも、先生は最後まで傍にいてくれるんだろ?」

「ん?そりゃ喰ってもいいってことか?」
「先生もいつか俺に情が移るかな?」
「お前の方はどうなんだ?」
夏目は谷尾崎に青い浴衣の女の子を見たか確認をすると、谷尾崎にも見えていたようで一緒に撮った写真を見せてもらうのだった。
次回、「子狐のぼうし」

夏目友人帳DVDvol.1 [CD付限定版]
http://kumix.arekao.jp/entry-6d8c99939529d655882114301029aa26.html